北越後だより

2021年07月08日

賞品に見る北越後の豊かさ|新発田テロワール

北越後、とは。 あらためて「豊かな地」なのだと思いました。菊水の創業百四十周年を感謝するキャンペーンの賞品を見ての思いです。プレゼントキャンペーン自体は6月末に応募を締め切っているのですが、「北越後の旅気分BOX」と銘打った賞品の品々を見て、この地の豊かさに改めて気づいた話をさせてください。 「米どころ」と枕詞付きで語られるほど、新潟は全国有数の米の美味しい地として名を馳せています。地元農協のサイトによると、コシヒカリに代表される新潟米のおいしさの理由は①豊富な雪解け水、②肥沃な大地、③適切な自然条件 の3つなのだそうです。 北越後の恵みの数々。 菊水の地 新発田市ももちろんこの3点をしっかり備えています。雪溶け水はその量の豊富さで農業用水として水田にたっぷり活用されるのみならず、山間地の山林の落ち葉が創り上げた腐葉土の養分をたくさん含んで川へ流れ出、米作りに大切な養分を含んだ肥沃な土壌を作り上げるのです。また、米の食味を左右する大きな要因は稲穂が発育・肥大する登熟期の気象条件です。この時期の最適気温は24.5℃、そして昼夜の温度差が大きいことが重要なのですが、この地の気象は条件にぴたりと当てはまるのです。これはもう新潟のお米が美味しいわ けですね。 また、この豊饒な大地が育むのは米だけではありません。農業大国新潟県の中でも、特に新発田市が県内一の出荷量を誇るのがアスパラガスです。アスパラガスは地下茎と貯蔵根に養分を蓄えた株から芽吹く野菜ですので、育つ土壌が特に重要なのだそう。新発田産アスパラガスが太く、甘く、柔らかいのは、この肥沃な地の恩恵を受けていることは想像に難くありません。余談ですが、疲労回復作用で知られる栄養素のアスパラギン酸は、アスパラガスに多く含まれていることから、この名前がついたのだそうですよ。 そして新潟の夏といえば枝豆です。新潟県人にとって枝豆は、おつまみであり、おやつでもあり、おかずでもある万能の食材なんです。おかずでもある!?そう、小鉢に品よく盛り付けるのではなく、ザルに山盛りでモリモリバクバクと食べるのが新潟県人の常識。新潟の枝豆の作付面積が全国一位(平成30年農水省統計)でありながら、全国的に新潟が枝豆の産地だと余り知られていないのは、自分たちでほとんど食べ尽くしてしまうからなのです。たくさん美味しい枝豆が採れるのも肥沃な大地の恵みに他なりません。 さて、菊水の地 新発田市を含む地域「北越後」は、その呼び名のとおり新潟県(越後)の北部に位置します。この地の東部には飯豊連峰がそびえ、そこに源を発する加治川と支流が滔々と流れ、豊かな大地が開け、国内有数の農業地帯であるのは前述のとおりです。片や北西部は日本海に面しており、白砂青松と称えられる美しい海岸が拡がっています。中でも屈指の透明度を誇るのが、海岸「笹川流れ」。 緑豊かな山を背景に、日本海の荒波の浸食によりできた奇岩・岩礁や洞窟、澄んだ青い海という豪壮な景観は、国指定の名勝及び天然記念物となっています。地元ではこの美しく清らかな海水での塩づくりも行われています。海水を何度も晒し布に通して丁寧に海のアクを取り除き、その後じっくり時間をかけて煮詰めてつくる塩は、自然の恵みを人が手間ひまをかけ凝縮させた、まさに日本海の結晶そのものといえるでしょう。 私達が自然から受け取っている有難い恩恵は食すものばかりではありません。心身に与えられる「癒し」もまた、大きな恵みのひとつですよね。菊水から車で20分ほど走ると温泉地が拡がります。 美人の湯・不老長寿の湯として親しまれている月岡温泉です。旅館や飲食店、お土産屋が立ち並び、観光客に人気の温泉街ですが、お伝えしたいのはその泉質です。弱アルカリ性で肌に優しく、硫黄の含有量も多く、美しいエメラルドグリーン色をしているのです。大正四年に開湯し、当初は湯治場として地元の人々を癒し、今もなお尽きる事なく滾々とわき出す大地の恵みです。   この様に賞品のいくつが私に語りかけてくれたのは、北越後がいかに豊かな地であるか、ということでした。山と川と平野があって、冬は寒く雪が降り、夏はしっかりと陽に照らされる、ここ北越後。雪解け水は山々を潤し緑を育む。その山林の養分を含んだ流れは河川となり大地を肥沃にし、海へと流れ込む。栄養豊富な水を求めてプランクトンが集まり海を清らかに保つ。その大いなる自然の営みの中から、人が知恵を絞り手間を惜しまず、恵みのおすそ分けを頂く。 まるでこの地は、日本という国の各地に散在している「自然の豊かさ」を全て集めて、ギュッと凝縮したような地域だということに、あらためて気づいた次第です。 「私たちは、感謝と良心を以って、大地の恵みを醸し、こころ豊かなくらしを創造します」 初代高澤節五郎が若干16歳でこの地で酒を醸すと決めて以来、百四十年ずっとこの地で大地の恵みを醸してきた菊水、自然の恵みへ感謝をし、また賜った恩恵をお客様とこの地へ還元していきたい思いを込めた、菊水の経営理念です。 これまでも、そしてこれからもずっと菊水は豊かなこの地に根差し、大いなる自然の恵みを循環させて参ります。 *菊水は今年 創業百四十周年となります。この節目に改めてご愛顧への感謝を申し上げます。そのお礼の気持ちのプレゼントキャンペーンは6月末をもって応募終了となっております。ご了承のほど宜しくお願いいたします。 ◆~菊水通信2021年夏号より~ こちらの記事は、デジタルブックでもご覧いただけます。

2021年06月25日

【菊水140周年】月岡温泉をゆったり観光♪自称日本一まずい温泉も飲んでみた

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 140周年キャンペーンコラムをご覧いただきましてありがとうございます。 今回は、新発田にある、全国でも有数の温泉地「月岡温泉」の魅力を、たっぷり皆様にご紹介いたします♪ぜひ最後までご覧くださいませ。 綺麗な湯色と嬉しい効能 エメラルドグリーンの綺麗な湯色をした月岡温泉。 月岡温泉は、国内随一の成分含有量を誇る硫黄泉としても有名で、近くには「美人の湯」という共同浴場があるほど、美肌効果が期待できる嬉しい温泉です。 自称日本一まずい温泉!? 温泉街への取材が決まった日から、皆さんにどこを紹介しようかルンルンで検索していると、気になるキーワードが…「日本一まずい温泉水」「源泉の杜」「ヤバい」「飲めなかった」 ・・・・? 月岡温泉街は菊水のある新発田市島潟から、車で20分ほどの場所にあるので、コロナ禍になる前は散歩がてら行くこともしばしばあったのですが、「日本一まずい温泉水」の存在を知らなかった筆者。 ヤバそうなキーワード達に惹かれ、最初の目的地として「源泉の杜」を目指すことに決めました。 源泉の杜に到着して、真っ先に目に入ったのはコチラの看板。 その味が原因か、あまりにも凄い効能のせいか、1日の飲用量は「90mlまで」。「15歳以下飲用不可」の文字が…。 怯むことなく、ズンズンと奥に進むと、かけ流しの源泉がお出迎え。 「え?匂い凄くない?温泉卵の匂いがする!」と驚きながらも、専用のコップに温泉水を汲み取り、おそるおそる一口いただきました。 「!!!!!!!」 美人で有名・人気者のNさんも思わず、この顔です。 Nさんの表情に怯えながらも、筆者も1口いただくと、苦みが強く、思わず眉を顰めてしまうほど、インパクトのあるお味でした…。 皆さんも、月岡温泉街に来た際はぜひチャレンジしてみてください…! お口直し? 温泉水をいただいた後は、いよいよ、月岡温泉街を散策♪ ここ最近、温泉街を中心地に、新潟ならではのものが味わえ、素敵なお土産が買えるお店が続々と誕生しています。 「歩きたくなる温泉街」がテーマの月岡温泉。私たちも新潟の味を満喫してきました♪ ■元祖月岡屋「元祖月岡まんじゅう」 温泉街を観光したら、食べずにはいられない温泉饅頭! こし餡、粒あん、白あんも美味しいですが、ぜひ卵味の「きみ餡」も召し上がってみてください♪地元の人からも昔から愛される、優しく甘い味わいです♪いくらでもいけます♪ ■新潟粉物 premiumPOWDER 米BEI「うさぎ焼」 米粉がモチモチ!味の種類もたくさんあって迷っちゃう! 冷えたままで食べても、温めて食べても美味しいです♪ 他にも、新潟のお米の新しい魅力を感じられる米粉を使ったアイテムがたくさんあります。 ■新潟菜果 premium AGRI 実MINORI「ストロベリースムージー」 スムージーのベースに安田ヨーグルトをセレクト♪フレッシュな味わいと香りで、身体も喜ぶ味わいです♪新潟産を中心とした国産フルーツや野菜を気軽に味わえるジェラートの販売もあります。 今回ご紹介したお店はもちろん、月岡温泉には新潟を満喫できる素敵なお店がたくさん♪ ぜひ、月岡温泉観光協会ホームページでチェックしてみてください♪ http://www.tsukiokaonsen.gr.jp/walk/ 美味しいモノを食べた後は… 月岡の街をブラブラ。 街景観を崩さないよう、ポストは茶色でした。 そして、突如始まった「菊水」探し(笑) ①新潟米菓 premium SENBEI 田DEN の近くに発見! 新潟自慢の米菓がテーマのお店。 せんべいの手焼き、絵付けが体験でき、世界で1つだけのオリジナルせんべいが作れます♪ ②新喜久屋 新潟の美味しいお酒を販売しています。100円で試飲もできます♪ お気に入りの一本をお土産にどうぞ♪ たくさん歩いた後は大人気スポット「足湯」へ 月岡温泉街には無料で足湯を体験できる「あしゆ湯足美(ゆたび)」があります。 時がゆっくり流れ、心地よい温度の湯。 いけない、いけない仕事中だった(汗)と頭では分かっていながらも、 「夜の幻想的なライトアップも気になるし、プライベートで来ちゃうか~」 なんて考えている筆者でした。 まるで月岡温泉に来た気分!? 只今、菊水では、創業140周年の感謝の気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」を実施しています。 A賞「”北越後の旅”気分BOX」では、ご自宅でゆっくり月岡温泉観光気分を味わっていただける、エメラルドグリーン色をした「月岡の湯」を3包プレゼント♪ 応募締め切りは6月30日23:59までです。皆様ぜひこの機会にご応募ください♪ 最後までお読みいただきありがとうございました。 次回の更新もお楽しみに! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございました。

2021年06月21日

【菊水140周年】薪で焚く 昔ながらの 塩つくり『笹川流れの塩』

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 140周年キャンペーンコラムも第7弾となりましたが この連載をご覧いただき、北越後を実際に旅しているかのように楽しんでいただけたら幸いです。 今回は「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」賞品の一つ、‟新潟で最も美しく清らか”といわれている『笹川流れ』の海水からつくられた『塩』のご紹介です。新潟北越後の海のイメージが変わるかも知れません。ぜひ最後までご覧ください。   ★日本海は薄暗い・荒波・寂しい感じ? 日本海といえば、2時間サスペンスドラマに出てくる岸壁に荒々しく当たる荒波のイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?実際寒い時期はそのイメージのままなのですが、春~夏にかけての日本海はこんな感じです。 穏やかです。そして海の色がイメージと違いませんか? ここは菊水酒造のある北越後新発田から車を走らせ約1時間、日本海沿いを北に進み、山形県に入る手前に位置する『笹川流れ』です。海鳥の鳴き声と優しい波しぶきの音が何とも心地よい場所。 澄んだ海の色と青い空のコントラストがとても美しく、大自然の美しさに魅せられ、何時間でもぼーっとしていられるような、そんな場所です。 国の名勝天然記念物に指定され、県立自然公園でもある笹川流れ、その美しい景勝地に工房を構えるのが(有)日本海企画 笹川流れ塩工房。   ★薪で焚く昔ながらの手作り海水塩 この笹川流れ塩工房で作られる塩は、その名の通り100%笹川流れの海水から出来ています。しかも、これだけ進化した世の中であっても、昔ながらの手法で何時間もかけてゆっくりと丁寧に作り上げられた塩なのです。 工房に到着すると、まず目に入ってくるのがこちらの薪↓ この薪を使って何時間も掛けて海水を焚き上げます。 じっくりじーっくりと焚き上げ、丁寧に結晶化させるのだそう。 そうすることで、えぐみのないまろやかな塩になる。 笹川流れ塩工房では、ただ海水を焚き上げるだけではなく、こんな工程を踏み塩をつくります。 ①  笹川流れの海水をポンプで汲み上げる ② 2万ℓ入るタンクに海水を寝かせ、不純物を沈殿させる ③ 平釜と呼ばれる笹川流れ塩工房特製の平らな釜に海水を流し込み、大量の薪で煮詰めていく ここで行われる手作業の『濾す』作業が、笹川流れの塩工房の塩の白さを生みだします。 漂白したの?と聞かれる程の美しい白。 手作業でさらしの布に海水を通し、何時間も掛けて、海の灰汁や石灰を丁寧に取り除くから白い塩ができるのだそう。 ④煮詰めること15時間、水面に花が咲いたような塩の結晶が浮き上がってくる ⑤さらに煮詰め結晶化され笹川流れの塩になる ⑥さらに、“ツト”と呼ばれるわら細工に塩を丸一日置き、苦汁を取り除き塩が完成する   ★美味しいかどうかはお客様が決めること こんなに丁寧に手間暇かけて“笹川流れの塩”を作っているのが有限会社日本海企画 笹川流れ塩工房 代表の小林久さん 小林さんが塩づくりを始めたのは1998年、以前は船大工をされていたそうです。 生まれた時から海が近くにあり、生まれた時の産湯は海水だったとか? 20年以上塩を作り続けてきてもなお、この手作りにこだわり続けるのは、塩を美味しくするにはこの方法が一番と自負するから。しかし「お客様に美味しいから買ってくださいとは言わない、美味しいかどうかはお客様自身が決めること」と小林さんはきっぱりと仰います。 嘘偽りなく、笹川流れの海水100%を使用し、時間を掛けて丁寧につくっているこの現場を見てもらえば ここの塩は間違いないと皆さん確信してくださる。 実際、各地からこの場所を訪れ、取り扱ってくれる業者さんも多数いるそう。 笹川流れ塩工房のにがりに惚れ込み、にがりを求め茨城から訪れる豆腐屋さんも。 小林さんの穏やかで優しく謙虚な姿勢に、この塩の素晴らしさが伝わってくるようです。   ★salt&cafe 『食べてごらん』と小林さんが差し出してくださったのがこちら↓ 塩ソフトクリーム‼ この茶色い粉のように見えるのが塩です。『藻塩』という塩で、『藻』という海藻から出来ている塩です。 このように、「藻」を海水に漬け込み焚き上げます。 ほのかに磯の香りがして、甘~いソフトクリームに塩味がきいて、美味しい!! ぜひぜひお試しいただきたい一品です。 笹川流れ塩工房の名前に「salt&café」とついているのですが、ソフトクリームや笹川流れの塩で仕上げたおにぎりなど軽食が取れます。salt&caféと名付けたのは小林さんの娘さん。笹川流れの美しい景色を見ながら、塩ソフトクリーム、そしておにぎりを頂ける素敵なcaféです。 北越後を旅する際はぜひ『salt&café 笹川流れ塩工房』に訪れてみてくださいね! salt&café 笹川流れ塩工房▶http://www.isosio.com/ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」では、こちらの『笹川流れの塩』をプレゼントいたします。 この塩で、枝豆やアスパラを茹たり、おにぎりを握ったら、気分はもう北越後を旅しているかのように感じていただけるかもしれません!? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。

2021年06月15日

日文研EYES|日本酒の愉しみ 「酒器」を選ぶ 〜近代のガラス酒器〜

陶磁器、漆器、金属や竹など、日本酒の酒器には色々な素材のものがありますね。今回は日文研収蔵の近代の「ガラス」製酒器をご紹介しましょう。 日本では、十七世紀にポルトガル人のもたらしたガラス製品の影響を受け、長崎で吹ガラスの製作がはじまりました。長崎で発達したガラスは、その後、京都・大坂へ、そして江戸へと伝播して、江戸では幾何学文様の切子ガラスが発展しました。さらに薩摩では藩の厚い保護によって、透明ガラスに紅色や藍色のガラスを被せ、幾何学文様をカットするガラス器が製造されました。このようにして近世日本においてガラスの輸入から美術的価値の高いガラス工芸が誕生するに至りました。 ガラス器にはちろりや徳利、杯など酒器も多く、当時舶来の貴重な酒であった葡萄酒や日本酒の冷酒などを愉しんでいたことが偲ばれます。ガラスという言葉は英語のGLASSが語源ですから、この語は幕末の開国後に欧米の各国と通商が行われてから使われるようになったものです。それまではガラスがビードロとかギヤマンと呼ばれていたことをご存じの方も多いことでしょう。明治時代になってからも、ビードロ、ギヤマンは広く通用していた言葉で、当時はガラスのほうがハイカラで耳慣れぬ言葉だったというのは、現代の感覚からするとなんだか不思議な感じもしますね。 ビードロ(VIDRO)はポルトガル語であり、室町時代の末期にポルトガル人が渡来して、そのものを持ってきてから日本で知られるようになった言葉です。江戸時代に編纂された類書(百科事典)である『和漢三才図絵』(正徳三年―一七一三年刊)には、「硝子」の文字を用い、これを「びいどろ」と読ませています。 ギヤマンという言葉は少し後に出てきたもので、元来はガラスを意味する言葉ではないようです。 ギヤマンはオランダ語で宝石のダイヤモンドを示す言葉ディヤマン(DIAMANT)が語源です。ダイヤモンドでガラス器の表面をひっかいて模様をつける技法を長崎のガラス工人が学び、そのガラス器をギヤマン彫りと名付けて販売したところ人気となり、長崎土産に買って帰る人も出たそうです。つまり本当は「ギヤマン彫りのビードロ」なのです。ギヤマン彫りがギヤマンと短縮され、さらにギヤマン彫りのないものまでをギヤマンと誤って呼ぶようになったものと思われます。 ビードロというと、歌麿の浮世絵「ビードロを吹く娘」の印象が強く、薄い味わいの吹きものの器のことだと考える方が多いこと、また、ギヤマンというとキラキラした直線的なカットのあるガラス器を連想しがちなのは、語感からくるイメージからなのかもしれませんね。 ガラス製品が多く生産され、人々の生活の中に入り込んでいき、明治十六年頃からカット(切子)、グラビール(摺模様)、エッチング(腐食)、サンドブラスト(砂吹付法)など西洋式のガラス工法が全国的に広がったと云われています。近代日本のガラス製品は、現代の製品と比べると科学技術の発展途上のものといえますが、当時の新しい技術を貪欲に取り入れようとする職人の気概と大らかさ、またその工程の多くが手によるものならではの、温かみまで伝わるようなノスタルジックな魅力に溢れており、多くの蒐集家を惹きつけてやみません。 日文研ではガラス製の徳利や杯の他に杯洗も収蔵しています。 杯洗とは、杯の献酬(杯のやりとり)のとき取り交わす杯を洗うために使うもので、磁器・漆器・硝子などの鉢状の器です。今では見かける事の少なくなった杯洗ですが、江戸時代の酒の席を描いた浮世絵には必ずと言ってよいほど描かれている、いわば酒宴を彩る必須アイテム的な器だったのです。神聖な酒をひとつの杯で飲みあうことによって心と心が結ばれると信じられてきた日本ならではの道具といえるでしょう。実はこの杯洗、室町時代から始まった礼法が影響しています。室町時代の故実書である「家中竹馬記」(永生八年―一五一一年)に「杯の底を捨る事は魚道とて酒を残して口の付たる処すゝぐ也」とあり、それゆえに小笠原流礼法の『食物服用之巻』には「一露のみ」、「一文字のみ」と記載されています。「一露」とは一露で飲み口を洗うことを表し、「一文字」は一文字をかける程度の量でそれを洗うという作法なのだそうです。 さて、この杯洗二つとも「本当に杯洗?」という疑問も浮かびます。高坏(食物を盛る脚つきの器)との区別が一番議論を呼ぶところですが、この胴部の深さからいって杯洗に軍配が上がりそう…。ただこれが、例えば高坏やアイスペールであったとしても杯洗に「見立て」るのは日本人の得意技でしょう。戦国時代の茶人武野紹鴎が、井戸の水をくむ時に使う釣瓶を水指として用いたことも「見立て」。茶の湯初期の頃から「見立て」のお道具は多く用いられているのですから。「見立て」とは、「物を本来のあるべき姿ではなく、別の物として見る」という物の見方をいい、本来は漢詩や和歌の技法からきた文芸の用語なのだそう。この文芸の精神であった「見立て」の心を大いに生かして、日常の生活用品を茶道具に採り入れていたのですね。茶の湯だけではありません。落語でも扇で蕎麦をすする仕草を見せたり、日本庭園は石だけで水の流れを表現したりと、日本には見立てによってイマジネーションをふくらませる文化が根付いているのです。 酒器ひとつとっても、昔から大切に使われ長い時間を経て残ってきたものは、現代の私達に様々なことを教えてくれる存在といえるでしょう。 日本酒はその魅力のひとつとして、冷酒から燗まで『幅広い温度帯で飲むことができる』という点が挙げられます。同じお酒でも、その 温度によって味わいや香りは大きく変わります。その味わいの広さをもっと楽しみたいという思いが、様々な酒器を生んできたのでしょう。酒器には「大人の遊び心」が詰められてきました。 暑い季節には、ガラス素材の透明感やカットの輝きが器を見るだけで涼を感じさせ、それを手にして口を当てればひんやり感を直に感じ、中の冷酒の味わいをもうワンランクあげてくれます。季節や好みにより食卓の彩に、そして飲む酒の温度に合わせて、注ぎ飲む器を選ぶことが出来る楽しさは、日本酒好きに与えられた特権と思うのは、酒好きの贔屓目でしょうか。 〈参考〉 日本の酒器サントリー美術館 明治大正のガラス加藤孝次工芸出版 酒史研究第1 9号酒史学会編集 和漢三才図絵日本随筆大成刊行 小笠原流公式ホームページ ■デジタルブック「菊水通信」より

2021年06月11日

【菊水140周年】まるで果物!?新発田のブランド野菜をご紹介

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 140周年キャンペーンコラムをご覧いただきましてありがとうございます。 今回は只今開催中の「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」でご用意するプレゼントの1つ、「北越後新発田産アスパラガス」の魅力を、たっぷり皆様にお届けします。ぜひ最後までご覧くださいませ。 田園風景の中、車を走らせて 菊水酒造の本社がある新発田市島潟から、長い田んぼ道を10分ほど走らせると「北越後新発田産アスパラガス」を育てるハウスがあります。 相沢さんとのご縁 ここでアスパラガスを育てているのが、この方、相沢久明さんです。 写真をご覧になって「あれ?」と思った方もいらっしゃるのでは? 実は相沢さんは、(有)共生の大地にいがた21の代表取締役で、菊水の酒造りに欠かせない「酒米菊水」の生産者でいらっしゃいます。菊水の田んぼで毎年行っている「田植え」や「収穫祭」イベントでは、参加者の皆さんに作業手順をレクチャーしていただいています。相沢さんは、菊水と深いご縁があるお方なのです。 ↑2019年5月の田植えイベントの様子 ※2020年、2021年はコロナウイルス感染拡大防止のためイベントは中止となりました なぜアスパラを育てる? 長年、新発田地区で米づくりに取り組んできた相沢さんが、新たな挑戦として、3年前から栽培を始めたのが「アスパラガス」です。 米づくりのプロの相沢さんがアスパラガスをつくり始めたのは3年前のこと。新発田のアスパラガスは県内一の生産量を誇り、「太い、甘い、柔らかい」が人気の新発田のブランド野菜です。 旬の5月には、市内のあちこちの飲食店でアスパラガスを使ったメニューを味わうことができます。 勉強の毎日 農業歴45年の相沢さんも、アスパラガスつくりを始めたころは、学ぶことばかりだったとか。20年以上かけてブランドを育んできた先輩農家の皆さんにアドバイスをいただきながら、みんなで勉強する毎日だったそう。 作り手としての信念 そんな相沢さんたちが農業を行う上で常に大切にしている言葉があるそうです。それは「命は食べ物からいただいている」という言葉。 「自分たちが育てた野菜や米が命に繋がるので、常に良い品質を求めながら育てています。」食べてくれた人の幸せに思いを寄せるように、ほほ笑む相沢さん。温かいまなざしの中に、作り手の強い信念を感じました。 農薬や化学肥料を極力抑えて、大切に育てられたアスパラガスは、もちろん味も格別で、驚くほど柔らかく、甘くてジューシー、旨味たっぷりです。初夏になると、直接お取り寄せの電話が来るほど、人気の商品なんだとか。 アスパラのおススメの食べ方は? 皆さんは、どのようにして召し上がるのがお好きですか? お湯で湯がいて、ソースをディップ?それとも、お弁当の定番、アスパラガスのベーコン巻き? 相沢さんおススメの食べ方は、ずばりオーブンで丸々1本焼いて醤油マヨ! だそうです。太いと固くなるイメージがあるアスパラガスですが、新発田産のものは、太くても柔らかく、甘いことでも有名です。 聞いたら試さずにはいられない筆者。早速、その日の夕飯に、丸々1本焼いて豪快にかぶりついてみました!もちろんおススメの醤油マヨで! 食べる前から、食欲を掻き立てるアスパラガスのあま~い香りが部屋の中に広がります。 まずは何もつけずに一口。噛んだ瞬間、アスパラガスの甘味と旨味が口の中にジュワっと、広がります。まるで果物にかぶりついたように甘く、あまりのジューシーさに「あれ?私は野菜を食べているんだよな?」となったほど。 さて、お次は醤油マヨで!とアスパラガスを箸でつかんだところ、重みに耐えきれなかったのか、「ぽきっ!」と折れてしまいました。 あ~あと思ったのも束の間、箸を伝って滴る水分にびっくり…。それほど、新発田産のアスパラはジューシーなのです。 ↑思わず写真に撮ってしまいました。 醤油マヨソースも格別で、香ばしい醤油の香りが鼻に広がり、アスパラガスと合わさって甘じょっぱい味わいに。マヨネーズ効果で、まろやかになって、もはや箸を持つ手が止まりません。 相沢さん、ごちそうさまでした!! 美味しいだけでなく、疲労回復効果があると言われる「アスパラギン酸」やカロテンなどの「ビタミン」も多く含むアスパラガス。これからの時期、ぜひ皆さんに召し上がっていただきたい北越後の自慢の特産品です! 只今、菊水では、創業140周年の感謝の気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」を実施しています。 今回ご紹介した「北越後のマリアージュ」をお楽しみいただけるチャンスです♪ 応募締め切りは6月30日23:59までです。皆様ぜひこの機会にご応募ください♪ 最後までお読みいただきありがとうございました。 次回の更新もお楽しみに! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。 ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「”北越後の旅”気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年05月28日

【菊水140周年】モノ・コトづくりを極める

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 いつもご覧いただきましてありがとうございます。 第五弾は、”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン賞品、「ふなぐち菊水一番しぼり500mlアルミ缶」と「菊水の辛口500mlアルミ缶」の魅力を皆様にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください♪ 多くの人が虜になった味「ふなぐち菊水一番しぼり」 今でこそ「コンビニ最強酒」の愛称で、皆様に親しまれている「ふなぐち菊水一番しぼり」ですが、かつては、蔵を訪れた方だけに振る舞われる「特別なお酒」だったのです。 その旨さは、噂を聞きつけて蔵を来る人たちが途絶えなかったほど、多くの人々を夢中にさせる味わいでした。 加熱を一切行わない、デリケートな生酒を商品化することは、簡単なことではありませんでしたが、3年に渡る試行錯誤の結果、1972年に日本初のアルミ缶入り生原酒として「ふなぐち菊水一番しぼり」が誕生しました。 「もっと多くの人に、このお酒の旨さを味わっていただきたい。」このただ一つの思いが、商品化への原動力となったのです。 その後、黄色いアルミ缶に入った「ふなぐち菊水一番しぼり」は、おかげさまで、2017年11月に累計出荷数量3億本を突破し、国内では「コンビニ最強酒」の愛称で親しまれ、海外では「缶の見た目がcool!」と多くの人たちに愛されています。   辛口ブームの先駆けとして誕生「菊水の辛口」 1980年代の淡麗辛口ブームの先駆けとして、1978年に発売された日本酒が「菊水の辛口」です。 甘口全盛期の時代に、菊水は急速な食生活の多様化を見据えて、今後求められるであろう味わいの開発に着手します。冴えた辛口の中に、しっかりとした旨味があり、どんな味わいの料理も引き立てる飲み飽きしない食中酒「菊水の辛口」は、構想から3年の月日を経て誕生しました。 写真は歴代の菊水の辛口達。2020年3月には、おいしさの特徴とこだわりの製法をお客様にわかりやすくお伝えするため、商品パッケージデザインを菊水独自の表現「新香味封」「非加熱充填」表記にリニューアルしました。 新鮮な香味を封じ込めている商品の特徴を「新香味」+「封」と表現し、蔵出しのフレッシュ感、軽快さと熟成による旨みがのった豊かな風味が味わえることを表しました。 いろいろな容器で楽しむ 生活の多様化が進む今、皆様のあらゆる日常に菊水が寄り沿い続けられるように、菊水商品は姿や形を変え、「美味しいモノ(商品)」「楽しいコト(シーン)」を提供しています。 その中でも、2019年3月に発売された「ふなぐち菊水一番しぼり500ml」は、小売・流通業界の経営・販促に関するニュース情報を発信する「ダイヤモンド・リテイルメディア」において「2019年の春夏新商品のヒットランキング清酒部門」で栄えある第一位に選ばれました。 2020年10月には新商品「菊水の辛口 500ml」が発売され、今後も伸び続ける商品としてアルミ缶ボトルは業界内で注目を集めています。日本酒の味わいを長くキープできるところや、容器の便利さから、幅広いお客様にご支持をいただいています。   500mlアルミボトル缶の魅力をおさらい 日常遣いやアウトドアの相棒としても、500mlアルミボトル缶はおススメです。 ①おいしさキープ! アルミ缶は日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトする優れもの。酒の劣化を防いで、おいしさと風味をキープします。明日の晩酌時間も、しっかりおいしいフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。 ②便利な容器 500ml缶は、リキャップできるボトル型の容器のため、保存や持ち運びがしやすいことが特徴です。瓶よりも軽く、買い物やお片付けもラクチンに♪ ③環境保護へ貢献 キャップと本体はともにアルミ製。何度でも生まれ変わることができるアルミ缶は、ごみの削減にもつながります。また、瓶に比べて軽量のため、輸送時の温室効果ガスの排出も抑制され、持続可能な社会に貢献します。 お酒に何を合わせる? 皆さんは、日本酒にどんな「おつまみ」を合わせますか?魚介系やお肉系、あっさりしたお漬物?季節の旬の食材などなど。そのマリアージュの可能性は無限大です。 只今、菊水では、創業140周年の感謝の気持ちを込めて「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」を実施しています。キャンペーン賞品「”北越後の旅”気分BOX」では、北越後産の美味しい食材や菊水の日本酒が抽選で140名様に当たります! 菊水おススメの「北越後のマリアージュ」をお楽しみいただけるチャンスです♪皆様ぜひこの機会にご応募ください♪ 最後までお読みいただきありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。 ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「"北越後の旅"気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年05月14日

【菊水140周年】魅力をどどーんとご紹介!

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 第四弾は、”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン賞品、「”北越後の旅”気分BOX」と「菊水オリジナルマスク」の魅力を皆様にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください♪ そもそも北越後って? 菊水が根ざす新発田市は、新潟県北部に位置しています。少し車を走らせれば、周りには山と川、海があり、それらは四季によって表情を変え、常に私たちを楽しませてくれます。 私たちは、菊水を取り巻く周り環境や風土を、親しみを込めて「北越後」と呼んでいます。 キャンペーンが始まる 今年で創業140周年を迎えた菊水。お客様へ日頃の感謝の気持ちをお伝えするべく、4月1日より「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」が始まりました。 キャンペーンコンセプト「北越後の旅気分」とは? 巷では、コンビニ最強酒という愛称で親しまれる、日本初のアルミ缶入り生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」。 アルミ缶容器は、日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトし、しぼりたての味わいをキープします。毎日の晩酌はもちろん、軽量で持ち運びもしやすいため、旅行や山登りといったアウトドアまで、いつでもどんな場所でも楽しめるお酒として皆様に愛されています。 実際に「ふなぐち」をお召し上がりになられたお客様からは、次のような嬉しいお言葉も届いています。 ・「昔、社員旅行のバスで飲みました。」 ・「夫婦で新潟旅行をした時に初めて飲みました。」 ・「スキー旅行で飲んでからハマり、飲むたびにあの日を思い出します。」 皆様の旅のおとも、楽しかった思い出のおともに私たちの商品が選ばれていること、大変嬉しく思います。 実家への帰省や旅行が気軽にできなくなった今、あの時の楽しかった日を思い出していただきたい、少しでも北越後を旅した気分、帰省した気分を味わっていただきたい。 その思いをもとに今回の「"北越後の旅”気分BOX」が生まれました。 気になる「"北越後の旅"気分BOX」の中身は? 北越後の名産品、10品を詰め合わせたボックスです。 こちら、創業140周年ということで140名様にプレゼントいたします! 菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ①ふなぐち菊水一番しぼり 500ml缶 ずっとおいしく、もっとべんりに。「ふなぐち菊水一番しぼり 500ml缶」は、リキャップできるボトル型。 開封後も保存や持ち運びがしやすく、明日のふなぐちも、しっかりおいしいフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。 ②菊水の辛口 500ml缶 「菊水の辛口 500ml缶」は、昨年10月に発売された新商品。 アルミ缶容器で、日本酒の大敵である紫外線をシャットアウトし、冴えた辛さとキレの良さ、そして豊かな旨味が続きます。 ③北越後新発田産コシヒカリ 2キロ 「どうしたらしたら美味しくなるか。どうすれば農薬を減らせるか。」 美味しい味わいはもちろん、安心安全を追求する「㈱そうえん」様が育てた新潟県新発田産コシヒカリです。 優れた水質を持つ新発田の加治川水系に位置する水田で、丹精込めて栽培されます。 ④北越後新発田産アスパラガス 「太くて、甘くて柔らかい!」新発田産のアスパラガス。 「しばたのアスパラくん」という、ゆるキャラがいるくらい、新発田のアスパラは美味しくて人気です。 ⑤菊水農園産枝豆 菊水が所有する農園で、社員達が愛情を込めて育てた枝豆を皆様にお届けします。 枝豆作付面積第一位の新潟県。ザル一杯の枝豆が食卓に並ぶのは、新潟の夏の風物詩とも言えます。 ⑥北越後胎内産ハム ポークあらびきウインナー 30年以上にわたり、ドイツの伝統製法にこだわって作り続けられるウインナー。 皮パリッ。肉汁じゅわ~。音、香り、味わいetc…。新潟県民に愛され続ける大人気商品です。 ⑦北越後 笹川流れの塩 新潟県村上市にある絶景「笹川流れ」。そこで採れた海水だけを使用し、昔ながらの製法で作られる、手作りの国産塩です。 自然の恵みがたっぷり詰まった、絶品お塩です。 ⑧月岡温泉の入浴剤 月岡の湯 新発田にある温泉街「月岡温泉」の湯は、まるで新緑を思わせるようなエメラルドグリーン色。 温泉で過ごした「特別な時間」をプレゼントできる「月岡の湯」は、お土産としても大人気です。 ⑨菊水オリジナル絵葉書 菊水酒造5代目蔵元、髙澤大介が撮影した「北越後の風景」を収めた絵葉書。 北越後の自然豊かで情緒あふれる四季の移ろいを感じていただければ幸いです。 ⑩蕗谷虹児クリアファイルA4 新発田出身の「蕗谷虹児」が描いた「花嫁」。使いやすいA4サイズのクリアファイルは蕗谷虹児記念館でしか手に入らないレアな一品。 美しい花嫁の姿に視線が集まること間違いなし。 ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 ちなみに…抽選で1,000名様に当たる!ダブルチャンス賞もあります! 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。 カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。 月岡の湯で身も心も極楽になった後は、北越後の食材を味わいながら、菊水で一献。 過去に旅した北越後の風景や、これから訪れる北越後の風景に思いを馳せながら、絵葉書を眺める。 おうちにいながら、まるで北越後に来たかのような「特別な時間」を皆様が過ごせますように。 最後までお読みいただきありがとうございました!

2021年05月10日

【菊水140周年】新潟県民も大好き!酒蔵が〇〇をつくる!?Part1

皆さんこんにちは。菊水酒造です。 第三弾は「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」賞品「菊水農園産枝豆」の「生育奮闘記 Part1」を皆様にご紹介します。 新潟の隠れ名産品? 皆さん、新潟の特産品と言えば、何を思い浮かべますか? 「お米」「日本酒」「米菓」「ル・レクチェ」「越後姫」「笹団子」…といったところでしょうか? 今回、キャンペーン賞品としてお届けする「枝豆」。実は新潟県民が愛してやまない、隠れ?名産品なのです! 枝豆年間消費量は日本一。全国平均の3倍にもあたります。 そして、そして。作付面積も日本一。こちらは、全国の約12%に相当します。 ところがどっこい!出荷量は全国で5位なのです。 これは、作った枝豆のほとんどが新潟県内で消費されてしまうことを表しています。 県内の枝豆をほぼ消費してしまう新潟県民。その新潟県民達が愛する北越後産の美味しい枝豆を、皆様にもぜひ味わっていただきたい!この思いを胸に、140周年の感謝の気持ちをお届けするべく、菊水社員が立ち上がりました。 いざ開始! 4月下旬、晴れた青空の中、枝豆プロジェクトが始動しました。 菊水がある場所から車で10分。こちらが今回の舞台になります。 以前は大豆を育てていたこちらの畑で、今年は菊水社員達が枝豆づくりに挑みます。 初めが肝心、耕す作業 最初は、トラックターを使って土を耕す作業から。 土をほぐすことはもちろん、攪拌することで土の中に空気を含ませ、微生物たちの活動を活発化させます。 その後、枝豆の栄養となる肥料を畑に撒き、トラックターを使ってもう一度耕します。この作業により、土の中全体を均一化させます。 畝づくり 土台ができたら、お次は畝(うね)をつくります。 畝づくりでは、木の棒に紐を括り付けた「秘密兵器」を使います。この秘密兵器を使うことで、畝同士の間隔を一定に保ちながら、綺麗な直線の畝をつくることができます。 ピーンと張ったひもの上をみんなでフミフミしながら、行進。こちらが畝づくりの目印となるのです。 皆でつくった目印の上を、畝立て機が進むことで、両側に土が盛られ、畝がつくられていきます。その後、鍬やとんぼを使って、畝の形を綺麗に整えていきます。 畝ができたらお次は? ようやく、種植えに取り掛かります。枝豆は種から育てる方法と、苗から育てる方法がありますが、今回は畑への定着率が高い、種植えを行いました。 今回作る枝豆は「おつな姫」という品種で、新潟の夏の銘品としても有名です。茶豆のような良い香りと甘み、コクが深くてふっくらとした味わいが人気の秘密です。収穫量も良く、比較的丈夫な品種のため、初心者にとっても育てやすいと言われています。 作った畝に等間隔で穴を空け、3粒ずつ枝豆の種を撒き、その上に土を軽くかぶせます。 みんなで協力して、手際よく作業を進めていきます。 元気な芽が出ますように。一つ一つ思いを込めて、大切に植えました。   最後までお読みいただきありがとうございました! 次の記事「生育奮闘記 Part2」では、引き続き、枝豆生育状況と菊水社員達の奮闘記をお届けします。次回もぜひご覧くださいね! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。   ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「"北越後の旅"気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年05月01日

【菊水140周年】時代を超えて愛される、新発田出身のイケメン画家「蕗谷虹児」とは?

こんにちは。菊水酒造です。 第二弾は「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」賞品の「花嫁クリアファイル」の絵を描いた「蕗谷虹児記念館」を訪れました。 菊水がある、北越後新発田を訪れた気持ちでご覧ください♪ 新発田出身の有名画家「蕗谷虹児」。皆さん、何と読むか分かりますか? 茨城県出身の私。恥ずかしながら、一発で読めませんでした…。 ただ、小さい頃は絵を描くことが好きで、1日美術館で過ごせるタイプの私。 「ふきや こうじ」記念館は、思わず仕事のことを忘れてしまうほど、とても素敵な空間でした…。 異国風の建物に視線が釘付け 新発田駅から車で6分。新発田市民文化会館の隣に「蕗谷虹児記念館」があります。 まず、入館する前に目を奪われたのが、記念館の美しい外観です。 こちらは、世田谷美術館の建設にも携わった有名な建築家、内井昭蔵氏の作品で、「記念館そのもので虹児の抒情を具現したい」と、「大正ロマン時代」と「寒いところに建つ」イメージを取り入れて建設されたロシア正教会風の建物です。1998年には、優れた公共建築物として称される「公共建築百選」にも認定されました。   建物は八角形の形をしており、天井も高く、教会を思わせるような出立です。入口のフォントが可愛いくて、思わずパシャリ。4月中旬の青空の中に建つ姿も素敵でしたが、雪が降る頃のグレーの空にもまた、建物が美しく映えておススメだそう。 「蕗谷虹児記念館」って? 今回、施設内を案内してくださった長谷川静生さん。普段は、蕗谷虹児に関する歴史や作品の調査研究をなさっています。 記念館は、1987年7月1日に新発田市で開館され、蕗谷家から寄贈された原画800余点を柱に、直筆原稿や書籍、印刷物、その他資料3,000余点ほどが収蔵されています。 一斉を風靡した蕗谷虹児 今から123年前、明治31年に新潟県新発田市に生まれた蕗谷虹児は、幼い頃から絵を好み、竹久夢二(画家・詩人)の絵を透写するなどして遊ぶ少年でした。絵の才能に恵まれた虹児。21歳には、少年時代からの憧れであった竹久夢二の紹介で「少女画報」に挿絵を描き、画家デビューを果たしました。その後も、「令女界」(密文館)や「少女倶楽部」(講談社)、川端康成と吉屋信子の小説で人気のあった「少女の友」(実業日本社)の挿絵・表紙絵を担当しました。 虹児が手がける作品の多くは、女性がモデル。 社会進出が始まった大正時代を生きる女性たちの、凛とした顔立ちが目を引きます。色気もありながら、力強い眼差しで何かを訴える女性たちは、当時多くの人の心を奪ったことでしょう。 今も根強いファンが多い「花嫁」 さて、皆さんは時代を超えて愛され続ける虹児の作品「花嫁」はご存じですか? こちらは虹児が絵だけではなく、作詞を手掛けたことでも有名です。 「絵にしたい情景は、詩と同時に思い浮かぶものだ」と虹児はよく言っていたそうです。 写真や肉眼では分かりにくいかもしれませんが、実はこの花嫁、目にうっすらと涙がにじんでおり、記念館では虫眼鏡を使って観察することができます。 新発田市では、虹児の業績を讃え、切手としても販売しています。この切手を結婚式の招待状に貼る方も多いのだとか。 https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/furusato/1997/0618_yome/index.html 「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」では、こちらの「花嫁」のクリアファイルもプレゼントいたします。使いやすい、A4サイズのファイルで、蕗谷虹児記念館のみで販売されているレアな一品です。その華やかで、目を引く上品な花嫁の姿に、みんなの視線も釘付けになること間違いなし!(?)。ぜひ、涙の跡も探してみてくださいね。 様々なタッチで描かれた作品がズラリ 他にも、記念館では虹児が手掛けた多くの作品を見ることができます。 数々の有名雑誌を飾った絵をはじめとし、パリ留学の影響を受けた作品や、国際的にも評価が高い線画、どこか懐かしさを覚える童話の挿絵など。思わず時間を忘れてしまうほど、魅力的な作品がたくさんあります。 ↓菊水蔵元4代目 髙澤英介が愛した「語らい」も展示されています(写真右下1949年作、記念館ができた1987年寄贈)。 ↓高畑勲さんが総監督を務めた「アルプスの少女 ハイジ」の参考資料にもなったとされる「アルプスの少女」。 私が心惹かれた展示はこちら「POP」の作品たち。時代は1930年頃の作品です。 つらい戦争下にあっても、その時代を生きる女性たちの姿を、美しく、そして力強く描いています。 あの有名映画監督と意外な共通点 そしてなんとビックリ。 虹児は、日本初!長編カラーアニメーション『白蛇伝』(1958年作、東映映画)の公開に先駆けて、テスト製作された短編カラーアニメ「夢見童子」を監督したそうです。 当時、虹児は作画、構成、台本、広告デザイン等、一人何役も担当したそう。長谷川さんから聞いた話によると、このプロデュース・スタイルは、のちの宮崎駿のスタイルの先駆けとなったともいわれているそうです。 すっかり、蕗谷虹児の魅力にドはまりした私。 記念館から出る前から、「また、ゆっくり来よう…!」と心に固く誓ったのでした…。 今後、皆さんも新潟に訪れる機会がありましたら、ぜひ新発田市の「蕗谷虹児記念館」を訪れてみてくださいね。 ▼蕗谷虹児記念館 https://www.city.shibata.lg.jp/shisetsu/kanko/kanko/1005062.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。 ★☆★☆★☆★キャンペーン賞品のご紹介★☆★☆★☆★ ★A賞「"北越後の旅"気分BOX」 140名 北越後の特産品を詰め合わせたボックスです。菊水のお酒はもちろん、北越後の豊かな大地で育まれたお米や野菜などなど、ご自宅でこの地に訪れたような旅気分をお届けしたい、そんな想いで組み合わせました。(写真はイメージです。内容は変更となる場合がございます。ご了承ください。) ★ダブルチャンス賞「菊水オリジナルマスク」 1,000名 日本初の元祖生原酒缶「ふなぐち菊水一番しぼり」のイラストがワンポイントの菊水オリジナルマスクです。カラーは汚れが目立ちにくいライトグレー。やさしい肌触りの2層構造、洗える布マスクです。アタッチメント付きで、ひもの長さの調整が可能です。

2021年04月23日

【菊水140周年】ドイツ伝統製法で作られた、こだわりの「ポークあらびきウインナー」に迫る

こんにちは。菊水酒造です。 このたび菊水は創業140周年を迎えることができました。 この140周年という節目の年を迎えることができますのも、日頃よりご愛飲いただきます皆様方のおかげでございます。この場を借りて改めて感謝申し上げます。 さて、こちらでは、現在開催中の「”北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」の豪華景品達の魅力や、菊水が根ざす北越後の情景をご紹介します! ぜひ、北越後を旅する感覚で、楽しんでいただけたら嬉しいです。 記念すべき第一弾は、キャンペーン賞品のひとつ北越後胎内産ハム「ポークあらびきウインナー」の製造現場を取材させていただきました! まだ桜が残る4月13日。 新潟県胎内市にある「ハナノ産業」さんにお邪魔しました。 菊水がある新発田市から、車で北上すること約30分。 緑が生い茂る山に囲まれ、綺麗な川(胎内川)が流れる場所に、今回のキャンペーン賞品「ポークあらびきウインナー」をつくる製造場があります。 製造場の近くには、胎内フィッシングパークやロイヤル胎内パークホテル、胎内スキー場があり、大人も子どもも四季を通して楽しめる施設が充実し、新潟県民に愛される観光スポットとしても有名です。 こちらの「ハナノ産業」さんは、昭和63年に創業し、主にお肉の加工製造を行っています。 ドイツ伝統製法の指導を受け継ぎ、30年以上に渡り、手作りのハム・ソーセージを作り続けています。 ドイツ伝統製法も大きな魅力の1つですが、もちろん素材にもこだわりが。 新鮮な新潟県産の豚肉だけを使い、肉の旨味がより染み込むように時間をかけて熟成させています。その後、天然スモークハウスで桜の木をいぶして、じっくり燻製を行います。 安全第一をモットーに塩や調味料はすべて天然物を選ぶというのもハナノ産業さんのこだわり。ぎりぎりまで塩分を低く押さえ、健康にも配慮したやさしい味わいに仕上げています。 ふと、工場の中を見渡すと、そこには、たくさんのお手紙と新潟県民にはおなじみのTVアナウンサーの皆さんの色紙たちが。 北越後に根差して30年、ハナノ産業さんのこだわり、やさしさが商品を通して伝わり、地域のみんなに愛されつづける企業であることを物語っていました。 さて、その気になるお味は? さっそく「ポークあらびきウインナー」を食べてみました! 従業員の皆さんに聞いたところ「ボイル」と「焼き」どちらもおススメ!とお伺いしたので、調理方法を変えて、食べ比べを楽しんでみました。 焼きの方は、写真からも伝わるように「皮パリ&ジューシー」。噛めば噛むほど肉汁が溢れ、歯ごたえもしっかり。 いぶした香りがしっかり感じられ、一昨年にキャンプ場でしたBBQを思い出しました。おいしい! 次はボイル。「あ、甘い!」思わずこぼれた言葉です。 焼きの方はジューシーさが魅力的でしたが、こちらは焼きよりも脂が甘く感じました!ソーセージ特有の皮の歯ごたえが抑えられ、スープに入れても美味しそう。 個人的には、外気分を味わいたい時は焼き。さらっと食べたいときはボイルがおススメです。 さて、ソーセージに合わせるお酒と言えば、ビールを思いつく方が多いと思いますが、今回は菊水の日本酒を合わせてみました! というのも、ソーセージ自体の香りがとてもよく、お肉の味わいがしっかりと感じられるので、日本酒の香りもより引き立たせられ、相乗効果が生まれるのでは…?と思ったからです。 ソーセージをかじり「ふなぐち菊水一番しぼり」を一口。 …はい、ビンゴ!美味しくない訳がない!!! 生原酒のふなぐちは、アルコール度数19度、旨味たっぷりの濃い味わいが特徴なのですが、お肉の味わいは消えず、口の中いっぱいにお肉の旨味が広がりました。 そしてふなぐちをまた一口。 今度は、日本酒のフルーティーな香りが口、鼻の中に広がり、心が満たされる感じ。 贅沢ってこういうことを言うんだなぁと、時間の流れをゆっくり感じながら、特別な時間を過ごしました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「“北越後の旅”気分プレゼントキャンペーン」は終了いたしました。たくさんのご応募をいただきありがとうございます。