菊水通信

2021年01月08日

|日文研EYE|もうヒトツの菊水 皇室下賜品 御酒頂戴と恩賜煙草 

カルチャー

新年のTVニュースの定番といえば皇室の新年一般参賀の様子でしょうか。毎年1月2日、皇居において天皇皇后両陛下が国民から祝賀をお受けになる新年一般参賀、令和2年は68,710もの人が祝賀に参加したとのことですが、令和3年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、一般参賀は行わないこととなりました。また皇居などで除草,清掃,庭園作業などを行うボランティアである皇居勤労奉仕も人数が制限されているようです。コロナはこんな所にも影響が出るのですね。 さて、皇室や宮家に対して功績があった場合や、皇室のためにお勤め(上記の勤労奉仕など)をしたときに賜る品を「皇室下賜品」といいます。 皇室下賜品にはボンボニエール(砂糖菓子ボンボンを入れる小さな菓子器。日本では皇室の慶事の際に配られます)をはじめシガレットケース、花瓶、杯、懐中時計など様々な種類があります。 国内外向け問わず皇室のお気持ちを表される下賜品ですから、国内の名工の手によるものが多く、日本の伝統技術や国内産業を保護し育成する役割も持つといえるでしょう。下賜品には皇室を象徴する16枚の花弁の「菊の紋」が刻印されており大変貴重です。 現在はご下賜品を賜るという機会は少なくなりましたが、戦前までは様々な品物が下賜されていたのです。 遡ること150余年、明治元(慶応四、1868)年7月17日に江戸が東京と改められ、8月17日には幸橋御門内の元大和郡山藩柳沢家上屋敷が東京府庁となり、9月8日には明治と改元されました。 そして天皇東幸。京都御所を出発した明治天皇一行(その行列3300人余り!)が10月13日に江戸城西丸にお着きになられたのが10月13日です。 東京府に対して「今般御東輦に付東京市中一同ヘ御酒下賜候間夫々分配可取計候事」の御沙汰書が達せられました。天皇の御東幸を祝して「天盃下賜」つまりお酒が下賜されたのです。 11月4日、市中の名主たちが府庁に集められ下賜酒が配られたそうです。御酒のほか鯣(するめ)一連、土器(かわらけ)一片に木台をそえ、名主一人に酒入り瓶子(へいし)一対ずつが添えられたとの記録もあります。 当日は早朝から「天酒頂戴」「天賜盃」「天之美禄」「御神酒頂戴」などと大書した幟を先頭に府庁に出頭し、帰りは揃いの鉢巻きと法被の鳶衆が鉦や太鼓を打ち鳴らし、下賜酒を積んだ車が大勢の男女に引かれて町内に帰っていったそうです。 11月6、7両日には東京市民は家業を休み、注連縄を張り紅白の幕を引き回し、葉付きの竹で不浄を祓い、鏡餅など供物を献げて頂戴した「天酒」を飾り、踊り屋台や花車を出し、さらに揃いの衣装に花笠をつけ練り歩くなど、まるで祭礼のような盛り上がりをみせたといわれます。「公方様のお膝元の江戸」から「天朝様のお膝元の東京」へとガラリと変身した、その立役者が下賜品の天酒つまり日本酒だったと思うのは、酒蔵勤務の贔屓目でしょうか。 この天盃頂戴の様子は浮世絵にも描かれており、日文研では歌川広重が描いた錦絵大判三枚綴 「東京幸橋御門内の図」を収蔵しています。     大きな幟に色とりどりの飾り物、鉦や太鼓のお囃子に多くの酒樽、何より人々の狂喜乱舞する様子がイキイキと描かれた、こちらまで楽しくなってしまう様な作品です。広重が描く嬉しさ満開の人々のパワーに押され、この資料をもとに帆前掛け「御酒頂戴」を作成しました。「御酒頂戴」と白抜きの幟を中心に、喜ぶ人々とその酒樽を意匠にあしらい、丁度良い長さのカフェエプロンサイズとしました。     ポットを2つ付け、そのうち1つはファスナー付きです。歴史ある錦絵に基づきながらもオシャレなデザイン尚且つ使い勝手よし!手前味噌ながらお薦めの一品です。 菊水日本酒文化研究所所蔵の錦絵「東京幸橋御門内の図」をデザイン化した菊水オリジナルの前掛け。 【菊水オリジナル】 前掛け(東京幸橋御門内の図) ¥2,915(税込) https://www.kikusui-sake.shop/c/shuki/kayoibukuro/21776   話を下賜品に戻しましょう。現在最も身近な皇室下賜品は、皇居勤労奉仕に参加したときに賜ることができる「和菓子」です。また現在では健康増進法の制定などで廃止されましたが、「恩賜煙草」も比較的よく知られた下賜品ではないでしょうか。 日文研ではこの「恩賜煙草」を資料として収蔵しています。 白い箱には黒で「賜」の文字が箔押しされており、煙草1本ずつに皇室を表す菊花紋章が入っています。市販はされておらず、叙勲者や園遊会出席者、宮内庁奉仕団、皇室関連ボランティア活動などへの謝礼品として下賜されていました。 1959(昭和34)年に天覧試合として後楽園球場で開催されたプロ野球試合の選手にも配られたそうですよ。 少し調べてみるだけでも、伝統工芸職工技術の保護育成として、また国民へのお心遣いとして、下賜品には多くの種類があり、またそれぞれに託された役割があること、そして時代の世相がそれぞれに表れていることが分かりました。あらためて日本の歴史文化を知る面白さを実感した次第です。 現在「恩賜煙草」は展示しておりませんが、錦絵大判三枚綴 「東京幸橋御門内の図」は複製を常設展示しています。十分に感染症予防も行いつつ、息抜きのおでかけに菊水日本酒文化研究所のご見学にいらっしゃいませんか?   菊水日本酒文化研究所 ▼ご見学申し込みはこちら https://www.kikusui-sake.com/home/jp/labo/ *注:特定の思想・主義・政治的立場などによる記事ではない旨ご理解をお願い致します。 <参考文献> 「日本の酒5000年」加藤百一著 技報堂出版 「たばこと共に七十余年」日本専売公社東京工場 宮内庁ホームページ https://www.kunaicho.go.jp/ 東京街人https://guidetokyo.info/ 内 滝口正哉著 *帆前掛け「御酒頂戴」は昔ながらの染め方のため染色助剤(色止剤)の匂いが残る場合がありますが、洗濯により軽減されます。また移染しやすいので他の物と分けて洗う等ご注意ください。

2021年01月08日

にごり湯&にごり酒で、ひなびた温泉宿の気分に浸る

カルチャー

雪化粧した山の懐に抱かれるようにして佇む、ひなびた温泉宿ほど旅情をそそるものはない。あたりには白い湯煙が立ち昇り、かすかに硫黄の匂いが漂ってくる。乳白色のにごり湯の、体にやわらかいこと。露天風呂に浸かりながら、冬枯れの木々と雪が織りなす美しい景色を眺めていよう。   わが家の小さな浴室の中で、そんな妄想をしている。冬本番。この季節のいちばんの贅沢は、やはり温泉だ。しかしなかなか旅行にも行きづらい時分でもあるので、どうしたものかと思案してたら、ラジオからおもしろいニュースが流れてきた。   入浴剤が、めっちゃ売れてるというのだ!   わかるわかる、それ! 行きたくても、温泉、行けないもんね。だからせめて、居ながらにして温泉気分を楽しもうということだ! ユニットバスを岩風呂に改造するのはムリだけど、ドラッグストアで買ってきた「温泉の素」を投入して目をつぶれば、昔懐かしい風情のある秘湯の景色だって思い浮かべられる。   あ〜いい湯だったな。と風呂から上がると、まもなく食事の時間だ。温泉宿の夕食といったら、欠かせないのが日本酒。しかし今どき流行りの華やかですっきりキレイな日本酒では、ちょっと情緒がなさすぎないか。ここはもうちょっと昔造りな酒がいい。ということで、菊水の『にごり酒 五郎八』を冷蔵庫で冷やしておいた。   『五郎八』は「ごろはち」と読む。越後に伝わる民話に登場する山賊の頭領の名前なんだそうだ。どんな話なのかネットでは見つけられなかったけど、名前からすると、豪快で、そのくせ心やさしい山賊って感じかな? 悪徳なヤツらからは身ぐるみ剥いでも、決して庶民を襲うことはなかった、というような。 『五六八』とも書けるので、これを「イロハ」と読んだり、数字を足すと『おいちょかぶ』の強い役になるので縁起がいいとか、造り手が意図しなかった評判もあるようだ。   にごり酒というように、酒質は透明ではなく白く濁っていて、まったりとしている。濁りの成分は滓(おり)と呼ばれるものだ。滓とは何か、なぜ濁っているのか、日本酒の製造工程から見ていこう。   基本原料は、米と米麹と水。酵母によってアルコール発酵が進むと、ドロドロのもろみができあがる。酒の液体だけでなく、原料の粒つぶや分解物、酵母などの固形物が含まれているからだ。これを液体と固形物に分けるために、上槽という作業を行う。もろみを目の細かい布袋などに入れて搾って濾すのだ。 こうしてはじめて日本酒は透明に近い液体になり、これが正式名称『清酒』のゆえんである。酒税法では、濾すことが清酒の定義。袋に残った固形物は酒粕だ。   この清酒に対して『濁酒』、つまり濾してない酒もあって、『ドブロク』と呼ばれている。酒税法上は『その他の醸造酒』という区分だ。白くドロドロで、もろみの風味そのまま、甘みが強く、少し酸っぱい。   ドブロクは弥生時代から造られていたとされるが、濾す技術は奈良時代すでに存在したようだ。書物や木簡に「清酒(すみさけ)」の文字が発見されている。とはいっても清酒を造るには高度な技術を要し、高価だったので、飲めたのは武将や富豪など特権階級だけ。一般庶民が親しんだのは民間・自家醸造されたドブロクで、その手づくり感のある素朴な味わいこそが、まさに庶民の酒だったのである。   しかし明治時代になると、酒税法によって酒を造るには酒造免許が必要になった。民間のドブロク造りは禁止されたわけだ。それでも昔ながらのドブロクが飲みたいという声は強く、近年「ドブロク特区」として規制緩和された。特区内で自家産米で仕込み、自ら経営する民宿などで提供するためならドブロクが造れるようになったのだ。   では『にごり酒 五郎八』はドブロクかというと、そうではない。菊水独自の製法によって生まれた白濁酒であって、ドブロクではないけれど、その風味は一般的な清酒よりもずっとドブロクに近く、滋味深い。手づくりの温かさみたいなものが感じられ、なんだか気持ちがほっこりする味わいだ。     風呂上がり。冷蔵庫から『五郎八』を取り出した。キャップを開ける前に瓶をやさしく揺すって、下の方に溜まっていた滓を均一にする。そして、大きめのぐい呑みに注ぐと、土の塊のようなゴツゴツした酒器から、もろみの甘酸っぱい香りが立ち昇ってきた。   口に含むと、まったりと甘いのに、みずみずしい爽やかさもある。これは『五郎八』が、搾ってから一度も火入れをしていない生の酒だから。できたてのフレッシュ感があるのだ。 そのうえ水も一切加えてないので、アルコール度数は日本酒としてはかなり高い21度。口あたりがいいからスイスイ飲めてしまうが、そこは自制せねば。     『五郎八』には、旬の食材を使った鍋料理や濃いめの味付けの料理が合う。この日のメインは、脂ののった寒ブリの粗塩焼き。甘さと塩っぱさが互いの旨さを引き立て合う。辛口の酒が料理を引き立てるのとは違って、完全な相乗効果だ。旨みが濃厚なので、食事が済んだあともアテなしでイケルイケル。にごり湯&にごり酒で、体も心もポカポカ。おウチ温泉の夜は、静かに静かにふけていったのだった。   にごり酒『五郎八』商品情報     <参考文献> 酒に謎あり 著/小泉武夫 発行/日経ビジネス文庫 日本酒の科学 著/和田美代子 監修/高橋俊成 発行/講談社 情報誌 お酒のはなし 著・発行/酒類総合研究所 新潟清酒ものしりブック 監修/新潟清酒達人検定協会 発行/新潟日報事業者  

2021年01月07日

カラダの中から健やかに。日本人なら知っておきたい「発酵食のキホン」 〜vol.1 発酵ヂカラで免疫力アップ!〜

健康

<あま酒&発酵生活>   体の内側からキレイになる -レシピ付き-   最近つとによく耳にする“発酵食”。いざどんなものがそれに該当するの? と考えると、なにやら難しそうにも聞こえますが、私たち日本人が普段から食べているものには、発酵食品がいっぱい! たとえば、お味噌汁に使う味噌や、出汁をとるときの鰹節、調味料の醤油、納豆やお漬物なども発酵食。そう、じつは、日本は発酵王国と言われるほどの発酵先進国。しかも発酵食は、美味しくって栄養豊富、さらには腸内環境を整え免疫力を高める、ヘルシーライフをサポートするスゴい食べ物なんです。こんなうれしい魅力満載の発酵食は、日々の食事にどんどん取り入れたいもの。早速、おすすめのレシピをご紹介します。         <鶏肉のあったかグラタン>     (材料)  1人前 ・鶏むね肉……1枚(モモでもOK) ・スーパー酒粕 さかすけ……1/2カップ ・味噌……大さじ1 1/3 ・溶けるチーズ……適量 ・塩……少々 ・サラダ油……適量   (作り方) 1.鶏肉はひと口大に切り、塩少々をふる。 2.フライパンに油を入れて中火にかけ、鶏肉に火が通るまで焼く。 3.耐熱容器を用意する。内側に油を塗り、2の鶏肉を入れる。 4.ボウルに「スーパー酒粕 さかすけ」と味噌を入れてよく混ぜ合わせ、3にまんべんなくかける。 上からチーズを散らしてトースターでチーズが溶けるまで焼く。     味噌とチーズのコク旨な味がしっかり染み込んだ鶏肉は、「スーパー酒粕 さかすけ」の乳酸菌や麹効果もあり、パサパサにならずしっとり。香ばしく焼けば、お酒にもよく合う味わいになります。これに合わせるなら、「菊水の純米酒」がおすすめ。ひやでも、冬の寒い時などは特に、お燗にして合わせてもぴったりです。味噌や、酒粕ベースの「スーパー酒粕 さかすけ」が日本酒に合うのは言わずもがなですが、チーズとの相性も抜群なんですよ。   「鶏肉のあったかグラタン」で使う発酵食品は、味噌、チーズ、そして菊水の「スーパー酒粕 さかすけ」。大豆に米や麦などの麹を加えて発酵・熟成させて作る〈味噌〉は、日本人にとってなくてはならない、身近な調味料。血圧上昇の原因となる酵素を阻止する成分や、含まれる脂溶性物質には免疫力を高める効果もあります。〈チーズ〉は、加熱せず乳酸菌や酵素などの活性を残したナチュラルチーズと、ナチュラルチーズを加熱して発酵を止め、味を整えて加工したプロセスチーズとありますが、いずれも代表的な発酵乳製品。タンパク質や各種ビタミン、カルシウムなどの豊富な栄養が凝縮しています。そして菊水の「スーパー酒粕 さかすけ」は、清酒の製造工程から生まれた醗酵食品〈酒粕〉を乳酸菌で醗酵させた、ダブル醗酵食品です。酒粕がヨーグルト化したような味わいとテクスチャーで、酒粕よりアップした栄養と機能性成分を持つ、未知の可能性を持つスーパー酒粕なんです。これら3種の発酵食品を使った、“トリプル発酵”グラタンで、免疫力のアップ、そして旨味もアップの美味しい生活、送りましょ。       「スーパー酒粕 さかすけ」を鶏肉に混ぜてから焼けば、しっとり仕上げに。また焼きあがりにトッピングというのもアリ! 「スーパー酒粕 さかすけ」は塩分ゼロなので、塩分そのままに旨味をアップできます。     『スーパー酒粕 さかすけ』商品情報 https://www.kikusui-sake.com/amazake-plus/   フードコーディネート/タカハシユキ 撮影/中原一隆 文/中川節子

2021年01月07日

つぶやきレシピ |日々のささやかな“つぶやき”が、極上のつまみに変身

フード

日常に起こる、ほんのささいな出来ごと。ちょっぴりうれしかったことや、思わずクスッとしてしまったこと、はたまたついボヤきたくなるようなプチ残念なことなどなど……。 そんなとき、思わず口に出してつぶやいてしまうひと言が、今宵の〈つまみ〉に変身したら、なんだか楽しい。さらには、相性抜群のお酒とともに味わえば、明日もきっといい日!           Vol.5  「コートのポケットに、1000円札発見!」 冬のファッションの楽しみは、あれこれコートを替えること。キレイめからカジュアル系、ハーフやショートと、さまざまに気分を変えられるから、それだけでアガる〜。そしていま、ちょっとコンビニに行こうと羽織ったコートのポケットに、なんと1000円札を発見! うわぉ、最高! なんだか妙に得した気分だから、これで普段はなかなか買わない高級ポテチでも買って、超簡単おつまみつーくろっと。     「高級ポテチとトマトのトマト和え」 (材料)1〜2人分  ・完熟トマト……1個  ・トマトケチャップ……3回し  ・ホットペッパーソース……適量  ・高級ポテチ……1袋   (作り方)  1.トマトのヘタを落とし、横半分に切る。種をスプーンで除いてざく切りにする。 2.1のトマトをボウルに入れて、トマトケチャップを回しかける。 ホットペッパーソースも好みの量をかけて混ぜ合わせる。  3.2を器に盛り、ポテチにつけながらいただく。     ◎合わせたいお酒/「無冠帝」(吟醸酒)   もちろんそのまま食べても美味しいポテチですが、厚みもあってじゃがいもの味わいもしっかり感じられる“高級”モノなら、ディップソースにつけながら食べてもヘタれないし、美味しさも倍増。そしてこの「トマトのトマト和え」は、フレッシュトマトのみずみずしさと、トマトケチャップの甘酸っぱさを合わせた誰もが好む味わい。そこへホットペッパーソースを加えれば、スパイシーでリッチな風味がプラスされ、グンとお酒を呼ぶ味わいに。合わせたいのは、さらりとした口当たりとキレのよさが秀逸な菊水の吟醸酒「無冠帝」。1000円札発見のラッキー×高級ポテチの上昇気分を、さらに上向きにしてくれることうけあいです。 子供のおやつにする場合は、ホットペッパーソースをナシにしてもOKです。   フードコーディネート/タカハシユキ 撮影/中原一隆 文/中川節子

2020年11月09日

つぶやきレシピ |日々のささやかな“つぶやき”が、極上のつまみに変身

レシピ

日常に起こる、ほんのささいな出来ごと。ちょっぴりうれしかったことや、思わずクスッとしてしまったこと、はたまたついボヤきたくなるようなプチ残念なことなどなど……。 そんなとき、思わず口に出してつぶやいてしまうひと言が、今宵の〈つまみ〉に変身したら、なんだか楽しい。さらには、相性抜群のお酒とともに味わえば、明日もきっといい日!           Vol.4  「卵を割ったら双子だった!」 パカッ! の瞬間、思わず前のめり。なんと、黄身が双子だった〜‼︎ ありそうでなかなかないこのプチ・ミラクル、なんだか崩すのがもったいない……。そうだ、今日はこのラッキー卵をそのまま目玉焼きにして、ウチにある残り物食材で、みんな大好き味のひと皿を作ることに。大人はこれをつまみに一杯、子供はおやつやお弁当のおかずにもぴったり。見た目もなんだかハッピーなメニューの出来上がりです。     「じゃがいもとソーセージのカリカリ  双子の目玉焼きのせ」 (材料)2人分  ・じゃがいも……1個  ・ソーセージ……90g  ・玉ねぎ……1/2個  ・卵……1個  ・オリーブ油……大さじ1  ・バター……大さじ1 ・塩、胡椒……各少々  ・パセリのみじん切り……適量   (作り方)  1.じゃがいもは皮をむき1cm角に切って水にさらす。 ソーセージは1cm幅のぶつ切りに。玉ねぎは1cm角に切る。 2.フライパンに半量のバターとオリーブ油を入れて中火で熱し、 バターが溶けてきたらしっかりと水気を切ったじゃがいもを入れ、炒める。 全体がきつね色になるまでしっかりと炒めるのがポイント。 表面がカリカリになってきたら取り出す。  3.同じフライパンに残りのバターとオリーブ油を足し、強めの中火で玉ねぎを炒める。 透明になってきたらソーセージを加え炒め合わせる。 ソーセージに火が通ってきたらじゃがいもを戻し入れ、塩、胡椒で味を調え器に盛る。 4.フライパンにオリーブ油(分量外)を少量入れて目玉焼きを作り、塩、胡椒をふって3.にのせる。 上からパセリを散らす。     ◎合わせたいお酒/「菊水の純米酒」   冷蔵庫や野菜ストックにいつもありそうな材料で作れるこのメニューは、スェーデンの家庭料理「ピットイパンナ」からヒントを得たもの。目玉焼きは半熟気味に仕上げて、食べる際、黄身をとろりと割りほぐしながら混ぜて食べます。じゃがいもや卵のほっこり&こっくりした味わいには、お燗酒が相性も良くおすすめ。「菊水の純米酒」ならコクが強調され、ふくよかな旨味が広がります。燗上がりするお酒と合わせれば、気分も上々です。 そしてもちろん卵が双子でなくとも、普通の目玉焼きで十分美味しくいただけます。   フードコーディネート/タカハシユキ 撮影/中原一隆 文/中川節子

2021年01月08日

|日文研EYE|もうヒトツの菊水 皇室下賜品 御酒頂戴と恩賜煙草 

カルチャー

新年のTVニュースの定番といえば皇室の新年一般参賀の様子でしょうか。毎年1月2日、皇居において天皇皇后両陛下が国民から祝賀をお受けになる新年一般参賀、令和2年は68,710もの人が祝賀に参加したとのことですが、令和3年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、一般参賀は行わないこととなりました。また皇居などで除草,清掃,庭園作業などを行うボランティアである皇居勤労奉仕も人数が制限されているようです。コロナはこんな所にも影響が出るのですね。 さて、皇室や宮家に対して功績があった場合や、皇室のためにお勤め(上記の勤労奉仕など)をしたときに賜る品を「皇室下賜品」といいます。 皇室下賜品にはボンボニエール(砂糖菓子ボンボンを入れる小さな菓子器。日本では皇室の慶事の際に配られます)をはじめシガレットケース、花瓶、杯、懐中時計など様々な種類があります。 国内外向け問わず皇室のお気持ちを表される下賜品ですから、国内の名工の手によるものが多く、日本の伝統技術や国内産業を保護し育成する役割も持つといえるでしょう。下賜品には皇室を象徴する16枚の花弁の「菊の紋」が刻印されており大変貴重です。 現在はご下賜品を賜るという機会は少なくなりましたが、戦前までは様々な品物が下賜されていたのです。 遡ること150余年、明治元(慶応四、1868)年7月17日に江戸が東京と改められ、8月17日には幸橋御門内の元大和郡山藩柳沢家上屋敷が東京府庁となり、9月8日には明治と改元されました。 そして天皇東幸。京都御所を出発した明治天皇一行(その行列3300人余り!)が10月13日に江戸城西丸にお着きになられたのが10月13日です。 東京府に対して「今般御東輦に付東京市中一同ヘ御酒下賜候間夫々分配可取計候事」の御沙汰書が達せられました。天皇の御東幸を祝して「天盃下賜」つまりお酒が下賜されたのです。 11月4日、市中の名主たちが府庁に集められ下賜酒が配られたそうです。御酒のほか鯣(するめ)一連、土器(かわらけ)一片に木台をそえ、名主一人に酒入り瓶子(へいし)一対ずつが添えられたとの記録もあります。 当日は早朝から「天酒頂戴」「天賜盃」「天之美禄」「御神酒頂戴」などと大書した幟を先頭に府庁に出頭し、帰りは揃いの鉢巻きと法被の鳶衆が鉦や太鼓を打ち鳴らし、下賜酒を積んだ車が大勢の男女に引かれて町内に帰っていったそうです。 11月6、7両日には東京市民は家業を休み、注連縄を張り紅白の幕を引き回し、葉付きの竹で不浄を祓い、鏡餅など供物を献げて頂戴した「天酒」を飾り、踊り屋台や花車を出し、さらに揃いの衣装に花笠をつけ練り歩くなど、まるで祭礼のような盛り上がりをみせたといわれます。「公方様のお膝元の江戸」から「天朝様のお膝元の東京」へとガラリと変身した、その立役者が下賜品の天酒つまり日本酒だったと思うのは、酒蔵勤務の贔屓目でしょうか。 この天盃頂戴の様子は浮世絵にも描かれており、日文研では歌川広重が描いた錦絵大判三枚綴 「東京幸橋御門内の図」を収蔵しています。     大きな幟に色とりどりの飾り物、鉦や太鼓のお囃子に多くの酒樽、何より人々の狂喜乱舞する様子がイキイキと描かれた、こちらまで楽しくなってしまう様な作品です。広重が描く嬉しさ満開の人々のパワーに押され、この資料をもとに帆前掛け「御酒頂戴」を作成しました。「御酒頂戴」と白抜きの幟を中心に、喜ぶ人々とその酒樽を意匠にあしらい、丁度良い長さのカフェエプロンサイズとしました。     ポットを2つ付け、そのうち1つはファスナー付きです。歴史ある錦絵に基づきながらもオシャレなデザイン尚且つ使い勝手よし!手前味噌ながらお薦めの一品です。 菊水日本酒文化研究所所蔵の錦絵「東京幸橋御門内の図」をデザイン化した菊水オリジナルの前掛け。 【菊水オリジナル】 前掛け(東京幸橋御門内の図) ¥2,915(税込) https://www.kikusui-sake.shop/c/shuki/kayoibukuro/21776   話を下賜品に戻しましょう。現在最も身近な皇室下賜品は、皇居勤労奉仕に参加したときに賜ることができる「和菓子」です。また現在では健康増進法の制定などで廃止されましたが、「恩賜煙草」も比較的よく知られた下賜品ではないでしょうか。 日文研ではこの「恩賜煙草」を資料として収蔵しています。 白い箱には黒で「賜」の文字が箔押しされており、煙草1本ずつに皇室を表す菊花紋章が入っています。市販はされておらず、叙勲者や園遊会出席者、宮内庁奉仕団、皇室関連ボランティア活動などへの謝礼品として下賜されていました。 1959(昭和34)年に天覧試合として後楽園球場で開催されたプロ野球試合の選手にも配られたそうですよ。 少し調べてみるだけでも、伝統工芸職工技術の保護育成として、また国民へのお心遣いとして、下賜品には多くの種類があり、またそれぞれに託された役割があること、そして時代の世相がそれぞれに表れていることが分かりました。あらためて日本の歴史文化を知る面白さを実感した次第です。 現在「恩賜煙草」は展示しておりませんが、錦絵大判三枚綴 「東京幸橋御門内の図」は複製を常設展示しています。十分に感染症予防も行いつつ、息抜きのおでかけに菊水日本酒文化研究所のご見学にいらっしゃいませんか?   菊水日本酒文化研究所 ▼ご見学申し込みはこちら https://www.kikusui-sake.com/home/jp/labo/ *注:特定の思想・主義・政治的立場などによる記事ではない旨ご理解をお願い致します。 <参考文献> 「日本の酒5000年」加藤百一著 技報堂出版 「たばこと共に七十余年」日本専売公社東京工場 宮内庁ホームページ https://www.kunaicho.go.jp/ 東京街人https://guidetokyo.info/ 内 滝口正哉著 *帆前掛け「御酒頂戴」は昔ながらの染め方のため染色助剤(色止剤)の匂いが残る場合がありますが、洗濯により軽減されます。また移染しやすいので他の物と分けて洗う等ご注意ください。

2021年01月08日

にごり湯&にごり酒で、ひなびた温泉宿の気分に浸る

カルチャー

雪化粧した山の懐に抱かれるようにして佇む、ひなびた温泉宿ほど旅情をそそるものはない。あたりには白い湯煙が立ち昇り、かすかに硫黄の匂いが漂ってくる。乳白色のにごり湯の、体にやわらかいこと。露天風呂に浸かりながら、冬枯れの木々と雪が織りなす美しい景色を眺めていよう。   わが家の小さな浴室の中で、そんな妄想をしている。冬本番。この季節のいちばんの贅沢は、やはり温泉だ。しかしなかなか旅行にも行きづらい時分でもあるので、どうしたものかと思案してたら、ラジオからおもしろいニュースが流れてきた。   入浴剤が、めっちゃ売れてるというのだ!   わかるわかる、それ! 行きたくても、温泉、行けないもんね。だからせめて、居ながらにして温泉気分を楽しもうということだ! ユニットバスを岩風呂に改造するのはムリだけど、ドラッグストアで買ってきた「温泉の素」を投入して目をつぶれば、昔懐かしい風情のある秘湯の景色だって思い浮かべられる。   あ〜いい湯だったな。と風呂から上がると、まもなく食事の時間だ。温泉宿の夕食といったら、欠かせないのが日本酒。しかし今どき流行りの華やかですっきりキレイな日本酒では、ちょっと情緒がなさすぎないか。ここはもうちょっと昔造りな酒がいい。ということで、菊水の『にごり酒 五郎八』を冷蔵庫で冷やしておいた。   『五郎八』は「ごろはち」と読む。越後に伝わる民話に登場する山賊の頭領の名前なんだそうだ。どんな話なのかネットでは見つけられなかったけど、名前からすると、豪快で、そのくせ心やさしい山賊って感じかな? 悪徳なヤツらからは身ぐるみ剥いでも、決して庶民を襲うことはなかった、というような。 『五六八』とも書けるので、これを「イロハ」と読んだり、数字を足すと『おいちょかぶ』の強い役になるので縁起がいいとか、造り手が意図しなかった評判もあるようだ。   にごり酒というように、酒質は透明ではなく白く濁っていて、まったりとしている。濁りの成分は滓(おり)と呼ばれるものだ。滓とは何か、なぜ濁っているのか、日本酒の製造工程から見ていこう。   基本原料は、米と米麹と水。酵母によってアルコール発酵が進むと、ドロドロのもろみができあがる。酒の液体だけでなく、原料の粒つぶや分解物、酵母などの固形物が含まれているからだ。これを液体と固形物に分けるために、上槽という作業を行う。もろみを目の細かい布袋などに入れて搾って濾すのだ。 こうしてはじめて日本酒は透明に近い液体になり、これが正式名称『清酒』のゆえんである。酒税法では、濾すことが清酒の定義。袋に残った固形物は酒粕だ。   この清酒に対して『濁酒』、つまり濾してない酒もあって、『ドブロク』と呼ばれている。酒税法上は『その他の醸造酒』という区分だ。白くドロドロで、もろみの風味そのまま、甘みが強く、少し酸っぱい。   ドブロクは弥生時代から造られていたとされるが、濾す技術は奈良時代すでに存在したようだ。書物や木簡に「清酒(すみさけ)」の文字が発見されている。とはいっても清酒を造るには高度な技術を要し、高価だったので、飲めたのは武将や富豪など特権階級だけ。一般庶民が親しんだのは民間・自家醸造されたドブロクで、その手づくり感のある素朴な味わいこそが、まさに庶民の酒だったのである。   しかし明治時代になると、酒税法によって酒を造るには酒造免許が必要になった。民間のドブロク造りは禁止されたわけだ。それでも昔ながらのドブロクが飲みたいという声は強く、近年「ドブロク特区」として規制緩和された。特区内で自家産米で仕込み、自ら経営する民宿などで提供するためならドブロクが造れるようになったのだ。   では『にごり酒 五郎八』はドブロクかというと、そうではない。菊水独自の製法によって生まれた白濁酒であって、ドブロクではないけれど、その風味は一般的な清酒よりもずっとドブロクに近く、滋味深い。手づくりの温かさみたいなものが感じられ、なんだか気持ちがほっこりする味わいだ。     風呂上がり。冷蔵庫から『五郎八』を取り出した。キャップを開ける前に瓶をやさしく揺すって、下の方に溜まっていた滓を均一にする。そして、大きめのぐい呑みに注ぐと、土の塊のようなゴツゴツした酒器から、もろみの甘酸っぱい香りが立ち昇ってきた。   口に含むと、まったりと甘いのに、みずみずしい爽やかさもある。これは『五郎八』が、搾ってから一度も火入れをしていない生の酒だから。できたてのフレッシュ感があるのだ。 そのうえ水も一切加えてないので、アルコール度数は日本酒としてはかなり高い21度。口あたりがいいからスイスイ飲めてしまうが、そこは自制せねば。     『五郎八』には、旬の食材を使った鍋料理や濃いめの味付けの料理が合う。この日のメインは、脂ののった寒ブリの粗塩焼き。甘さと塩っぱさが互いの旨さを引き立て合う。辛口の酒が料理を引き立てるのとは違って、完全な相乗効果だ。旨みが濃厚なので、食事が済んだあともアテなしでイケルイケル。にごり湯&にごり酒で、体も心もポカポカ。おウチ温泉の夜は、静かに静かにふけていったのだった。   にごり酒『五郎八』商品情報     <参考文献> 酒に謎あり 著/小泉武夫 発行/日経ビジネス文庫 日本酒の科学 著/和田美代子 監修/高橋俊成 発行/講談社 情報誌 お酒のはなし 著・発行/酒類総合研究所 新潟清酒ものしりブック 監修/新潟清酒達人検定協会 発行/新潟日報事業者  

2021年01月07日

カラダの中から健やかに。日本人なら知っておきたい「発酵食のキホン」 〜vol.1 発酵ヂカラで免疫力アップ!〜

健康

<あま酒&発酵生活>   体の内側からキレイになる -レシピ付き-   最近つとによく耳にする“発酵食”。いざどんなものがそれに該当するの? と考えると、なにやら難しそうにも聞こえますが、私たち日本人が普段から食べているものには、発酵食品がいっぱい! たとえば、お味噌汁に使う味噌や、出汁をとるときの鰹節、調味料の醤油、納豆やお漬物なども発酵食。そう、じつは、日本は発酵王国と言われるほどの発酵先進国。しかも発酵食は、美味しくって栄養豊富、さらには腸内環境を整え免疫力を高める、ヘルシーライフをサポートするスゴい食べ物なんです。こんなうれしい魅力満載の発酵食は、日々の食事にどんどん取り入れたいもの。早速、おすすめのレシピをご紹介します。         <鶏肉のあったかグラタン>     (材料)  1人前 ・鶏むね肉……1枚(モモでもOK) ・スーパー酒粕 さかすけ……1/2カップ ・味噌……大さじ1 1/3 ・溶けるチーズ……適量 ・塩……少々 ・サラダ油……適量   (作り方) 1.鶏肉はひと口大に切り、塩少々をふる。 2.フライパンに油を入れて中火にかけ、鶏肉に火が通るまで焼く。 3.耐熱容器を用意する。内側に油を塗り、2の鶏肉を入れる。 4.ボウルに「スーパー酒粕 さかすけ」と味噌を入れてよく混ぜ合わせ、3にまんべんなくかける。 上からチーズを散らしてトースターでチーズが溶けるまで焼く。     味噌とチーズのコク旨な味がしっかり染み込んだ鶏肉は、「スーパー酒粕 さかすけ」の乳酸菌や麹効果もあり、パサパサにならずしっとり。香ばしく焼けば、お酒にもよく合う味わいになります。これに合わせるなら、「菊水の純米酒」がおすすめ。ひやでも、冬の寒い時などは特に、お燗にして合わせてもぴったりです。味噌や、酒粕ベースの「スーパー酒粕 さかすけ」が日本酒に合うのは言わずもがなですが、チーズとの相性も抜群なんですよ。   「鶏肉のあったかグラタン」で使う発酵食品は、味噌、チーズ、そして菊水の「スーパー酒粕 さかすけ」。大豆に米や麦などの麹を加えて発酵・熟成させて作る〈味噌〉は、日本人にとってなくてはならない、身近な調味料。血圧上昇の原因となる酵素を阻止する成分や、含まれる脂溶性物質には免疫力を高める効果もあります。〈チーズ〉は、加熱せず乳酸菌や酵素などの活性を残したナチュラルチーズと、ナチュラルチーズを加熱して発酵を止め、味を整えて加工したプロセスチーズとありますが、いずれも代表的な発酵乳製品。タンパク質や各種ビタミン、カルシウムなどの豊富な栄養が凝縮しています。そして菊水の「スーパー酒粕 さかすけ」は、清酒の製造工程から生まれた醗酵食品〈酒粕〉を乳酸菌で醗酵させた、ダブル醗酵食品です。酒粕がヨーグルト化したような味わいとテクスチャーで、酒粕よりアップした栄養と機能性成分を持つ、未知の可能性を持つスーパー酒粕なんです。これら3種の発酵食品を使った、“トリプル発酵”グラタンで、免疫力のアップ、そして旨味もアップの美味しい生活、送りましょ。       「スーパー酒粕 さかすけ」を鶏肉に混ぜてから焼けば、しっとり仕上げに。また焼きあがりにトッピングというのもアリ! 「スーパー酒粕 さかすけ」は塩分ゼロなので、塩分そのままに旨味をアップできます。     『スーパー酒粕 さかすけ』商品情報 https://www.kikusui-sake.com/amazake-plus/   フードコーディネート/タカハシユキ 撮影/中原一隆 文/中川節子

2021年01月07日

つぶやきレシピ |日々のささやかな“つぶやき”が、極上のつまみに変身

フード

日常に起こる、ほんのささいな出来ごと。ちょっぴりうれしかったことや、思わずクスッとしてしまったこと、はたまたついボヤきたくなるようなプチ残念なことなどなど……。 そんなとき、思わず口に出してつぶやいてしまうひと言が、今宵の〈つまみ〉に変身したら、なんだか楽しい。さらには、相性抜群のお酒とともに味わえば、明日もきっといい日!           Vol.5  「コートのポケットに、1000円札発見!」 冬のファッションの楽しみは、あれこれコートを替えること。キレイめからカジュアル系、ハーフやショートと、さまざまに気分を変えられるから、それだけでアガる〜。そしていま、ちょっとコンビニに行こうと羽織ったコートのポケットに、なんと1000円札を発見! うわぉ、最高! なんだか妙に得した気分だから、これで普段はなかなか買わない高級ポテチでも買って、超簡単おつまみつーくろっと。     「高級ポテチとトマトのトマト和え」 (材料)1〜2人分  ・完熟トマト……1個  ・トマトケチャップ……3回し  ・ホットペッパーソース……適量  ・高級ポテチ……1袋   (作り方)  1.トマトのヘタを落とし、横半分に切る。種をスプーンで除いてざく切りにする。 2.1のトマトをボウルに入れて、トマトケチャップを回しかける。 ホットペッパーソースも好みの量をかけて混ぜ合わせる。  3.2を器に盛り、ポテチにつけながらいただく。     ◎合わせたいお酒/「無冠帝」(吟醸酒)   もちろんそのまま食べても美味しいポテチですが、厚みもあってじゃがいもの味わいもしっかり感じられる“高級”モノなら、ディップソースにつけながら食べてもヘタれないし、美味しさも倍増。そしてこの「トマトのトマト和え」は、フレッシュトマトのみずみずしさと、トマトケチャップの甘酸っぱさを合わせた誰もが好む味わい。そこへホットペッパーソースを加えれば、スパイシーでリッチな風味がプラスされ、グンとお酒を呼ぶ味わいに。合わせたいのは、さらりとした口当たりとキレのよさが秀逸な菊水の吟醸酒「無冠帝」。1000円札発見のラッキー×高級ポテチの上昇気分を、さらに上向きにしてくれることうけあいです。 子供のおやつにする場合は、ホットペッパーソースをナシにしてもOKです。   フードコーディネート/タカハシユキ 撮影/中原一隆 文/中川節子

2020年11月09日

つぶやきレシピ |日々のささやかな“つぶやき”が、極上のつまみに変身

レシピ

日常に起こる、ほんのささいな出来ごと。ちょっぴりうれしかったことや、思わずクスッとしてしまったこと、はたまたついボヤきたくなるようなプチ残念なことなどなど……。 そんなとき、思わず口に出してつぶやいてしまうひと言が、今宵の〈つまみ〉に変身したら、なんだか楽しい。さらには、相性抜群のお酒とともに味わえば、明日もきっといい日!           Vol.4  「卵を割ったら双子だった!」 パカッ! の瞬間、思わず前のめり。なんと、黄身が双子だった〜‼︎ ありそうでなかなかないこのプチ・ミラクル、なんだか崩すのがもったいない……。そうだ、今日はこのラッキー卵をそのまま目玉焼きにして、ウチにある残り物食材で、みんな大好き味のひと皿を作ることに。大人はこれをつまみに一杯、子供はおやつやお弁当のおかずにもぴったり。見た目もなんだかハッピーなメニューの出来上がりです。     「じゃがいもとソーセージのカリカリ  双子の目玉焼きのせ」 (材料)2人分  ・じゃがいも……1個  ・ソーセージ……90g  ・玉ねぎ……1/2個  ・卵……1個  ・オリーブ油……大さじ1  ・バター……大さじ1 ・塩、胡椒……各少々  ・パセリのみじん切り……適量   (作り方)  1.じゃがいもは皮をむき1cm角に切って水にさらす。 ソーセージは1cm幅のぶつ切りに。玉ねぎは1cm角に切る。 2.フライパンに半量のバターとオリーブ油を入れて中火で熱し、 バターが溶けてきたらしっかりと水気を切ったじゃがいもを入れ、炒める。 全体がきつね色になるまでしっかりと炒めるのがポイント。 表面がカリカリになってきたら取り出す。  3.同じフライパンに残りのバターとオリーブ油を足し、強めの中火で玉ねぎを炒める。 透明になってきたらソーセージを加え炒め合わせる。 ソーセージに火が通ってきたらじゃがいもを戻し入れ、塩、胡椒で味を調え器に盛る。 4.フライパンにオリーブ油(分量外)を少量入れて目玉焼きを作り、塩、胡椒をふって3.にのせる。 上からパセリを散らす。     ◎合わせたいお酒/「菊水の純米酒」   冷蔵庫や野菜ストックにいつもありそうな材料で作れるこのメニューは、スェーデンの家庭料理「ピットイパンナ」からヒントを得たもの。目玉焼きは半熟気味に仕上げて、食べる際、黄身をとろりと割りほぐしながら混ぜて食べます。じゃがいもや卵のほっこり&こっくりした味わいには、お燗酒が相性も良くおすすめ。「菊水の純米酒」ならコクが強調され、ふくよかな旨味が広がります。燗上がりするお酒と合わせれば、気分も上々です。 そしてもちろん卵が双子でなくとも、普通の目玉焼きで十分美味しくいただけます。   フードコーディネート/タカハシユキ 撮影/中原一隆 文/中川節子

2021年06月15日

日文研EYES|日本酒の愉しみ 「酒器」を選ぶ 〜近代のガラス酒器〜

カルチャー

陶磁器、漆器、金属や竹など、日本酒の酒器には色々な素材のものがありますね。今回は日文研収蔵の近代の「ガラス」製酒器をご紹介しましょう。 日本では、十七世紀にポルトガル人のもたらしたガラス製品の影響を受け、長崎で吹ガラスの製作がはじまりました。長崎で発達したガラスは、その後、京都・大坂へ、そして江戸へと伝播して、江戸では幾何学文様の切子ガラスが発展しました。さらに薩摩では藩の厚い保護によって、透明ガラスに紅色や藍色のガラスを被せ、幾何学文様をカットするガラス器が製造されました。このようにして近世日本においてガラスの輸入から美術的価値の高いガラス工芸が誕生するに至りました。 ガラス器にはちろりや徳利、杯など酒器も多く、当時舶来の貴重な酒であった葡萄酒や日本酒の冷酒などを愉しんでいたことが偲ばれます。ガラスという言葉は英語のGLASSが語源ですから、この語は幕末の開国後に欧米の各国と通商が行われてから使われるようになったものです。それまではガラスがビードロとかギヤマンと呼ばれていたことをご存じの方も多いことでしょう。明治時代になってからも、ビードロ、ギヤマンは広く通用していた言葉で、当時はガラスのほうがハイカラで耳慣れぬ言葉だったというのは、現代の感覚からするとなんだか不思議な感じもしますね。 ビードロ(VIDRO)はポルトガル語であり、室町時代の末期にポルトガル人が渡来して、そのものを持ってきてから日本で知られるようになった言葉です。江戸時代に編纂された類書(百科事典)である『和漢三才図絵』(正徳三年―一七一三年刊)には、「硝子」の文字を用い、これを「びいどろ」と読ませています。 ギヤマンという言葉は少し後に出てきたもので、元来はガラスを意味する言葉ではないようです。 ギヤマンはオランダ語で宝石のダイヤモンドを示す言葉ディヤマン(DIAMANT)が語源です。ダイヤモンドでガラス器の表面をひっかいて模様をつける技法を長崎のガラス工人が学び、そのガラス器をギヤマン彫りと名付けて販売したところ人気となり、長崎土産に買って帰る人も出たそうです。つまり本当は「ギヤマン彫りのビードロ」なのです。ギヤマン彫りがギヤマンと短縮され、さらにギヤマン彫りのないものまでをギヤマンと誤って呼ぶようになったものと思われます。 ビードロというと、歌麿の浮世絵「ビードロを吹く娘」の印象が強く、薄い味わいの吹きものの器のことだと考える方が多いこと、また、ギヤマンというとキラキラした直線的なカットのあるガラス器を連想しがちなのは、語感からくるイメージからなのかもしれませんね。 ガラス製品が多く生産され、人々の生活の中に入り込んでいき、明治十六年頃からカット(切子)、グラビール(摺模様)、エッチング(腐食)、サンドブラスト(砂吹付法)など西洋式のガラス工法が全国的に広がったと云われています。近代日本のガラス製品は、現代の製品と比べると科学技術の発展途上のものといえますが、当時の新しい技術を貪欲に取り入れようとする職人の気概と大らかさ、またその工程の多くが手によるものならではの、温かみまで伝わるようなノスタルジックな魅力に溢れており、多くの蒐集家を惹きつけてやみません。 日文研ではガラス製の徳利や杯の他に杯洗も収蔵しています。 杯洗とは、杯の献酬(杯のやりとり)のとき取り交わす杯を洗うために使うもので、磁器・漆器・硝子などの鉢状の器です。今では見かける事の少なくなった杯洗ですが、江戸時代の酒の席を描いた浮世絵には必ずと言ってよいほど描かれている、いわば酒宴を彩る必須アイテム的な器だったのです。神聖な酒をひとつの杯で飲みあうことによって心と心が結ばれると信じられてきた日本ならではの道具といえるでしょう。実はこの杯洗、室町時代から始まった礼法が影響しています。室町時代の故実書である「家中竹馬記」(永生八年―一五一一年)に「杯の底を捨る事は魚道とて酒を残して口の付たる処すゝぐ也」とあり、それゆえに小笠原流礼法の『食物服用之巻』には「一露のみ」、「一文字のみ」と記載されています。「一露」とは一露で飲み口を洗うことを表し、「一文字」は一文字をかける程度の量でそれを洗うという作法なのだそうです。 さて、この杯洗二つとも「本当に杯洗?」という疑問も浮かびます。高坏(食物を盛る脚つきの器)との区別が一番議論を呼ぶところですが、この胴部の深さからいって杯洗に軍配が上がりそう…。ただこれが、例えば高坏やアイスペールであったとしても杯洗に「見立て」るのは日本人の得意技でしょう。戦国時代の茶人武野紹鴎が、井戸の水をくむ時に使う釣瓶を水指として用いたことも「見立て」。茶の湯初期の頃から「見立て」のお道具は多く用いられているのですから。「見立て」とは、「物を本来のあるべき姿ではなく、別の物として見る」という物の見方をいい、本来は漢詩や和歌の技法からきた文芸の用語なのだそう。この文芸の精神であった「見立て」の心を大いに生かして、日常の生活用品を茶道具に採り入れていたのですね。茶の湯だけではありません。落語でも扇で蕎麦をすする仕草を見せたり、日本庭園は石だけで水の流れを表現したりと、日本には見立てによってイマジネーションをふくらませる文化が根付いているのです。 酒器ひとつとっても、昔から大切に使われ長い時間を経て残ってきたものは、現代の私達に様々なことを教えてくれる存在といえるでしょう。 日本酒はその魅力のひとつとして、冷酒から燗まで『幅広い温度帯で飲むことができる』という点が挙げられます。同じお酒でも、その 温度によって味わいや香りは大きく変わります。その味わいの広さをもっと楽しみたいという思いが、様々な酒器を生んできたのでしょう。酒器には「大人の遊び心」が詰められてきました。 暑い季節には、ガラス素材の透明感やカットの輝きが器を見るだけで涼を感じさせ、それを手にして口を当てればひんやり感を直に感じ、中の冷酒の味わいをもうワンランクあげてくれます。季節や好みにより食卓の彩に、そして飲む酒の温度に合わせて、注ぎ飲む器を選ぶことが出来る楽しさは、日本酒好きに与えられた特権と思うのは、酒好きの贔屓目でしょうか。 〈参考〉 日本の酒器サントリー美術館 明治大正のガラス加藤孝次工芸出版 酒史研究第1 9号酒史学会編集 和漢三才図絵日本随筆大成刊行 小笠原流公式ホームページ ■デジタルブック「菊水通信」より

2021年06月11日

【菊水140周年キャンペーン賞品】まるで果物!?新発田のブランド野菜をご紹介

テロワール新発田だより, フード

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 140周年キャンペーンコラムをご覧いただきましてありがとうございます。 今回は只今開催中の「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」でご用意するプレゼントの1つ、「北越後新発田産アスパラガス」の魅力を、たっぷり皆様にお届けします。ぜひ最後までご覧くださいませ。 田園風景の中、車を走らせて 菊水酒造の本社がある新発田市島潟から、長い田んぼ道を10分ほど走らせると「北越後新発田産アスパラガス」を育てるハウスがあります。 相沢さんとのご縁 ここでアスパラガスを育てているのが、この方、相沢久明さんです。 写真をご覧になって「あれ?」と思った方もいらっしゃるのでは? 実は相沢さんは、(有)共生の大地にいがた21の代表取締役で、菊水の酒造りに欠かせない「酒米菊水」の生産者でいらっしゃいます。菊水の田んぼで毎年行っている「田植え」や「収穫祭」イベントでは、参加者の皆さんに作業手順をレクチャーしていただいています。相沢さんは、菊水と深いご縁があるお方なのです。 ↑2019年5月の田植えイベントの様子 ※2020年、2021年はコロナウイルス感染拡大防止のためイベントは中止となりました なぜアスパラを育てる? 長年、新発田地区で米づくりに取り組んできた相沢さんが、新たな挑戦として、3年前から栽培を始めたのが「アスパラガス」です。 米づくりのプロの相沢さんがアスパラガスをつくり始めたのは3年前のこと。新発田のアスパラガスは県内一の生産量を誇り、「太い、甘い、柔らかい」が人気の新発田のブランド野菜です。 旬の5月には、市内のあちこちの飲食店でアスパラガスを使ったメニューを味わうことができます。 勉強の毎日 農業歴45年の相沢さんも、アスパラガスつくりを始めたころは、学ぶことばかりだったとか。20年以上かけてブランドを育んできた先輩農家の皆さんにアドバイスをいただきながら、みんなで勉強する毎日だったそう。 作り手としての信念 そんな相沢さんたちが農業を行う上で常に大切にしている言葉があるそうです。それは「命は食べ物からいただいている」という言葉。 「自分たちが育てた野菜や米が命に繋がるので、常に良い品質を求めながら育てています。」食べてくれた人の幸せに思いを寄せるように、ほほ笑む相沢さん。温かいまなざしの中に、作り手の強い信念を感じました。 農薬や化学肥料を極力抑えて、大切に育てられたアスパラガスは、もちろん味も格別で、驚くほど柔らかく、甘くてジューシー、旨味たっぷりです。初夏になると、直接お取り寄せの電話が来るほど、人気の商品なんだとか。 アスパラのおススメの食べ方は? 皆さんは、どのようにして召し上がるのがお好きですか? お湯で湯がいて、ソースをディップ?それとも、お弁当の定番、アスパラガスのベーコン巻き? 相沢さんおススメの食べ方は、ずばりオーブンで丸々1本焼いて醤油マヨ! だそうです。太いと固くなるイメージがあるアスパラガスですが、新発田産のものは、太くても柔らかく、甘いことでも有名です。 聞いたら試さずにはいられない筆者。早速、その日の夕飯に、丸々1本焼いて豪快にかぶりついてみました!もちろんおススメの醤油マヨで! 食べる前から、食欲を掻き立てるアスパラガスのあま~い香りが部屋の中に広がります。 まずは何もつけずに一口。噛んだ瞬間、アスパラガスの甘味と旨味が口の中にジュワっと、広がります。まるで果物にかぶりついたように甘く、あまりのジューシーさに「あれ?私は野菜を食べているんだよな?」となったほど。 さて、お次は醤油マヨで!とアスパラガスを箸でつかんだところ、重みに耐えきれなかったのか、「ぽきっ!」と折れてしまいました。 あ~あと思ったのも束の間、箸を伝って滴る水分にびっくり…。それほど、新発田産のアスパラはジューシーなのです。 ↑思わず写真に撮ってしまいました。 醤油マヨソースも格別で、香ばしい醤油の香りが鼻に広がり、アスパラガスと合わさって甘じょっぱい味わいに。マヨネーズ効果で、まろやかになって、もはや箸を持つ手が止まりません。 相沢さん、ごちそうさまでした!! 美味しいだけでなく、疲労回復効果があると言われる「アスパラギン酸」やカロテンなどの「ビタミン」も多く含むアスパラガス。これからの時期、ぜひ皆さんに召し上がっていただきたい北越後の自慢の特産品です! 只今、菊水では、創業140周年の感謝の気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」を実施しています。 今回ご紹介した「北越後のマリアージュ」をお楽しみいただけるチャンスです♪ 応募締め切りは6月30日23:59までです。皆様ぜひこの機会にご応募ください♪ 最後までお読みいただきありがとうございました。 次回の更新もお楽しみに! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」 お申し込みはこちらから▶https://www.kikusui-sake.com/140th/ ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「”北越後の旅”気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年06月15日

日文研EYES|日本酒の愉しみ 「酒器」を選ぶ 〜近代のガラス酒器〜

カルチャー

陶磁器、漆器、金属や竹など、日本酒の酒器には色々な素材のものがありますね。今回は日文研収蔵の近代の「ガラス」製酒器をご紹介しましょう。 日本では、十七世紀にポルトガル人のもたらしたガラス製品の影響を受け、長崎で吹ガラスの製作がはじまりました。長崎で発達したガラスは、その後、京都・大坂へ、そして江戸へと伝播して、江戸では幾何学文様の切子ガラスが発展しました。さらに薩摩では藩の厚い保護によって、透明ガラスに紅色や藍色のガラスを被せ、幾何学文様をカットするガラス器が製造されました。このようにして近世日本においてガラスの輸入から美術的価値の高いガラス工芸が誕生するに至りました。 ガラス器にはちろりや徳利、杯など酒器も多く、当時舶来の貴重な酒であった葡萄酒や日本酒の冷酒などを愉しんでいたことが偲ばれます。ガラスという言葉は英語のGLASSが語源ですから、この語は幕末の開国後に欧米の各国と通商が行われてから使われるようになったものです。それまではガラスがビードロとかギヤマンと呼ばれていたことをご存じの方も多いことでしょう。明治時代になってからも、ビードロ、ギヤマンは広く通用していた言葉で、当時はガラスのほうがハイカラで耳慣れぬ言葉だったというのは、現代の感覚からするとなんだか不思議な感じもしますね。 ビードロ(VIDRO)はポルトガル語であり、室町時代の末期にポルトガル人が渡来して、そのものを持ってきてから日本で知られるようになった言葉です。江戸時代に編纂された類書(百科事典)である『和漢三才図絵』(正徳三年―一七一三年刊)には、「硝子」の文字を用い、これを「びいどろ」と読ませています。 ギヤマンという言葉は少し後に出てきたもので、元来はガラスを意味する言葉ではないようです。 ギヤマンはオランダ語で宝石のダイヤモンドを示す言葉ディヤマン(DIAMANT)が語源です。ダイヤモンドでガラス器の表面をひっかいて模様をつける技法を長崎のガラス工人が学び、そのガラス器をギヤマン彫りと名付けて販売したところ人気となり、長崎土産に買って帰る人も出たそうです。つまり本当は「ギヤマン彫りのビードロ」なのです。ギヤマン彫りがギヤマンと短縮され、さらにギヤマン彫りのないものまでをギヤマンと誤って呼ぶようになったものと思われます。 ビードロというと、歌麿の浮世絵「ビードロを吹く娘」の印象が強く、薄い味わいの吹きものの器のことだと考える方が多いこと、また、ギヤマンというとキラキラした直線的なカットのあるガラス器を連想しがちなのは、語感からくるイメージからなのかもしれませんね。 ガラス製品が多く生産され、人々の生活の中に入り込んでいき、明治十六年頃からカット(切子)、グラビール(摺模様)、エッチング(腐食)、サンドブラスト(砂吹付法)など西洋式のガラス工法が全国的に広がったと云われています。近代日本のガラス製品は、現代の製品と比べると科学技術の発展途上のものといえますが、当時の新しい技術を貪欲に取り入れようとする職人の気概と大らかさ、またその工程の多くが手によるものならではの、温かみまで伝わるようなノスタルジックな魅力に溢れており、多くの蒐集家を惹きつけてやみません。 日文研ではガラス製の徳利や杯の他に杯洗も収蔵しています。 杯洗とは、杯の献酬(杯のやりとり)のとき取り交わす杯を洗うために使うもので、磁器・漆器・硝子などの鉢状の器です。今では見かける事の少なくなった杯洗ですが、江戸時代の酒の席を描いた浮世絵には必ずと言ってよいほど描かれている、いわば酒宴を彩る必須アイテム的な器だったのです。神聖な酒をひとつの杯で飲みあうことによって心と心が結ばれると信じられてきた日本ならではの道具といえるでしょう。実はこの杯洗、室町時代から始まった礼法が影響しています。室町時代の故実書である「家中竹馬記」(永生八年―一五一一年)に「杯の底を捨る事は魚道とて酒を残して口の付たる処すゝぐ也」とあり、それゆえに小笠原流礼法の『食物服用之巻』には「一露のみ」、「一文字のみ」と記載されています。「一露」とは一露で飲み口を洗うことを表し、「一文字」は一文字をかける程度の量でそれを洗うという作法なのだそうです。 さて、この杯洗二つとも「本当に杯洗?」という疑問も浮かびます。高坏(食物を盛る脚つきの器)との区別が一番議論を呼ぶところですが、この胴部の深さからいって杯洗に軍配が上がりそう…。ただこれが、例えば高坏やアイスペールであったとしても杯洗に「見立て」るのは日本人の得意技でしょう。戦国時代の茶人武野紹鴎が、井戸の水をくむ時に使う釣瓶を水指として用いたことも「見立て」。茶の湯初期の頃から「見立て」のお道具は多く用いられているのですから。「見立て」とは、「物を本来のあるべき姿ではなく、別の物として見る」という物の見方をいい、本来は漢詩や和歌の技法からきた文芸の用語なのだそう。この文芸の精神であった「見立て」の心を大いに生かして、日常の生活用品を茶道具に採り入れていたのですね。茶の湯だけではありません。落語でも扇で蕎麦をすする仕草を見せたり、日本庭園は石だけで水の流れを表現したりと、日本には見立てによってイマジネーションをふくらませる文化が根付いているのです。 酒器ひとつとっても、昔から大切に使われ長い時間を経て残ってきたものは、現代の私達に様々なことを教えてくれる存在といえるでしょう。 日本酒はその魅力のひとつとして、冷酒から燗まで『幅広い温度帯で飲むことができる』という点が挙げられます。同じお酒でも、その 温度によって味わいや香りは大きく変わります。その味わいの広さをもっと楽しみたいという思いが、様々な酒器を生んできたのでしょう。酒器には「大人の遊び心」が詰められてきました。 暑い季節には、ガラス素材の透明感やカットの輝きが器を見るだけで涼を感じさせ、それを手にして口を当てればひんやり感を直に感じ、中の冷酒の味わいをもうワンランクあげてくれます。季節や好みにより食卓の彩に、そして飲む酒の温度に合わせて、注ぎ飲む器を選ぶことが出来る楽しさは、日本酒好きに与えられた特権と思うのは、酒好きの贔屓目でしょうか。 〈参考〉 日本の酒器サントリー美術館 明治大正のガラス加藤孝次工芸出版 酒史研究第1 9号酒史学会編集 和漢三才図絵日本随筆大成刊行 小笠原流公式ホームページ ■デジタルブック「菊水通信」より

2021年06月11日

【菊水140周年キャンペーン賞品】まるで果物!?新発田のブランド野菜をご紹介

テロワール新発田だより, フード

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 140周年キャンペーンコラムをご覧いただきましてありがとうございます。 今回は只今開催中の「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」でご用意するプレゼントの1つ、「北越後新発田産アスパラガス」の魅力を、たっぷり皆様にお届けします。ぜひ最後までご覧くださいませ。 田園風景の中、車を走らせて 菊水酒造の本社がある新発田市島潟から、長い田んぼ道を10分ほど走らせると「北越後新発田産アスパラガス」を育てるハウスがあります。 相沢さんとのご縁 ここでアスパラガスを育てているのが、この方、相沢久明さんです。 写真をご覧になって「あれ?」と思った方もいらっしゃるのでは? 実は相沢さんは、(有)共生の大地にいがた21の代表取締役で、菊水の酒造りに欠かせない「酒米菊水」の生産者でいらっしゃいます。菊水の田んぼで毎年行っている「田植え」や「収穫祭」イベントでは、参加者の皆さんに作業手順をレクチャーしていただいています。相沢さんは、菊水と深いご縁があるお方なのです。 ↑2019年5月の田植えイベントの様子 ※2020年、2021年はコロナウイルス感染拡大防止のためイベントは中止となりました なぜアスパラを育てる? 長年、新発田地区で米づくりに取り組んできた相沢さんが、新たな挑戦として、3年前から栽培を始めたのが「アスパラガス」です。 米づくりのプロの相沢さんがアスパラガスをつくり始めたのは3年前のこと。新発田のアスパラガスは県内一の生産量を誇り、「太い、甘い、柔らかい」が人気の新発田のブランド野菜です。 旬の5月には、市内のあちこちの飲食店でアスパラガスを使ったメニューを味わうことができます。 勉強の毎日 農業歴45年の相沢さんも、アスパラガスつくりを始めたころは、学ぶことばかりだったとか。20年以上かけてブランドを育んできた先輩農家の皆さんにアドバイスをいただきながら、みんなで勉強する毎日だったそう。 作り手としての信念 そんな相沢さんたちが農業を行う上で常に大切にしている言葉があるそうです。それは「命は食べ物からいただいている」という言葉。 「自分たちが育てた野菜や米が命に繋がるので、常に良い品質を求めながら育てています。」食べてくれた人の幸せに思いを寄せるように、ほほ笑む相沢さん。温かいまなざしの中に、作り手の強い信念を感じました。 農薬や化学肥料を極力抑えて、大切に育てられたアスパラガスは、もちろん味も格別で、驚くほど柔らかく、甘くてジューシー、旨味たっぷりです。初夏になると、直接お取り寄せの電話が来るほど、人気の商品なんだとか。 アスパラのおススメの食べ方は? 皆さんは、どのようにして召し上がるのがお好きですか? お湯で湯がいて、ソースをディップ?それとも、お弁当の定番、アスパラガスのベーコン巻き? 相沢さんおススメの食べ方は、ずばりオーブンで丸々1本焼いて醤油マヨ! だそうです。太いと固くなるイメージがあるアスパラガスですが、新発田産のものは、太くても柔らかく、甘いことでも有名です。 聞いたら試さずにはいられない筆者。早速、その日の夕飯に、丸々1本焼いて豪快にかぶりついてみました!もちろんおススメの醤油マヨで! 食べる前から、食欲を掻き立てるアスパラガスのあま~い香りが部屋の中に広がります。 まずは何もつけずに一口。噛んだ瞬間、アスパラガスの甘味と旨味が口の中にジュワっと、広がります。まるで果物にかぶりついたように甘く、あまりのジューシーさに「あれ?私は野菜を食べているんだよな?」となったほど。 さて、お次は醤油マヨで!とアスパラガスを箸でつかんだところ、重みに耐えきれなかったのか、「ぽきっ!」と折れてしまいました。 あ~あと思ったのも束の間、箸を伝って滴る水分にびっくり…。それほど、新発田産のアスパラはジューシーなのです。 ↑思わず写真に撮ってしまいました。 醤油マヨソースも格別で、香ばしい醤油の香りが鼻に広がり、アスパラガスと合わさって甘じょっぱい味わいに。マヨネーズ効果で、まろやかになって、もはや箸を持つ手が止まりません。 相沢さん、ごちそうさまでした!! 美味しいだけでなく、疲労回復効果があると言われる「アスパラギン酸」やカロテンなどの「ビタミン」も多く含むアスパラガス。これからの時期、ぜひ皆さんに召し上がっていただきたい北越後の自慢の特産品です! 只今、菊水では、創業140周年の感謝の気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」を実施しています。 今回ご紹介した「北越後のマリアージュ」をお楽しみいただけるチャンスです♪ 応募締め切りは6月30日23:59までです。皆様ぜひこの機会にご応募ください♪ 最後までお読みいただきありがとうございました。 次回の更新もお楽しみに! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」 お申し込みはこちらから▶https://www.kikusui-sake.com/140th/ ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「”北越後の旅”気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年05月28日

【菊水140周年キャンペーン賞品】モノ・コトづくりを極める

テロワール新発田だより

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 いつもご覧いただきましてありがとうございます。 第五弾は、”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン賞品、「ふなぐち菊水一番しぼり500mlアルミ缶」と「菊水の辛口500mlアルミ缶」の魅力を皆様にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください♪ 多くの人が虜になった味「ふなぐち菊水一番しぼり」 今でこそ「コンビニ最強酒」の愛称で、皆様に親しまれている「ふなぐち菊水一番しぼり」ですが、かつては、蔵を訪れた方だけに振る舞われる「特別なお酒」だったのです。 その旨さは、噂を聞きつけて蔵を来る人たちが途絶えなかったほど、多くの人々を夢中にさせる味わいでした。 加熱を一切行わない、デリケートな生酒を商品化することは、簡単なことではありませんでしたが、3年に渡る試行錯誤の結果、1972年に日本初のアルミ缶入り生原酒として「ふなぐち菊水一番しぼり」が誕生しました。 「もっと多くの人に、このお酒の旨さを味わっていただきたい。」このただ一つの思いが、商品化への原動力となったのです。 その後、黄色いアルミ缶に入った「ふなぐち菊水一番しぼり」は、おかげさまで、2017年11月に累計出荷数量3億本を突破し、国内では「コンビニ最強酒」の愛称で親しまれ、海外では「缶の見た目がcool!」と多くの人たちに愛されています。   辛口ブームの先駆けとして誕生「菊水の辛口」 1980年代の淡麗辛口ブームの先駆けとして、1978年に発売された日本酒が「菊水の辛口」です。 甘口全盛期の時代に、菊水は急速な食生活の多様化を見据えて、今後求められるであろう味わいの開発に着手します。冴えた辛口の中に、しっかりとした旨味があり、どんな味わいの料理も引き立てる飲み飽きしない食中酒「菊水の辛口」は、構想から3年の月日を経て誕生しました。 写真は歴代の菊水の辛口達。2020年3月には、おいしさの特徴とこだわりの製法をお客様にわかりやすくお伝えするため、商品パッケージデザインを菊水独自の表現「新香味封」「非加熱充填」表記にリニューアルしました。 新鮮な香味を封じ込めている商品の特徴を「新香味」+「封」と表現し、蔵出しのフレッシュ感、軽快さと熟成による旨みがのった豊かな風味が味わえることを表しました。 いろいろな容器で楽しむ 生活の多様化が進む今、皆様のあらゆる日常に菊水が寄り沿い続けられるように、菊水商品は姿や形を変え、「美味しいモノ(商品)」「楽しいコト(シーン)」を提供しています。 その中でも、2019年3月に発売された「ふなぐち菊水一番しぼり500ml」は、小売・流通業界の経営・販促に関するニュース情報を発信する「ダイヤモンド・リテイルメディア」において「2019年の春夏新商品のヒットランキング清酒部門」で栄えある第一位に選ばれました。 2020年10月には新商品「菊水の辛口 500ml」が発売され、今後も伸び続ける商品としてアルミ缶ボトルは業界内で注目を集めています。日本酒の味わいを長くキープできるところや、容器の便利さから、幅広いお客様にご支持をいただいています。   500mlアルミボトル缶の魅力をおさらい 日常遣いやアウトドアの相棒としても、500mlアルミボトル缶はおススメです。 ①おいしさキープ! アルミ缶は日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトする優れもの。酒の劣化を防いで、おいしさと風味をキープします。明日の晩酌時間も、しっかりおいしいフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。 ②便利な容器 500ml缶は、リキャップできるボトル型の容器のため、保存や持ち運びがしやすいことが特徴です。瓶よりも軽く、買い物やお片付けもラクチンに♪ ③環境保護へ貢献 キャップと本体はともにアルミ製。何度でも生まれ変わることができるアルミ缶は、ごみの削減にもつながります。また、瓶に比べて軽量のため、輸送時の温室効果ガスの排出も抑制され、持続可能な社会に貢献します。 お酒に何を合わせる? 皆さんは、日本酒にどんな「おつまみ」を合わせますか?魚介系やお肉系、あっさりしたお漬物?季節の旬の食材などなど。そのマリアージュの可能性は無限大です。 只今、菊水では、創業140周年の感謝の気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」を実施しています。キャンペーン賞品「”北越後の旅”気分BOX」では、北越後産の美味しい食材や菊水の日本酒が抽選で140名様に当たります! 菊水おススメの「北越後のマリアージュ」をお楽しみいただけるチャンスです♪皆様ぜひこの機会にご応募ください♪ 最後までお読みいただきありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 140周年のありがとうの気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」実施中! お申し込みはこちらから▶https://www.kikusui-sake.com/140th/ ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「"北越後の旅"気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年05月14日

【菊水140周年キャンペーン賞品】魅力をどどーんとご紹介!

テロワール新発田だより

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 菊水通信をご覧いただきましてありがとうございます。 第四弾は、”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン賞品、「”北越後の旅”気分BOX」と「菊水オリジナルマスク」の魅力を皆様にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください♪ そもそも北越後って? 菊水が根ざす新発田市は、新潟県北部に位置しています。少し車を走らせれば、周りには山と川、海があり、それらは四季によって表情を変え、常に私たちを楽しませてくれます。 私たちは、菊水を取り巻く周り環境や風土を、親しみを込めて「北越後」と呼んでいます。 キャンペーンが始まる 今年で創業140周年を迎えた菊水。お客様へ日頃の感謝の気持ちをお伝えするべく、4月1日より「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」が始まりました。 キャンペーンコンセプト「北越後の旅気分」とは? 巷では、コンビニ最強酒という愛称で親しまれる、日本初のアルミ缶入り生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」。 アルミ缶容器は、日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトし、しぼりたての味わいをキープします。毎日の晩酌はもちろん、軽量で持ち運びもしやすいため、旅行や山登りといったアウトドアまで、いつでもどんな場所でも楽しめるお酒として皆様に愛されています。 実際に「ふなぐち」をお召し上がりになられたお客様からは、次のような嬉しいお言葉も届いています。 ・「昔、社員旅行のバスで飲みました。」 ・「夫婦で新潟旅行をした時に初めて飲みました。」 ・「スキー旅行で飲んでからハマり、飲むたびにあの日を思い出します。」 皆様の旅のおとも、楽しかった思い出のおともに私たちの商品が選ばれていること、大変嬉しく思います。 実家への帰省や旅行が気軽にできなくなった今、あの時の楽しかった日を思い出していただきたい、少しでも北越後を旅した気分、帰省した気分を味わっていただきたい。 その思いをもとに今回の「"北越後の旅”気分BOX」が生まれました。 気になる「"北越後の旅"気分BOX」の中身は? 北越後の名産品、10品を詰め合わせたボックスです。 こちら、創業140周年ということで140名様にプレゼントいたします! 菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ①ふなぐち菊水一番しぼり 500ml缶 ずっとおいしく、もっとべんりに。「ふなぐち菊水一番しぼり 500ml缶」は、リキャップできるボトル型。 開封後も保存や持ち運びがしやすく、明日のふなぐちも、しっかりおいしいフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。 ②菊水の辛口 500ml缶 「菊水の辛口 500ml缶」は、昨年10月に発売された新商品。 アルミ缶容器で、日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトし、冴えた辛さとキレの良さ、そして豊かな旨味が続きます。 ③北越後新発田産コシヒカリ 2キロ 「どうしたらしたら美味しくなるか。どうすれば農薬を減らせるか。」 美味しい味わいはもちろん、安心安全を追求する「㈱そうえん」様が育てた新潟県新発田産コシヒカリです。 優れた水質を持つ新発田の加治川水系に位置する水田で、丹精込めて栽培されます。 ④北越後新発田産アスパラガス 「太くて、甘くて柔らかい!」新発田産のアスパラガス。 「しばたのアスパラくん」という、ゆるキャラがいるくらい、新発田のアスパラは美味しくて人気です。 ⑤菊水農園産枝豆 菊水が所有する農園で、社員達が愛情を込めて育てた枝豆を皆様にお届けします。 枝豆作付面積第一位の新潟県。ザル一杯の枝豆が食卓に並ぶのは、新潟の夏の風物詩とも言えます。 ⑥北越後胎内産ハム ポークあらびきウインナー 30年以上にわたり、ドイツの伝統製法にこだわって作り続けられるウインナー。 皮パリッ。肉汁じゅわ~。音、香り、味わいetc…。新潟県民に愛され続ける大人気商品です。 ⑦北越後 笹川流れの塩 新潟県村上市にある絶景「笹川流れ」。そこで採れた海水だけを使用し、昔ながらの製法で作られる、手作りの国産塩です。 自然の恵みがたっぷり詰まった、絶品お塩です。 ⑧月岡温泉の入浴剤 月岡の湯 新発田にある温泉街「月岡温泉」の湯は、まるで新緑を思わせるようなエメラルドグリーン色。 温泉で過ごした「特別な時間」をプレゼントできる「月岡の湯」は、お土産としても大人気です。 ⑨菊水オリジナル絵葉書 菊水酒造5代目蔵元、髙澤大介が撮影した「北越後の風景」を収めた絵葉書。 北越後の自然豊かで情緒あふれる四季の移ろいを感じていただければ幸いです。 ⑩蕗谷虹児クリアファイルA4 新発田出身の「蕗谷虹児」が描いた「花嫁」。使いやすいA4サイズのクリアファイルは蕗谷虹児記念館でしか手に入らないレアな一品。 美しい花嫁の姿に視線が集まること間違いなし。 ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 ちなみに…抽選で1,000名様に当たる!ダブルチャンス賞もあります! 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。 カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。 月岡の湯で身も心も極楽になった後は、北越後の食材を味わいながら、菊水で一献。 過去に旅した北越後の風景や、これから訪れる北越後の風景に思いを馳せながら、絵葉書を眺める。 おうちにいながら、まるで北越後に来たかのような「特別な時間」を皆様が過ごせますように。 最後までお読みいただきありがとうございました! 皆様のご応募お待ちしております♪♪♪ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 140周年のありがとうの気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」実施中!  

2021年05月10日

【菊水140周年キャンペーン賞品】新潟県民も大好き!酒蔵が〇〇をつくる!?Part1

テロワール新発田だより

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 菊水通信をご覧いただきましてありがとうございます。 第三弾は「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」賞品「菊水農園産枝豆」の「生育奮闘記 Part1」を皆様にご紹介します。 新潟の隠れ名産品? 皆さん、新潟の特産品と言えば、何を思い浮かべますか? 「お米」「日本酒」「米菓」「ル・レクチェ」「越後姫」「笹団子」…といったところでしょうか? 今回、キャンペーン賞品としてお届けする「枝豆」。実は新潟県民が愛してやまない、隠れ?名産品なのです! 枝豆年間消費量は日本一。全国平均の3倍にもあたります。 そして、そして。作付面積も日本一。こちらは、全国の約12%に相当します。 ところがどっこい!出荷量は全国で5位なのです。 これは、作った枝豆のほとんどが新潟県内で消費されてしまうことを表しています。 県内の枝豆をほぼ消費してしまう新潟県民。その新潟県民達が愛する北越後産の美味しい枝豆を、皆様にもぜひ味わっていただきたい!この思いを胸に、140周年の感謝の気持ちをお届けするべく、菊水社員が立ち上がりました。 いざ開始! 4月下旬、晴れた青空の中、枝豆プロジェクトが始動しました。 菊水がある場所から車で10分。こちらが今回の舞台になります。 以前は大豆を育てていたこちらの畑で、今年は菊水社員達が枝豆づくりに挑みます。 初めが肝心、耕す作業 最初は、トラックターを使って土を耕す作業から。 土をほぐすことはもちろん、攪拌することで土の中に空気を含ませ、微生物たちの活動を活発化させます。 その後、枝豆の栄養となる肥料を畑に撒き、トラックターを使ってもう一度耕します。この作業により、土の中全体を均一化させます。 畝づくり 土台ができたら、お次は畝(うね)をつくります。 畝づくりでは、木の棒に紐を括り付けた「秘密兵器」を使います。この秘密兵器を使うことで、畝同士の間隔を一定に保ちながら、綺麗な直線の畝をつくることができます。 ピーンと張ったひもの上をみんなでフミフミしながら、行進。こちらが畝づくりの目印となるのです。 皆でつくった目印の上を、畝立て機が進むことで、両側に土が盛られ、畝がつくられていきます。その後、鍬やとんぼを使って、畝の形を綺麗に整えていきます。 畝ができたらお次は? ようやく、種植えに取り掛かります。枝豆は種から育てる方法と、苗から育てる方法がありますが、今回は畑への定着率が高い、種植えを行いました。 今回作る枝豆は「おつな姫」という品種で、新潟の夏の銘品としても有名です。茶豆のような良い香りと甘み、コクが深くてふっくらとした味わいが人気の秘密です。収穫量も良く、比較的丈夫な品種のため、初心者にとっても育てやすいと言われています。 作った畝に等間隔で穴を空け、3粒ずつ枝豆の種を撒き、その上に土を軽くかぶせます。 みんなで協力して、手際よく作業を進めていきます。 元気な芽が出ますように。一つ一つ思いを込めて、大切に植えました。   最後までお読みいただきありがとうございました! 次の記事「生育奮闘記 Part2」では、引き続き、枝豆生育状況と菊水社員達の奮闘記をお届けします。次回もぜひご覧くださいね! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 140周年のありがとうの気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」実施中! ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「"北越後の旅"気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年05月01日

【菊水140周年キャンペーン賞品】時代を超えて愛される、新発田出身のイケメン画家「蕗谷虹児」とは?

テロワール新発田だより

こんにちは。菊水酒造です。 菊水通信をご覧いただきましてありがとうございます。 第二弾は「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」賞品の「花嫁クリアファイル」の絵を描いた「蕗谷虹児記念館」を訪れました。 菊水がある、北越後新発田を訪れた気持ちでご覧ください♪ 新発田出身の有名画家「蕗谷虹児」。皆さん、何と読むか分かりますか? 茨城県出身の私。恥ずかしながら、一発で読めませんでした…。 ただ、小さい頃は絵を描くことが好きで、1日美術館で過ごせるタイプの私。 「ふきや こうじ」記念館は、思わず仕事のことを忘れてしまうほど、とても素敵な空間でした…。 異国風の建物に視線が釘付け 新発田駅から車で6分。新発田市民文化会館の隣に「蕗谷虹児記念館」があります。 まず、入館する前に目を奪われたのが、記念館の美しい外観です。 こちらは、世田谷美術館の建設にも携わった有名な建築家、内井昭蔵氏の作品で、「記念館そのもので虹児の抒情を具現したい」と、「大正ロマン時代」と「寒いところに建つ」イメージを取り入れて建設されたロシア正教会風の建物です。1998年には、優れた公共建築物として称される「公共建築百選」にも認定されました。   建物は八角形の形をしており、天井も高く、教会を思わせるような出立です。入口のフォントが可愛いくて、思わずパシャリ。4月中旬の青空の中に建つ姿も素敵でしたが、雪が降る頃のグレーの空にもまた、建物が美しく映えておススメだそう。 「蕗谷虹児記念館」って? 今回、施設内を案内してくださった長谷川静生さん。普段は、蕗谷虹児に関する歴史や作品の調査研究をなさっています。 記念館は、1987年7月1日に新発田市で開館され、蕗谷家から寄贈された原画800余点を柱に、直筆原稿や書籍、印刷物、その他資料3,000余点ほどが収蔵されています。 一斉を風靡した蕗谷虹児 今から123年前、明治31年に新潟県新発田市に生まれた蕗谷虹児は、幼い頃から絵を好み、竹久夢二(画家・詩人)の絵を透写するなどして遊ぶ少年でした。絵の才能に恵まれた虹児。21歳には、少年時代からの憧れであった竹久夢二の紹介で「少女画報」に挿絵を描き、画家デビューを果たしました。その後も、「令女界」(密文館)や「少女倶楽部」(講談社)、川端康成と吉屋信子の小説で人気のあった「少女の友」(実業日本社)の挿絵・表紙絵を担当しました。 虹児が手がける作品の多くは、女性がモデル。 社会進出が始まった大正時代を生きる女性たちの、凛とした顔立ちが目を引きます。色気もありながら、力強い眼差しで何かを訴える女性たちは、当時多くの人の心を奪ったことでしょう。 今も根強いファンが多い「花嫁」 さて、皆さんは時代を超えて愛され続ける虹児の作品「花嫁」はご存じですか? こちらは虹児が絵だけではなく、作詞を手掛けたことでも有名です。 「絵にしたい情景は、詩と同時に思い浮かぶものだ」と虹児はよく言っていたそうです。 写真や肉眼では分かりにくいかもしれませんが、実はこの花嫁、目にうっすらと涙がにじんでおり、記念館では虫眼鏡を使って観察することができます。 新発田市では、虹児の業績を讃え、切手としても販売しています。この切手を結婚式の招待状に貼る方も多いのだとか。 https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/furusato/1997/0618_yome/index.html 「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」では、こちらの「花嫁」のクリアファイルもプレゼントいたします。使いやすい、A4サイズのファイルで、蕗谷虹児記念館のみで販売されているレアな一品です。その華やかで、目を引く上品な花嫁の姿に、みんなの視線も釘付けになること間違いなし!(?)。ぜひ、涙の跡も探してみてくださいね。 様々なタッチで描かれた作品がズラリ 他にも、記念館では虹児が手掛けた多くの作品を見ることができます。 数々の有名雑誌を飾った絵をはじめとし、パリ留学の影響を受けた作品や、国際的にも評価が高い線画、どこか懐かしさを覚える童話の挿絵など。思わず時間を忘れてしまうほど、魅力的な作品がたくさんあります。 ↓菊水蔵元4代目 髙澤英介が愛した「語らい」も展示されています(写真右下1949年作、記念館ができた1987年寄贈)。 ↓高畑勲さんが総監督を務めた「アルプスの少女 ハイジ」の参考資料にもなったとされる「アルプスの少女」。 私が心惹かれた展示はこちら「POP」の作品たち。時代は1930年頃の作品です。 つらい戦争下にあっても、その時代を生きる女性たちの姿を、美しく、そして力強く描いています。 あの有名映画監督と意外な共通点 そしてなんとビックリ。 虹児は、日本初!長編カラーアニメーション『白蛇伝』(1958年作、東映映画)の公開に先駆けて、テスト製作された短編カラーアニメ「夢見童子」を監督したそうです。 当時、虹児は作画、構成、台本、広告デザイン等、一人何役も担当したそう。長谷川さんから聞いた話によると、このプロデュース・スタイルは、のちの宮崎駿のスタイルの先駆けとなったともいわれているそうです。 すっかり、蕗谷虹児の魅力にドはまりした私。 記念館から出る前から、「また、ゆっくり来よう…!」と心に固く誓ったのでした…。 今後、皆さんも新潟に訪れる機会がありましたら、ぜひ新発田市の「蕗谷虹児記念館」を訪れてみてくださいね。 ▼蕗谷虹児記念館 https://www.city.shibata.lg.jp/shisetsu/kanko/kanko/1005062.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 140周年のありがとうの気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」実施中! ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「"北越後の旅"気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年04月23日

【菊水140周年キャンペーン賞品】ドイツ伝統製法で作られた、こだわりの「ポークあらびきウインナー」に迫る

テロワール新発田だより

こんにちは。菊水酒造です。 このたび菊水は創業140周年を迎えることができました。 この140周年という節目の年を迎えることができますのも、日頃よりご愛飲いただきます皆様方のおかげでございます。この場を借りて改めて感謝申し上げます。 さて、こちらの菊水通信では、現在開催中の「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」の豪華景品達の魅力や、菊水が根ざす北越後の情景をご紹介します! ぜひ、北越後を旅する感覚で、楽しんでいただけたら嬉しいです。 記念すべき第一弾は、キャンペーン賞品のひとつ北越後胎内産ハム「ポークあらびきウインナー」の製造現場を取材させていただきました! まだ桜が残る4月13日。 新潟県胎内市にある「ハナノ産業」さんにお邪魔しました。 菊水がある新発田市から、車で北上すること約30分。 緑が生い茂る山に囲まれ、綺麗な川(胎内川)が流れる場所に、今回のキャンペーン賞品「ポークあらびきウインナー」をつくる製造場があります。 製造場の近くには、胎内フィッシングパークやロイヤル胎内パークホテル、胎内スキー場があり、大人も子どもも四季を通して楽しめる施設が充実し、新潟県民に愛される観光スポットとしても有名です。 こちらの「ハナノ産業」さんは、昭和63年に創業し、主にお肉の加工製造を行っています。 ドイツ伝統製法の指導を受け継ぎ、30年以上に渡り、手作りのハム・ソーセージを作り続けています。 ドイツ伝統製法も大きな魅力の1つですが、もちろん素材にもこだわりが。 新鮮な新潟県産の豚肉だけを使い、肉の旨味がより染み込むように時間をかけて熟成させています。その後、天然スモークハウスで桜の木をいぶして、じっくり燻製を行います。 安全第一をモットーに塩や調味料はすべて天然物を選ぶというのもハナノ産業さんのこだわり。ぎりぎりまで塩分を低く押さえ、健康にも配慮したやさしい味わいに仕上げています。 ふと、工場の中を見渡すと、そこには、たくさんのお手紙と新潟県民にはおなじみのTVアナウンサーの皆さんの色紙たちが。 北越後に根差して30年、ハナノ産業さんのこだわり、やさしさが商品を通して伝わり、地域のみんなに愛されつづける企業であることを物語っていました。 さて、その気になるお味は? さっそく「ポークあらびきウインナー」を食べてみました! 従業員の皆さんに聞いたところ「ボイル」と「焼き」どちらもおススメ!とお伺いしたので、調理方法を変えて、食べ比べを楽しんでみました。 焼きの方は、写真からも伝わるように「皮パリ&ジューシー」。噛めば噛むほど肉汁が溢れ、歯ごたえもしっかり。 いぶした香りがしっかり感じられ、一昨年にキャンプ場でしたBBQを思い出しました。おいしい! 次はボイル。「あ、甘い!」思わずこぼれた言葉です。 焼きの方はジューシーさが魅力的でしたが、こちらは焼きよりも脂が甘く感じました!ソーセージ特有の皮の歯ごたえが抑えられ、スープに入れても美味しそう。 個人的には、外気分を味わいたい時は焼き。さらっと食べたいときはボイルがおススメです。 さて、ソーセージに合わせるお酒と言えば、ビールを思いつく方が多いと思いますが、今回は菊水の日本酒を合わせてみました! というのも、ソーセージ自体の香りがとてもよく、お肉の味わいがしっかりと感じられるので、日本酒の香りもより引き立たせられ、相乗効果が生まれるのでは…?と思ったからです。 ソーセージをかじり「ふなぐち菊水一番しぼり」を一口。 …はい、ビンゴ!美味しくない訳がない!!! 生原酒のふなぐちは、アルコール度数19度、旨味たっぷりの濃い味わいが特徴なのですが、お肉の味わいは消えず、口の中いっぱいにお肉の旨味が広がりました。 そしてふなぐちをまた一口。 今度は、日本酒のフルーティーな香りが口、鼻の中に広がり、心が満たされる感じ。 贅沢ってこういうことを言うんだなぁと、時間の流れをゆっくり感じながら、特別な時間を過ごしました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 140周年のありがとうの気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」実施中!   ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「"北越後の旅"気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。)   ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。    

2021年04月08日

時代小説ファン必見!?城下町 新発田市

カルチャー

突然ですが、池波正太郎の時代小説はお好きですか? と、いいますのも、実は菊水日本酒文化研究所(以下 日文研)に来られるお客様から「池波正太郎の小説に出てくる白鳥徳利はある?」「池波正太郎が書いていた燗胴壺はこんな感じかも」といったお声をよく聞くのです。どうやら日本酒ファンには池波ファンが多い…実感するところなのです。 池波先生の代表作ともいえる『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人藤枝梅安』シリーズの飲む・食べるシーンの描写が、酒好きの心理を絶妙に刺激、「あぁ飲みたい」欲求を強く掻き立てるのですよね。作品に登場する飲食場面を編集したものも刊行されていますし、先生ご自身が美味しいもの好きとして有名で、食や酒に関するエッセーも多く残されています。 日文研では『剣客商売 包丁ごよみ』(新潮文庫)『池波正太郎の食卓』(同)『剣客商売番外編 ないしょないしょ』(同)を収蔵しています。『剣客商売 包丁ごよみ』は老剣客 秋山小兵衛が作中で舌鼓を打っていた江戸料理を再現したもの、『池波正太郎の食卓』は池波先生が愛した料理をゆかりの料理人が再現し、思い出や作品世界にふれたエッセー集です。   そして『剣客商売番外編 ないしょないしょ』だけは小説。剣客商売シリーズのおなじみのメンバーが脇役を固め、彼らに支えられ数奇な運命を生き抜く女性の一代記です。実はこの主人公のお福は江戸に出る十六歳まで越後新発田(現在 菊水が蔵を構える新潟県新発田市)に暮らしている設定で、当時の新発田での暮らし、奉公先が現存する周円寺の裏であったり、外ヶ輪など昔の地名もそのままに描かれているのです。新発田に居てこの小説を読むと、お福が暮らす江戸の様子と現在の町の様子が重なり、まるでタイムスリップした様な不思議な心地にワクワクします。 本編後の解説には、池波先生が取材旅行に新発田を訪れており、同行の方々に案内ができるほどに新発田にお詳しかったと。なるほどこの時空を超えた臨場感は著者がこの地を良く知っていたからこそだったのか、と膝を売った次第です。少し調べてみますと、この他にも池波作品には新発田に所縁のある人物が登場するようです。赤穂浪士で有名な『堀部安兵衛』(新潮文庫)は主人公が新発田出身、『雲霧仁左衛門』(新潮文庫)の盗賊・熊五郎が新発田藩の江戸藩邸に足軽奉公しているなど、主役から悪役まで様々にみることができます。この様に池波先生がその作品の中で取り上げた新発田市は、1881年から菊水が蔵を構える地です。 越後平野の北部に位置し、市東部には飯豊山、二王子岳がそびえ、加治川など滔々とした豊かな伏流水が潤す肥沃な大地という酒造りに最適な場所です。また江戸時代には十万石の新発田藩城下町として栄え、現在も新発田城をはじめ、藩主の下屋敷である清水園や足軽長屋などに当時の面影が残っています。     市内のあちこちに立つ本丸・二の丸・御免町などの旧町名の標識、 現存する外ケ輪小学校、御免町小学校、本丸中学校などの学校名、寺院が並ぶ旧寺町通りなど、町の至る所に城下町新発田の古い歴史を偲ばせています。『ないしょないしょ』に「越後・新発田から江戸まで八十九里」とあるとおり江戸から離れた、余り大きく派手ではない藩ながら、池波先生が思い入れを持ち作品に使ってくださったのは、新発田の美しいお城やお濠、歴史ある神社仏閣、そして学問や芸術に祭りといった城下町としての文化が色濃く残っているからなのかもしれません。   菊水はこの地で、今までもそしてこれからも、大地の恵みを感謝の心で醸し、皆様の心豊かな暮らしを創造する蔵であり続けたいと願っています。 新発田観光協会 https://shibata-info.jp/welcome ■菊水通信WEBブック型はこちら