北越後だより

2022年06月08日

豊かな穀倉地帯は厳選和牛さえ 育ててしまう!「新発田牛」

菊水が蔵を構える北越後・新発田市。北西部は日本海に面し、東部は飯豊連峰の山岳部に接しています。飯豊連峰に源を発する清流・加治川とその支流は市内を貫流し、河川流域に豊かな大地が開けています。 美しく豊富な水と肥沃な大地、この豊かな土地の恵みを醸しているのが菊水の酒ですが、また一つ、この大地が育んだ新たな「美味しさ」が私達を愉しませてくれることになりました。「新発田牛」です。こちら、厳選に厳選を重ねた、選ばれしブランド牛!   新潟県内で育てられた黒毛和牛で、品質規格等級がA -3、B -3以上のものが「にいがた和牛」であり、安定した人気を博しています。その「にいがた和牛」の中からさらに厳選し、ここ新発田産の良質な稲わらを飼料として育てられ、肉質4等級以上のものを「新発田牛」と称し、2021年より流通が開始されたのです。 厳選和牛「新発田牛」。その最大の特徴は美しい霜降りです。もちろん味わいもこの見目麗しさを裏切りません。脂質の融点が低いため口の中に入れた瞬間に脂が溶け出し、脂といえど、もたれることのない上品な甘味を感じます。上質な脂と柔らかな肉質とが相まって極上の美味しさなのです。 清冽な雪解け水と肥沃な大地、北越後・新発田ならではの気候風土が産む良質で美味しい稲、その稲わらが健康でたくましく旨味たっぷりの上質な和牛を育むのですね。 英語で You are what you eat. ということわざがあります。日本語にすると「あなたは、あなたの食べたものそのものである・あなたはあなたが食べたものでできている」。体や心の健康は毎日何をどう食べたかで決まるとして、食事の大切さを説く格言ですが、これは人のみならず他の動物にも同じことが言えるのではないでしょうか。良質で美味しい米の稲わらを食べて育った牛が、上質な素晴らしい肉質となることは、この格言が示す通りです。 北越後の豊かな大地が産んだ新しい美味しさを、多くの方に召しあがっていただきたいのですが、昨年流通がはじまったばかりです。取り扱い販売店や、味わえる飲食店は現時点では新発田市内が中心です。以下のサイトで調べ、お店にお問い合わせ頂けます様お願い致します。 この美味しさは他の有名ブランド牛にも負けていません。いち早く体感し、グルメなお友達に差をつけてみてはいかがでしょう?   新発田牛についての詳細や、お取り扱い店はこちら https://shibata-ushi.jp/

2022年04月19日

ふなぐち菊水一番しぼり~50年の想いが載る酒~

今から50年前、皆さん何をしていましたか? 50年前1972年といえば……第一次田中角栄内閣成立、日本の鉄道開業100周年、沖縄が日本に復帰、札幌オリンピック開催、と日本が戦後処理の終盤を迎えつつ、近代化に向けて走り出していた頃、様々な出来事があった年でした。 そんな1972年にふなぐち菊水一番しぼり(以下ふなぐち)は産声をあげました。当時とても画期的な商品と言われたのですが、その背景はどのようなものだったのか、当時の清酒業界を知る手掛かりになる資料をみてみましょう。 日本醸造協会誌(1906年創刊の醸造に関する総合専門誌)の1972年1月発行である第67巻第1号に、当時の国税庁酒税課の担当者による「酒類行政と産業政策」の記事を見つけました。 そこに記されていたのは、清酒業界が「古い歴史を持つ在来産業」であること。これまでは「業界内に巨大産業が存在せず」、主原料である米が「長い間統制下におかれ」ていた為「生産シェアが固定化」されていたこと。上記の理由により「平均規模が圧倒的に零細であるにも関わらず、最近まで比較的平穏に推移することができ」ていたとのこと。 しかし此処に来て「需要の変化(消費の高級化・人口の都市集中・マスメディアの発達等)が重なりあって、いわゆる銘柄格差が顕著となり、販売面での上位集中が進んできたこと。「灘・伏見の主産地ブランドイメージ、特に高級酒としてのイメージが強い」ため、他地方の「中小企業の生きる途」は「思い切った合併、協業等により、早急に規模の利益、生産性向上を図る」か、もしくは「適正規模でありうるような分野を造出してそれへ特化すること」と断言されています。そして最後に「大企業による規模の利益が国民に還元されるとともに、中小企業もまた、そのあるべき場所を探りあて、大小が巧くバランスした状況が実現できれば、それこそ清酒製造業の最も望ましい産業構造であろう」と締めくくられています。 このように業界誌で官の立場より提言される程に、時代の変化とともに大手メーカーさんによる販売シェアが勢いを増していたこと、それにより地方の中小蔵元が厳しい状況に置かれつつあったことが読み取れます。 では、民の立場である業界各社はどのように時代を見ていたのか。同誌には 「21世紀の酒を語る」と題し、大手酒造メーカーさん、大手卸売会社さん等による新春放談も掲載されています。いわく、「現在清酒は生産過剰な状態にありますので、これから脱却するのには、嗜好の多様化に対応した商品の多様化というものを積極的に進めなければならないし」、「戦後は全体的に技術が向上し一定水準以上のものが多いので、その上の品質差は少ない」、「歴史的にみますと酒類で新製品というのはなかなか無いんですね。最近の新製品というのは飲料ではコーラ、ヤクルト、カルピス等ですが、それに引きかえて酒なんかで新しいものをときどきいろんな試みがなされておりますが、もう1 つぱっとしない」などの発言がありました。 戦後の技術向上により品質の良い酒を安定的に生産できている状況であること。特に大手メーカーが販売シェアで勢いを増している状況であること。その中でも多様化した嗜好に対応できる新商品が必要であること。他の飲料に比してアルコールには際立ったヒット商品が生まれていない状況に懸念を抱いていること、等々が読み取れます。 加えて、「新製品を作る場合に技術的にはいろいろな可能性はありますが、いまのコーラのように定着するまでの期間、それに対するいろいろな要素、例えば実際売るほうの力が大事です。いまのところでは、そこまで持っていく力の不足を感じさせられるんです」とありました。これからの販売促進方法にも思いを巡らせ、時代の大きな変化への対応に危機感を持っていたことがうかがえます。 また、「普通はかん(燗)して飲む」、新製品を出す場合「全部かん(燗)して決めます」とあり、当時、燗をつける飲み方が多数を占めていたことも示されています。 以上は中央の、国の機関の提言であり、業界を代表する大手メーカーさん、大手商社さんによる放談です。地方の多くの中小メーカーは、またそれぞれに違った状況にあったことでしょう。先の記事に共感する蔵もあれば、少し遠い世界の出来事のように感じている蔵、そもそも中央の動きを全く意識しない考え方など、様々だったことと推察しますが、大きく捉えると、1972年はこの様な時代背景であり、清酒業界の状況だったといえるでしょう。 前述の様な時代に、ふなぐちは生まれました。発売までに3年間の開発期間があったことを鑑みると、その先見性に驚かされます。 国税庁酒税課の提言にある「適正規模でありうるような分野を造出してそれへ特化すること」を、既に目指していたこと。そして新春放談にあるとおり、大手企業でさえ「酒なんかで新しいものをときどきいろんな試みがなされておりますが、もう1 つぱっとしない」状況であった中に、新潟という地方の小さな蔵が画期的な新商品を生み出したこと。何よりこれらが記事の出る3年前には着手され、記事が掲載された時には発売が開始されていたのですから。 開発のきっかけは、お客様の声でした。当時菊水では、蔵見学に来られたお客様へしぼりたての原酒を試飲していただいていました。その生の美味しさは、お代わりを求められたり、「買って帰りたい」とお声が多くあるほどだったのです。清酒は微生物の働きによって醸します。この微生物の働きを上手にコントロールするのが酒造りの大きなポイントの一つです。 商品として流通させるには品質を安定させることが必須、この工程が「火入れ」と呼ばれる加熱処理です。生酒の殺菌を行うとともに、残っている酵素の働きを停止させるのです。蔵でふるまっていたのはこの火入れをする前の生酒です。フレッシュでとても美味しいことは蔵の人間が一番よく知っていたのですが、酵素の働きを止めていない生酒、この後どう変化するか分からないものをそのまま容器に詰めて市場に流通させることはできません。 当時の社長である四代目・髙澤英介は常々こう考えていました。「良い酒を提供するのは蔵元の義務である。酒税法で規定する酒造免許は『一般には禁止されていることを特別に許可する』という趣旨であり、そこには『免許を持つ以上は良い酒をより多く世の中へ供給しなさい』という法の精神があるのだ」と。このような信念を持つ蔵元にとって、蔵でしか飲めないこの美味い生酒を、どうにかして多くの人々に届けられないか、届けるべきだと強い思いにかられたのは、必然だったことでしょう。 信念に基づいた強い思いであったとはいえ、実際に商品にするには様々な問題がありました。当時の若手蔵人を中心に一丸となって研究に取り組みました。従来の酒造工程を一から見直すのは勿論、使用する酒造機器、容器の素材、果ては容量に至るまで。どうしたらこの生酒の味わいを商品化できるか、その目的の為に熟考を重ね、試行錯誤を繰り返しました。 3年の研究期間を経て、生酒のフレッシュさを活かす為、火入れをせずとも酵素の働きをコントロール出来る酒造技術を見出しました。また容器には、ガラス瓶ではなく紫外線を遮断できるアルミ缶を採用することで生酒のデリケートさを損ねずに保てることにも辿り着きます。加えて、一升(1800㎖)瓶入りが常識だった当時において、200㎖という小容量にしたことも、しぼりたての酒をフレッシュなまま飲み切れる分量を意識しての選択です。かくして、火入れ殺菌をしない生酒、飲み切りサイズの小容量、アルミ缶入り、燗にしないばかりかキンキンに冷やして飲む、と当時の清酒の在り様を根底からひっくり返すような斬新な新商品が生まれたのです。 前述した1972年の新春放談の記事に、新しい商品を販売して定着させる難しさも語られていました。ふなぐちのユニークさはこの販売促進法にも表れています。販売促進のスタート地点として目を付けたのは、なんとスキー場でした。1960年代より日本国内はスポーツや旅行などのレジャーブームが巻き起こっており、1972年の札幌オリンピックをきっかけにウィンタースポーツ熱が高まり、その大衆化が進みました。スキーブームの到来です。多くの人で賑わうスキー場に目を付けたのですね。スキー客や温泉客が泊まる民宿の主人に、まずは試飲してもらい、今までなかった生酒の美味しさを知ってもらいます。 そして夕食のお膳にお酒をつけるには、一般的な一升瓶入りの日本酒では徳利に入れ替える手間がかかるし使用後は洗わなくてはいけないが、この商品ならこのままお膳に並べ、後片付けも楽であり、飲まない客は持って帰る事もできる。と、この新時代の酒の美味しさに加え、その利便性をも丁寧に説いて廻ったのです。然して、狙いは見事当たりました。採用してくれる宿が増え、首都圏から遊びに来ていた若いスキーヤーや観光客は宿で飲んだ新しい酒の美味しさを口コミで伝えるようになり、ハンディな缶入り酒はお土産としても喜ばれたのです。 スタートは山形の蔵王スキー場から、その後おなじ手法で越後湯沢、妙高高原、白馬などへ販促活動を拡げていきました。同時に、東京の百貨店に取り扱っていただける様に手を尽くしました。スキー場でふなぐちの味を知った若者が、帰京後に百貨店で購入できるようにしたのです。百貨店1社が採用してくださるに至り、そのユニークさと売れ行きに他の百貨店も追従してくださるようになりました。これでグンと販売量を伸ばすことに成功したのです。 蔵でしか飲めなかった酒を店で購入できるように、スキー場で出会った思い出の酒を首都圏でも買えるように。商品開発も販売方法も、「酒造免許を与えられているからには、良い酒を多く世の中へ提供する義務を負う」、蔵元の信念ともいえるこの思いから産みだされたものといえましょう。 実は、1966年67年と2年続けて菊水の地・北越後では集中豪雨で河川が氾濫し、歴史に残る大水害がありました。菊水の蔵も隈なく大量の土砂に覆われ壊滅的なダメージを被ってしまいました。そして、この水害を機とした県による河川改修もあり、菊水は立ち退きを余儀なくされているのです。その頃は従業員10名ほどの企業規模、2度の水害で蔵も設備も土砂まみれ、挙句に立ち退き命令。蔵元の心情いかばかりか、想像を絶するばかりです。それでも四代目当主は移転再建の道を選択し、資金面でも実務面でも語りつくせない苦難の中なんとか1969年に待望の新工場が完成、稼働させました。 この切羽詰まった状況下にあって常識では考えられない新商品ふなぐちを開発し、発売、思いも寄らない手法で販売促進活動を行い、これをヒットさせるに至るのです。 移転再建から発売まで、この間わずか3年のことでした。 この奇跡の様な商品ふなぐちは、発売から50年経てもなお、名実ともに菊水の看板商品です。発売から46年後の2018年には累計販売数3億本を突破しました。単純計算で1年に約650万本売れたことになります。200㎖入り高さ約10㎝のこの缶を、1年の販売本数を縦に並べたら650㎞。菊水から西へ直線距離で岡山と広島の県境あたり、北上すれば北海道富良野あたりまでに相当する長さ(いずれも地図上の直線距離)になります。お客様が買ってくださった本数の多さたるや、感謝の念に堪えません。 2012年には発売40周年を迎えました。ここまで飲み支えて下さったお客様に「直接」感謝をお伝えしよう!とご愛飲者様のご自宅へ菊水社員が訪問し、感謝の意と共に記念品をお渡しするキャンペーンを行いました。営業部門の担当者を筆頭に、事務方も製造部門も総出で。募集をかけ、「来ても良い」と応募くださった全てのお客様(北海道から九州まで)のお宅へ一軒一軒訪問したのです。このキャンペーン、お客様へ感謝をお伝えする目的だったのが、結果的に菊水が励まされることになりました。 飲み溜めた2年分の空き缶660本を玄関に飾って社員を迎えてくださる方あり、はじめて飲んだのはスキー場だったと、ふなぐちの歴史そのものの思い出を語ってくださる方あり、ご自身の営業活動の手土産として活用してくださっている方あり、訪れた社員が皆それぞれに、お客様のびっくりするようなエピソードを持ち帰ってきたのです。 他にも、同じ年の生まれといってふなぐちに親近感を持っていると笑う方、奥様のご実家である新潟へ結婚の挨拶に行かれた際に、ふなぐちが場を和ませてくれたという方、出張帰りの新幹線でふなぐちを飲み続けて20年という方、ふなぐちを売っていなかった近所のコンビニに頼み込んで取り扱ってくれるようにしてくださった方、子供の頃にお父様が美味しそうにふなぐちを飲んでいたことをきっかけにご愛飲いただくようになった方などなど。 社員が持ち帰ったエピソードを聞くにつれ、ふなぐちにはお客様それぞれの大事な思いが乗っていることに気づきました。長く販売されている商品には、その時間分、飲む方の人生や思い出が積み重ねられていくのですね。 50年前、蔵存続の大きな岐路に立ちながら、常識を覆す様な新商品を開発した当主の思い、その蔵元と新商品の可能性を信じて斬新な手法で販売活動を行った従業員、そして50年という長い間に飲んでくださった多くのお客様。ふなぐちが嗜好品としての日本酒、ただのロングセラー商品というだけではなく、立場の違い、時流を超えて、様々な人の想いを背負っている酒なのだと改めて感じ、感慨を深くしています。 お客様の思い出の中にある酒が、いつでもいつまでもお店に並んでいるということは、お客様の思い出を大切にすること。これを無くしてはいけないと強く思う次第です。 時を経て、販売する拠点はスキー場から全国の酒販店、スーパー、コンビニへ、ご愛飲者様との語らいは直接のご訪問からTwitterなどのSNSへ、様々に形は変わってもふなぐちという出来立ての美味しさをお届けしていく志は変わりません。50周年をヒトツの節目とし、ご愛飲者様への感謝を胸に、これからも菊水はこの酒を醸し続けて参ります。 【参考資料】 ◆日本醸造協会誌第67巻第1号 ◆菊水小史(菊水酒造株式会社発行) ◆NHKアーカイブス回想法ライブラリー自分史年表 https://www.nhk.or.jp/archives/kaisou/jibunshi/

2021年07月27日

【菊水140周年】北越後の恵みを感じる新潟県新発田産コシヒカリ

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 140周年キャンペーンコラムをご覧いただきましてありがとうございます。 この連載をご覧いただき、北越後を実際に旅しているかのように楽しんでいただけたら幸いです。 今回は、「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」賞品の一つ、『新発田産コシヒカリ』の魅力を、皆様にたっぷりお届けします。ぜひ最後までご覧くださいませ。 ※キャンペーンのご応募は現在終了しております 晴天の中、車を走らせて 菊水酒造の本社がある新発田市島潟から、北上すること10分。 綺麗な田んぼ道の先に「北越後新発田産コシヒカリ」を育てる「そうえん農場」があります。 新潟のゴールデンウィークの風物詩 新潟のゴールデンウィーク時期の風景と言えば、皆さん何を思い浮かべますか? 新潟は、連休の少し前頃から田植えが始まり、一面茶色だった田園風景が段々と緑で染まっていき、青い空と緑のコントラストがとても清々しい風景が一面に広がります。 それが、新潟のゴールデンウィークの風景。 連休最終日は休みが終わってしまう寂しさがつきものですが、新潟のゴールデンウィークはちょっと違います。田んぼの稲たちが元気に上を向いて伸びようとしている姿に元気を分けてもらえて、また頑張るか!という気分にしてもらえます。 田舎に帰ってきた皆さんがまた帰って来たいと思える景色。そんな田園風景をつくってくれている「そうえん農場」さん。 私たちが訪問した日は、ちょうどその田植え作業が落ち着き、田の水管理を行っていた頃。そう教えてくださったのは、『新発田産コシヒカリ』を作っている「そうえん農場」の下條荘市さんです。 新潟県新発田市にある「そうえん農場」さんは、美味しいものを作り、美味しく食べてもらいたいという思いで、農作物を育てています。 この思いはとても強く、「JGAP認証」や「穀物検査場及び穀物検査資格」など、食の安全や環境保全に取り組む資格を認証・取得されるほど。 さらに、品種改良した作物の生育試験や、農業管理システムの開発支援を行うなど、地域にも大きく貢献されています。 溢れだす魅力的な人柄 お米作りの知識に関しては、ほぼゼロと言ってもいい私たち。 そんな私たちにも分かりやすいように、専門用語をかみ砕いて、例えを交えながら説明してくれる下條さん。その眼差しは、とても熱く、日頃から対話をしながら農作物と向きあっている姿が思い浮かびます。 愛情たっぷり『新発田産コシヒカリ』 今から24年前に、勤めていたJAをやめ、42歳から農業を始めたという下條さん。 今では、農業を始めた時の10倍以上にあたる「23ヘクタール」ある農地を管理されているそうで、繁忙期には人員を増やして作業を行うこともあるそうです。 ~お米ができるまで~ ・種まき(4月下旬)…田に植える苗を育てます ・代かき・田植え(5月上旬から中旬)…田の土を整え、苗を植える ・水管理や除草作業(6月上旬)…稲が元気よく育つように環境を整える ・中干し(6月中旬)…田の水を抜き、稲に危機感を与えて無効分けつ(稲にならない茎)を抑制 水を入れる(6月下旬) ・追肥(7月下旬)…出穂後、稲の赤ちゃんである幼穂が茎の中にできたらご飯となる追肥を行う ・害虫管理(8月) ・稲刈り(9月) ・稲を乾燥させ、玄米にする(9月・10月) 皆さんもご存じの通り、ほぼ1年間をかけて、稲と向きあうお仕事。私たちの手元に届くまでに、長い月日をかけてたっぷりと愛情が注がれます。 昔から「お米一粒でも残したらバチがあたる」と言いますけども、それも納得です。 その時々で変わる顔 1年を通して、作業をしていると、稲たちの様子が違うように、その日その日で見える風景も違うのだとか。 今回は特別に、写真愛好家でもある下條様にとっておきの写真をいただきました!   皆様にも「北越後の大地」の素晴らしさと美しさを感じていただけたら嬉しいです。 一番好きな景色をお伺いしたところ「やっぱり、稲穂が頭垂れてる姿だねぇ~」とはにかむ下條さん。 やっぱり、手塩にかけて育ててきたお米が収穫に近づいた姿は、何物にも代えがたい達成感と嬉しさがありますよね。 『新発田産コシヒカリ』そのおススメの食べ方は? 「にぎりまんまが一番。」と下條さん。 おススメの具材は新潟県村上市の塩引き鮭とオカカ!と即答。のりを巻かずに、味付けはほんの少しのお塩でオッケーとのこと。   これぞ「至高のにぎりまんま!」 お米一粒一粒がしっかり立って、口に含んだ時が本当に至福の時でした。塩だけでとても十分!噛めば噛むほど甘みが増して、次から次へと口にほおばってしまう美味しさ。 新潟北越後の米最高です!!丹精込めたお米、しっかりといただき、元気を分けてもらいました。 皆様もぜひ、賞品の1つ「笹川流れの塩」も使って、「北越後の恵み」をご堪能下さい。 最後までお読みいただきありがとうございました。 謝恩 このたびは、「北越後の旅気分プレゼントキャンペーン」にご応募いただきまして、誠にありがとうございました。 菊水が創業140周年を迎えることが出来ましたのも、みなさまの一缶、一杯に支えていただいたおかげでございます。 菊水は、これからも人々の心豊かなくらしに寄り添いながら、お客様のご期待にお応えできるよう精進して参ります。何卒変わらぬご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

2021年07月08日

賞品に見る北越後の豊かさ|新発田テロワール

北越後、とは。 あらためて「豊かな地」なのだと思いました。菊水の創業百四十周年を感謝するキャンペーンの賞品を見ての思いです。プレゼントキャンペーン自体は6月末に応募を締め切っているのですが、「北越後の旅気分BOX」と銘打った賞品の品々を見て、この地の豊かさに改めて気づいた話をさせてください。 「米どころ」と枕詞付きで語られるほど、新潟は全国有数の米の美味しい地として名を馳せています。地元農協のサイトによると、コシヒカリに代表される新潟米のおいしさの理由は①豊富な雪解け水、②肥沃な大地、③適切な自然条件 の3つなのだそうです。 北越後の恵みの数々。 菊水の地 新発田市ももちろんこの3点をしっかり備えています。雪溶け水はその量の豊富さで農業用水として水田にたっぷり活用されるのみならず、山間地の山林の落ち葉が創り上げた腐葉土の養分をたくさん含んで川へ流れ出、米作りに大切な養分を含んだ肥沃な土壌を作り上げるのです。また、米の食味を左右する大きな要因は稲穂が発育・肥大する登熟期の気象条件です。この時期の最適気温は24.5℃、そして昼夜の温度差が大きいことが重要なのですが、この地の気象は条件にぴたりと当てはまるのです。これはもう新潟のお米が美味しいわ けですね。 また、この豊饒な大地が育むのは米だけではありません。農業大国新潟県の中でも、特に新発田市が県内一の出荷量を誇るのがアスパラガスです。アスパラガスは地下茎と貯蔵根に養分を蓄えた株から芽吹く野菜ですので、育つ土壌が特に重要なのだそう。新発田産アスパラガスが太く、甘く、柔らかいのは、この肥沃な地の恩恵を受けていることは想像に難くありません。余談ですが、疲労回復作用で知られる栄養素のアスパラギン酸は、アスパラガスに多く含まれていることから、この名前がついたのだそうですよ。 そして新潟の夏といえば枝豆です。新潟県人にとって枝豆は、おつまみであり、おやつでもあり、おかずでもある万能の食材なんです。おかずでもある!?そう、小鉢に品よく盛り付けるのではなく、ザルに山盛りでモリモリバクバクと食べるのが新潟県人の常識。新潟の枝豆の作付面積が全国一位(平成30年農水省統計)でありながら、全国的に新潟が枝豆の産地だと余り知られていないのは、自分たちでほとんど食べ尽くしてしまうからなのです。たくさん美味しい枝豆が採れるのも肥沃な大地の恵みに他なりません。 さて、菊水の地 新発田市を含む地域「北越後」は、その呼び名のとおり新潟県(越後)の北部に位置します。この地の東部には飯豊連峰がそびえ、そこに源を発する加治川と支流が滔々と流れ、豊かな大地が開け、国内有数の農業地帯であるのは前述のとおりです。片や北西部は日本海に面しており、白砂青松と称えられる美しい海岸が拡がっています。中でも屈指の透明度を誇るのが、海岸「笹川流れ」。 緑豊かな山を背景に、日本海の荒波の浸食によりできた奇岩・岩礁や洞窟、澄んだ青い海という豪壮な景観は、国指定の名勝及び天然記念物となっています。地元ではこの美しく清らかな海水での塩づくりも行われています。海水を何度も晒し布に通して丁寧に海のアクを取り除き、その後じっくり時間をかけて煮詰めてつくる塩は、自然の恵みを人が手間ひまをかけ凝縮させた、まさに日本海の結晶そのものといえるでしょう。 私達が自然から受け取っている有難い恩恵は食すものばかりではありません。心身に与えられる「癒し」もまた、大きな恵みのひとつですよね。菊水から車で20分ほど走ると温泉地が拡がります。 美人の湯・不老長寿の湯として親しまれている月岡温泉です。旅館や飲食店、お土産屋が立ち並び、観光客に人気の温泉街ですが、お伝えしたいのはその泉質です。弱アルカリ性で肌に優しく、硫黄の含有量も多く、美しいエメラルドグリーン色をしているのです。大正四年に開湯し、当初は湯治場として地元の人々を癒し、今もなお尽きる事なく滾々とわき出す大地の恵みです。   この様に賞品のいくつが私に語りかけてくれたのは、北越後がいかに豊かな地であるか、ということでした。山と川と平野があって、冬は寒く雪が降り、夏はしっかりと陽に照らされる、ここ北越後。雪解け水は山々を潤し緑を育む。その山林の養分を含んだ流れは河川となり大地を肥沃にし、海へと流れ込む。栄養豊富な水を求めてプランクトンが集まり海を清らかに保つ。その大いなる自然の営みの中から、人が知恵を絞り手間を惜しまず、恵みのおすそ分けを頂く。 まるでこの地は、日本という国の各地に散在している「自然の豊かさ」を全て集めて、ギュッと凝縮したような地域だということに、あらためて気づいた次第です。 「私たちは、感謝と良心を以って、大地の恵みを醸し、こころ豊かなくらしを創造します」 初代高澤節五郎が若干16歳でこの地で酒を醸すと決めて以来、百四十年ずっとこの地で大地の恵みを醸してきた菊水、自然の恵みへ感謝をし、また賜った恩恵をお客様とこの地へ還元していきたい思いを込めた、菊水の経営理念です。 これまでも、そしてこれからもずっと菊水は豊かなこの地に根差し、大いなる自然の恵みを循環させて参ります。 *菊水は今年 創業百四十周年となります。この節目に改めてご愛顧への感謝を申し上げます。そのお礼の気持ちのプレゼントキャンペーンは6月末をもって応募終了となっております。ご了承のほど宜しくお願いいたします。 ◆~菊水通信2021年夏号より~ こちらの記事は、デジタルブックでもご覧いただけます。

2021年06月25日

【菊水140周年】月岡温泉をゆったり観光♪自称日本一まずい温泉も飲んでみた

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 140周年キャンペーンコラムをご覧いただきましてありがとうございます。 今回は、新発田にある、全国でも有数の温泉地「月岡温泉」の魅力を、たっぷり皆様にご紹介いたします♪ぜひ最後までご覧くださいませ。 綺麗な湯色と嬉しい効能 エメラルドグリーンの綺麗な湯色をした月岡温泉。 月岡温泉は、国内随一の成分含有量を誇る硫黄泉としても有名で、近くには「美人の湯」という共同浴場があるほど、美肌効果が期待できる嬉しい温泉です。 自称日本一まずい温泉!? 温泉街への取材が決まった日から、皆さんにどこを紹介しようかルンルンで検索していると、気になるキーワードが…「日本一まずい温泉水」「源泉の杜」「ヤバい」「飲めなかった」 ・・・・? 月岡温泉街は菊水のある新発田市島潟から、車で20分ほどの場所にあるので、コロナ禍になる前は散歩がてら行くこともしばしばあったのですが、「日本一まずい温泉水」の存在を知らなかった筆者。 ヤバそうなキーワード達に惹かれ、最初の目的地として「源泉の杜」を目指すことに決めました。 源泉の杜に到着して、真っ先に目に入ったのはコチラの看板。 その味が原因か、あまりにも凄い効能のせいか、1日の飲用量は「90mlまで」。「15歳以下飲用不可」の文字が…。 怯むことなく、ズンズンと奥に進むと、かけ流しの源泉がお出迎え。 「え?匂い凄くない?温泉卵の匂いがする!」と驚きながらも、専用のコップに温泉水を汲み取り、おそるおそる一口いただきました。 「!!!!!!!」 美人で有名・人気者のNさんも思わず、この顔です。 Nさんの表情に怯えながらも、筆者も1口いただくと、苦みが強く、思わず眉を顰めてしまうほど、インパクトのあるお味でした…。 皆さんも、月岡温泉街に来た際はぜひチャレンジしてみてください…! お口直し? 温泉水をいただいた後は、いよいよ、月岡温泉街を散策♪ ここ最近、温泉街を中心地に、新潟ならではのものが味わえ、素敵なお土産が買えるお店が続々と誕生しています。 「歩きたくなる温泉街」がテーマの月岡温泉。私たちも新潟の味を満喫してきました♪ ■元祖月岡屋「元祖月岡まんじゅう」 温泉街を観光したら、食べずにはいられない温泉饅頭! こし餡、粒あん、白あんも美味しいですが、ぜひ卵味の「きみ餡」も召し上がってみてください♪地元の人からも昔から愛される、優しく甘い味わいです♪いくらでもいけます♪ ■新潟粉物 premiumPOWDER 米BEI「うさぎ焼」 米粉がモチモチ!味の種類もたくさんあって迷っちゃう! 冷えたままで食べても、温めて食べても美味しいです♪ 他にも、新潟のお米の新しい魅力を感じられる米粉を使ったアイテムがたくさんあります。 ■新潟菜果 premium AGRI 実MINORI「ストロベリースムージー」 スムージーのベースに安田ヨーグルトをセレクト♪フレッシュな味わいと香りで、身体も喜ぶ味わいです♪新潟産を中心とした国産フルーツや野菜を気軽に味わえるジェラートの販売もあります。 今回ご紹介したお店はもちろん、月岡温泉には新潟を満喫できる素敵なお店がたくさん♪ ぜひ、月岡温泉観光協会ホームページでチェックしてみてください♪ http://www.tsukiokaonsen.gr.jp/walk/ 美味しいモノを食べた後は… 月岡の街をブラブラ。 街景観を崩さないよう、ポストは茶色でした。 そして、突如始まった「菊水」探し(笑) ①新潟米菓 premium SENBEI 田DEN の近くに発見! 新潟自慢の米菓がテーマのお店。 せんべいの手焼き、絵付けが体験でき、世界で1つだけのオリジナルせんべいが作れます♪ ②新喜久屋 新潟の美味しいお酒を販売しています。100円で試飲もできます♪ お気に入りの一本をお土産にどうぞ♪ たくさん歩いた後は大人気スポット「足湯」へ 月岡温泉街には無料で足湯を体験できる「あしゆ湯足美(ゆたび)」があります。 時がゆっくり流れ、心地よい温度の湯。 いけない、いけない仕事中だった(汗)と頭では分かっていながらも、 「夜の幻想的なライトアップも気になるし、プライベートで来ちゃうか~」 なんて考えている筆者でした。 まるで月岡温泉に来た気分!? 只今、菊水では、創業140周年の感謝の気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」を実施しています。 A賞「”北越後の旅”気分BOX」では、ご自宅でゆっくり月岡温泉観光気分を味わっていただける、エメラルドグリーン色をした「月岡の湯」を3包プレゼント♪ 応募締め切りは6月30日23:59までです。皆様ぜひこの機会にご応募ください♪ 最後までお読みいただきありがとうございました。 次回の更新もお楽しみに! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

2021年06月21日

【菊水140周年】薪で焚く 昔ながらの 塩つくり『笹川流れの塩』

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 140周年キャンペーンコラムも第7弾となりましたが この連載をご覧いただき、北越後を実際に旅しているかのように楽しんでいただけたら幸いです。 今回は「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」賞品の一つ、‟新潟で最も美しく清らか”といわれている『笹川流れ』の海水からつくられた『塩』のご紹介です。新潟北越後の海のイメージが変わるかも知れません。ぜひ最後までご覧ください。   ★日本海は薄暗い・荒波・寂しい感じ? 日本海といえば、2時間サスペンスドラマに出てくる岸壁に荒々しく当たる荒波のイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?実際寒い時期はそのイメージのままなのですが、春~夏にかけての日本海はこんな感じです。 穏やかです。そして海の色がイメージと違いませんか? ここは菊水酒造のある北越後新発田から車を走らせ約1時間、日本海沿いを北に進み、山形県に入る手前に位置する『笹川流れ』です。海鳥の鳴き声と優しい波しぶきの音が何とも心地よい場所。 澄んだ海の色と青い空のコントラストがとても美しく、大自然の美しさに魅せられ、何時間でもぼーっとしていられるような、そんな場所です。 国の名勝天然記念物に指定され、県立自然公園でもある笹川流れ、その美しい景勝地に工房を構えるのが(有)日本海企画 笹川流れ塩工房。   ★薪で焚く昔ながらの手作り海水塩 この笹川流れ塩工房で作られる塩は、その名の通り100%笹川流れの海水から出来ています。しかも、これだけ進化した世の中であっても、昔ながらの手法で何時間もかけてゆっくりと丁寧に作り上げられた塩なのです。 工房に到着すると、まず目に入ってくるのがこちらの薪↓ この薪を使って何時間も掛けて海水を焚き上げます。 じっくりじーっくりと焚き上げ、丁寧に結晶化させるのだそう。 そうすることで、えぐみのないまろやかな塩になる。 笹川流れ塩工房では、ただ海水を焚き上げるだけではなく、こんな工程を踏み塩をつくります。 ①  笹川流れの海水をポンプで汲み上げる ② 2万ℓ入るタンクに海水を寝かせ、不純物を沈殿させる ③ 平釜と呼ばれる笹川流れ塩工房特製の平らな釜に海水を流し込み、大量の薪で煮詰めていく ここで行われる手作業の『濾す』作業が、笹川流れの塩工房の塩の白さを生みだします。 漂白したの?と聞かれる程の美しい白。 手作業でさらしの布に海水を通し、何時間も掛けて、海の灰汁や石灰を丁寧に取り除くから白い塩ができるのだそう。 ④煮詰めること15時間、水面に花が咲いたような塩の結晶が浮き上がってくる ⑤さらに煮詰め結晶化され笹川流れの塩になる ⑥さらに、“ツト”と呼ばれるわら細工に塩を丸一日置き、苦汁を取り除き塩が完成する   ★美味しいかどうかはお客様が決めること こんなに丁寧に手間暇かけて“笹川流れの塩”を作っているのが有限会社日本海企画 笹川流れ塩工房 代表の小林久さん 小林さんが塩づくりを始めたのは1998年、以前は船大工をされていたそうです。 生まれた時から海が近くにあり、生まれた時の産湯は海水だったとか? 20年以上塩を作り続けてきてもなお、この手作りにこだわり続けるのは、塩を美味しくするにはこの方法が一番と自負するから。しかし「お客様に美味しいから買ってくださいとは言わない、美味しいかどうかはお客様自身が決めること」と小林さんはきっぱりと仰います。 嘘偽りなく、笹川流れの海水100%を使用し、時間を掛けて丁寧につくっているこの現場を見てもらえば ここの塩は間違いないと皆さん確信してくださる。 実際、各地からこの場所を訪れ、取り扱ってくれる業者さんも多数いるそう。 笹川流れ塩工房のにがりに惚れ込み、にがりを求め茨城から訪れる豆腐屋さんも。 小林さんの穏やかで優しく謙虚な姿勢に、この塩の素晴らしさが伝わってくるようです。   ★salt&cafe 『食べてごらん』と小林さんが差し出してくださったのがこちら↓ 塩ソフトクリーム‼ この茶色い粉のように見えるのが塩です。『藻塩』という塩で、『藻』という海藻から出来ている塩です。 このように、「藻」を海水に漬け込み焚き上げます。 ほのかに磯の香りがして、甘~いソフトクリームに塩味がきいて、美味しい!! ぜひぜひお試しいただきたい一品です。 笹川流れ塩工房の名前に「salt&café」とついているのですが、ソフトクリームや笹川流れの塩で仕上げたおにぎりなど軽食が取れます。salt&caféと名付けたのは小林さんの娘さん。笹川流れの美しい景色を見ながら、塩ソフトクリーム、そしておにぎりを頂ける素敵なcaféです。 北越後を旅する際はぜひ『salt&café 笹川流れ塩工房』に訪れてみてくださいね! salt&café 笹川流れ塩工房▶http://www.isosio.com/ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」では、こちらの『笹川流れの塩』をプレゼントいたします。 この塩で、枝豆やアスパラを茹たり、おにぎりを握ったら、気分はもう北越後を旅しているかのように感じていただけるかもしれません!? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。

2021年06月11日

【菊水140周年】まるで果物!?新発田のブランド野菜をご紹介

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 140周年キャンペーンコラムをご覧いただきましてありがとうございます。 今回は只今開催中の「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」でご用意するプレゼントの1つ、「北越後新発田産アスパラガス」の魅力を、たっぷり皆様にお届けします。ぜひ最後までご覧くださいませ。 田園風景の中、車を走らせて 菊水酒造の本社がある新発田市島潟から、長い田んぼ道を10分ほど走らせると「北越後新発田産アスパラガス」を育てるハウスがあります。 相沢さんとのご縁 ここでアスパラガスを育てているのが、この方、相沢久明さんです。 写真をご覧になって「あれ?」と思った方もいらっしゃるのでは? 実は相沢さんは、(有)共生の大地にいがた21の代表取締役で、菊水の酒造りに欠かせない「酒米菊水」の生産者でいらっしゃいます。菊水の田んぼで毎年行っている「田植え」や「収穫祭」イベントでは、参加者の皆さんに作業手順をレクチャーしていただいています。相沢さんは、菊水と深いご縁があるお方なのです。 ↑2019年5月の田植えイベントの様子 ※2020年、2021年はコロナウイルス感染拡大防止のためイベントは中止となりました なぜアスパラを育てる? 長年、新発田地区で米づくりに取り組んできた相沢さんが、新たな挑戦として、3年前から栽培を始めたのが「アスパラガス」です。 米づくりのプロの相沢さんがアスパラガスをつくり始めたのは3年前のこと。新発田のアスパラガスは県内一の生産量を誇り、「太い、甘い、柔らかい」が人気の新発田のブランド野菜です。 旬の5月には、市内のあちこちの飲食店でアスパラガスを使ったメニューを味わうことができます。 勉強の毎日 農業歴45年の相沢さんも、アスパラガスつくりを始めたころは、学ぶことばかりだったとか。20年以上かけてブランドを育んできた先輩農家の皆さんにアドバイスをいただきながら、みんなで勉強する毎日だったそう。 作り手としての信念 そんな相沢さんたちが農業を行う上で常に大切にしている言葉があるそうです。それは「命は食べ物からいただいている」という言葉。 「自分たちが育てた野菜や米が命に繋がるので、常に良い品質を求めながら育てています。」食べてくれた人の幸せに思いを寄せるように、ほほ笑む相沢さん。温かいまなざしの中に、作り手の強い信念を感じました。 農薬や化学肥料を極力抑えて、大切に育てられたアスパラガスは、もちろん味も格別で、驚くほど柔らかく、甘くてジューシー、旨味たっぷりです。初夏になると、直接お取り寄せの電話が来るほど、人気の商品なんだとか。 アスパラのおススメの食べ方は? 皆さんは、どのようにして召し上がるのがお好きですか? お湯で湯がいて、ソースをディップ?それとも、お弁当の定番、アスパラガスのベーコン巻き? 相沢さんおススメの食べ方は、ずばりオーブンで丸々1本焼いて醤油マヨ! だそうです。太いと固くなるイメージがあるアスパラガスですが、新発田産のものは、太くても柔らかく、甘いことでも有名です。 聞いたら試さずにはいられない筆者。早速、その日の夕飯に、丸々1本焼いて豪快にかぶりついてみました!もちろんおススメの醤油マヨで! 食べる前から、食欲を掻き立てるアスパラガスのあま~い香りが部屋の中に広がります。 まずは何もつけずに一口。噛んだ瞬間、アスパラガスの甘味と旨味が口の中にジュワっと、広がります。まるで果物にかぶりついたように甘く、あまりのジューシーさに「あれ?私は野菜を食べているんだよな?」となったほど。 さて、お次は醤油マヨで!とアスパラガスを箸でつかんだところ、重みに耐えきれなかったのか、「ぽきっ!」と折れてしまいました。 あ~あと思ったのも束の間、箸を伝って滴る水分にびっくり…。それほど、新発田産のアスパラはジューシーなのです。 ↑思わず写真に撮ってしまいました。 醤油マヨソースも格別で、香ばしい醤油の香りが鼻に広がり、アスパラガスと合わさって甘じょっぱい味わいに。マヨネーズ効果で、まろやかになって、もはや箸を持つ手が止まりません。 相沢さん、ごちそうさまでした!! 美味しいだけでなく、疲労回復効果があると言われる「アスパラギン酸」やカロテンなどの「ビタミン」も多く含むアスパラガス。これからの時期、ぜひ皆さんに召し上がっていただきたい北越後の自慢の特産品です! 只今、菊水では、創業140周年の感謝の気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」を実施しています。 今回ご紹介した「北越後のマリアージュ」をお楽しみいただけるチャンスです♪ 応募締め切りは6月30日23:59までです。皆様ぜひこの機会にご応募ください♪ 最後までお読みいただきありがとうございました。 次回の更新もお楽しみに! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。 ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「”北越後の旅”気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年05月28日

【菊水140周年】モノ・コトづくりを極める

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 いつもご覧いただきましてありがとうございます。 第五弾は、”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン賞品、「ふなぐち菊水一番しぼり500mlアルミ缶」と「菊水の辛口500mlアルミ缶」の魅力を皆様にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください♪ 多くの人が虜になった味「ふなぐち菊水一番しぼり」 今でこそ「コンビニ最強酒」の愛称で、皆様に親しまれている「ふなぐち菊水一番しぼり」ですが、かつては、蔵を訪れた方だけに振る舞われる「特別なお酒」だったのです。 その旨さは、噂を聞きつけて蔵を来る人たちが途絶えなかったほど、多くの人々を夢中にさせる味わいでした。 加熱を一切行わない、デリケートな生酒を商品化することは、簡単なことではありませんでしたが、3年に渡る試行錯誤の結果、1972年に日本初のアルミ缶入り生原酒として「ふなぐち菊水一番しぼり」が誕生しました。 「もっと多くの人に、このお酒の旨さを味わっていただきたい。」このただ一つの思いが、商品化への原動力となったのです。 その後、黄色いアルミ缶に入った「ふなぐち菊水一番しぼり」は、おかげさまで、2017年11月に累計出荷数量3億本を突破し、国内では「コンビニ最強酒」の愛称で親しまれ、海外では「缶の見た目がcool!」と多くの人たちに愛されています。   辛口ブームの先駆けとして誕生「菊水の辛口」 1980年代の淡麗辛口ブームの先駆けとして、1978年に発売された日本酒が「菊水の辛口」です。 甘口全盛期の時代に、菊水は急速な食生活の多様化を見据えて、今後求められるであろう味わいの開発に着手します。冴えた辛口の中に、しっかりとした旨味があり、どんな味わいの料理も引き立てる飲み飽きしない食中酒「菊水の辛口」は、構想から3年の月日を経て誕生しました。 写真は歴代の菊水の辛口達。2020年3月には、おいしさの特徴とこだわりの製法をお客様にわかりやすくお伝えするため、商品パッケージデザインを菊水独自の表現「新香味封」「非加熱充填」表記にリニューアルしました。 新鮮な香味を封じ込めている商品の特徴を「新香味」+「封」と表現し、蔵出しのフレッシュ感、軽快さと熟成による旨みがのった豊かな風味が味わえることを表しました。 いろいろな容器で楽しむ 生活の多様化が進む今、皆様のあらゆる日常に菊水が寄り沿い続けられるように、菊水商品は姿や形を変え、「美味しいモノ(商品)」「楽しいコト(シーン)」を提供しています。 その中でも、2019年3月に発売された「ふなぐち菊水一番しぼり500ml」は、小売・流通業界の経営・販促に関するニュース情報を発信する「ダイヤモンド・リテイルメディア」において「2019年の春夏新商品のヒットランキング清酒部門」で栄えある第一位に選ばれました。 2020年10月には新商品「菊水の辛口 500ml」が発売され、今後も伸び続ける商品としてアルミ缶ボトルは業界内で注目を集めています。日本酒の味わいを長くキープできるところや、容器の便利さから、幅広いお客様にご支持をいただいています。   500mlアルミボトル缶の魅力をおさらい 日常遣いやアウトドアの相棒としても、500mlアルミボトル缶はおススメです。 ①おいしさキープ! アルミ缶は日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトする優れもの。酒の劣化を防いで、おいしさと風味をキープします。明日の晩酌時間も、しっかりおいしいフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。 ②便利な容器 500ml缶は、リキャップできるボトル型の容器のため、保存や持ち運びがしやすいことが特徴です。瓶よりも軽く、買い物やお片付けもラクチンに♪ ③環境保護へ貢献 キャップと本体はともにアルミ製。何度でも生まれ変わることができるアルミ缶は、ごみの削減にもつながります。また、瓶に比べて軽量のため、輸送時の温室効果ガスの排出も抑制され、持続可能な社会に貢献します。 お酒に何を合わせる? 皆さんは、日本酒にどんな「おつまみ」を合わせますか?魚介系やお肉系、あっさりしたお漬物?季節の旬の食材などなど。そのマリアージュの可能性は無限大です。 只今、菊水では、創業140周年の感謝の気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」を実施しています。キャンペーン賞品「”北越後の旅”気分BOX」では、北越後産の美味しい食材や菊水の日本酒が抽選で140名様に当たります! 菊水おススメの「北越後のマリアージュ」をお楽しみいただけるチャンスです♪皆様ぜひこの機会にご応募ください♪ 最後までお読みいただきありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。 ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「"北越後の旅"気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年05月14日

【菊水140周年】魅力をどどーんとご紹介!

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 第四弾は、”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン賞品、「”北越後の旅”気分BOX」と「菊水オリジナルマスク」の魅力を皆様にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください♪ そもそも北越後って? 菊水が根ざす新発田市は、新潟県北部に位置しています。少し車を走らせれば、周りには山と川、海があり、それらは四季によって表情を変え、常に私たちを楽しませてくれます。 私たちは、菊水を取り巻く周り環境や風土を、親しみを込めて「北越後」と呼んでいます。 キャンペーンが始まる 今年で創業140周年を迎えた菊水。お客様へ日頃の感謝の気持ちをお伝えするべく、4月1日より「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」が始まりました。 キャンペーンコンセプト「北越後の旅気分」とは? 巷では、コンビニ最強酒という愛称で親しまれる、日本初のアルミ缶入り生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」。 アルミ缶容器は、日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトし、しぼりたての味わいをキープします。毎日の晩酌はもちろん、軽量で持ち運びもしやすいため、旅行や山登りといったアウトドアまで、いつでもどんな場所でも楽しめるお酒として皆様に愛されています。 実際に「ふなぐち」をお召し上がりになられたお客様からは、次のような嬉しいお言葉も届いています。 ・「昔、社員旅行のバスで飲みました。」 ・「夫婦で新潟旅行をした時に初めて飲みました。」 ・「スキー旅行で飲んでからハマり、飲むたびにあの日を思い出します。」 皆様の旅のおとも、楽しかった思い出のおともに私たちの商品が選ばれていること、大変嬉しく思います。 実家への帰省や旅行が気軽にできなくなった今、あの時の楽しかった日を思い出していただきたい、少しでも北越後を旅した気分、帰省した気分を味わっていただきたい。 その思いをもとに今回の「"北越後の旅”気分BOX」が生まれました。 気になる「"北越後の旅"気分BOX」の中身は? 北越後の名産品、10品を詰め合わせたボックスです。 こちら、創業140周年ということで140名様にプレゼントいたします! 菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ①ふなぐち菊水一番しぼり 500ml缶 ずっとおいしく、もっとべんりに。「ふなぐち菊水一番しぼり 500ml缶」は、リキャップできるボトル型。 開封後も保存や持ち運びがしやすく、明日のふなぐちも、しっかりおいしいフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。 ②菊水の辛口 500ml缶 「菊水の辛口 500ml缶」は、昨年10月に発売された新商品。 アルミ缶容器で、日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトし、冴えた辛さとキレの良さ、そして豊かな旨味が続きます。 ③北越後新発田産コシヒカリ 2キロ 「どうしたらしたら美味しくなるか。どうすれば農薬を減らせるか。」 美味しい味わいはもちろん、安心安全を追求する「㈱そうえん」様が育てた新潟県新発田産コシヒカリです。 優れた水質を持つ新発田の加治川水系に位置する水田で、丹精込めて栽培されます。 ④北越後新発田産アスパラガス 「太くて、甘くて柔らかい!」新発田産のアスパラガス。 「しばたのアスパラくん」という、ゆるキャラがいるくらい、新発田のアスパラは美味しくて人気です。 ⑤菊水農園産枝豆 菊水が所有する農園で、社員達が愛情を込めて育てた枝豆を皆様にお届けします。 枝豆作付面積第一位の新潟県。ザル一杯の枝豆が食卓に並ぶのは、新潟の夏の風物詩とも言えます。 ⑥北越後胎内産ハム ポークあらびきウインナー 30年以上にわたり、ドイツの伝統製法にこだわって作り続けられるウインナー。 皮パリッ。肉汁じゅわ~。音、香り、味わいetc…。新潟県民に愛され続ける大人気商品です。 ⑦北越後 笹川流れの塩 新潟県村上市にある絶景「笹川流れ」。そこで採れた海水だけを使用し、昔ながらの製法で作られる、手作りの国産塩です。 自然の恵みがたっぷり詰まった、絶品お塩です。 ⑧月岡温泉の入浴剤 月岡の湯 新発田にある温泉街「月岡温泉」の湯は、まるで新緑を思わせるようなエメラルドグリーン色。 温泉で過ごした「特別な時間」をプレゼントできる「月岡の湯」は、お土産としても大人気です。 ⑨菊水オリジナル絵葉書 菊水酒造5代目蔵元、髙澤大介が撮影した「北越後の風景」を収めた絵葉書。 北越後の自然豊かで情緒あふれる四季の移ろいを感じていただければ幸いです。 ⑩蕗谷虹児クリアファイルA4 新発田出身の「蕗谷虹児」が描いた「花嫁」。使いやすいA4サイズのクリアファイルは蕗谷虹児記念館でしか手に入らないレアな一品。 美しい花嫁の姿に視線が集まること間違いなし。 ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 ちなみに…抽選で1,000名様に当たる!ダブルチャンス賞もあります! 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。 カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。 月岡の湯で身も心も極楽になった後は、北越後の食材を味わいながら、菊水で一献。 過去に旅した北越後の風景や、これから訪れる北越後の風景に思いを馳せながら、絵葉書を眺める。 おうちにいながら、まるで北越後に来たかのような「特別な時間」を皆様が過ごせますように。 最後までお読みいただきありがとうございました!

2021年05月10日

【菊水140周年】新潟県民も大好き!酒蔵が〇〇をつくる!?Part1

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 第三弾は「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」賞品「菊水農園産枝豆」の「生育奮闘記 Part1」を皆様にご紹介します。 新潟の隠れ名産品? 皆さん、新潟の特産品と言えば、何を思い浮かべますか? 「お米」「日本酒」「米菓」「ル・レクチェ」「越後姫」「笹団子」…といったところでしょうか? 今回、キャンペーン賞品としてお届けする「枝豆」。実は新潟県民が愛してやまない、隠れ?名産品なのです! 枝豆年間消費量は日本一。全国平均の3倍にもあたります。 そして、そして。作付面積も日本一。こちらは、全国の約12%に相当します。 ところがどっこい!出荷量は全国で5位なのです。 これは、作った枝豆のほとんどが新潟県内で消費されてしまうことを表しています。 県内の枝豆をほぼ消費してしまう新潟県民。その新潟県民達が愛する北越後産の美味しい枝豆を、皆様にもぜひ味わっていただきたい!この思いを胸に、140周年の感謝の気持ちをお届けするべく、菊水社員が立ち上がりました。 いざ開始! 4月下旬、晴れた青空の中、枝豆プロジェクトが始動しました。 菊水がある場所から車で10分。こちらが今回の舞台になります。 以前は大豆を育てていたこちらの畑で、今年は菊水社員達が枝豆づくりに挑みます。 初めが肝心、耕す作業 最初は、トラックターを使って土を耕す作業から。 土をほぐすことはもちろん、攪拌することで土の中に空気を含ませ、微生物たちの活動を活発化させます。 その後、枝豆の栄養となる肥料を畑に撒き、トラックターを使ってもう一度耕します。この作業により、土の中全体を均一化させます。 畝づくり 土台ができたら、お次は畝(うね)をつくります。 畝づくりでは、木の棒に紐を括り付けた「秘密兵器」を使います。この秘密兵器を使うことで、畝同士の間隔を一定に保ちながら、綺麗な直線の畝をつくることができます。 ピーンと張ったひもの上をみんなでフミフミしながら、行進。こちらが畝づくりの目印となるのです。 皆でつくった目印の上を、畝立て機が進むことで、両側に土が盛られ、畝がつくられていきます。その後、鍬やとんぼを使って、畝の形を綺麗に整えていきます。 畝ができたらお次は? ようやく、種植えに取り掛かります。枝豆は種から育てる方法と、苗から育てる方法がありますが、今回は畑への定着率が高い、種植えを行いました。 今回作る枝豆は「おつな姫」という品種で、新潟の夏の銘品としても有名です。茶豆のような良い香りと甘み、コクが深くてふっくらとした味わいが人気の秘密です。収穫量も良く、比較的丈夫な品種のため、初心者にとっても育てやすいと言われています。 作った畝に等間隔で穴を空け、3粒ずつ枝豆の種を撒き、その上に土を軽くかぶせます。 みんなで協力して、手際よく作業を進めていきます。 元気な芽が出ますように。一つ一つ思いを込めて、大切に植えました。   最後までお読みいただきありがとうございました! 次の記事「生育奮闘記 Part2」では、引き続き、枝豆生育状況と菊水社員達の奮闘記をお届けします。次回もぜひご覧くださいね! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。   ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「"北越後の旅"気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。