北越後だより

2019年12月07日

酒粕を乳酸菌で発酵させた“スーパー酒粕”「さかすけ」

新潟の清酒から製造される高品質な酒粕は、栄養や機能性成分をたっぷり含んでいます。その酒粕を乳酸菌で発酵させたスーパー酒粕「さかすけ」は、ダブル発酵食品。栄養と機能性成分がアップした乳酸発酵酒粕です。毎日の食卓に加えてみませんか?   「さかすけ」とは? 乳酸菌醗酵酒粕「さかすけ」は、清酒の製造工程で生まれる醗酵食品の酒粕をさらに乳酸菌で醗酵させたダブル醗酵食品です。ヨーグルト状のテクスチャーとキリッとした酸味が特徴で、塩分はゼロなので味付けは自由自在。   乳酸菌の発酵効果で、酒粕からさらに栄養と機能性成分がアップ! お酒のアテからスイーツまで、ひとさじ加えるだけで美味しさと栄養価をプラスできます。「さかすけ」は料理にも健康にも役立つ万能な“スーパー酒粕”です。   独自の乳酸菌を使用 「さかすけ」に使われているのは、独自の乳酸菌「さかすけ菌」。この乳酸菌を用いて、特殊な製法技術で乳酸醗酵させることで、栄養・機能性成分がアップするのです。 「さかすけ菌」詳細はこちら。 新潟県酒造組合公式サイト「新潟淡麗」http://niigata-sake.or.jp/torikumi/sakasuke/   さかすけの使い方 「さかすけ」はヨーグルト状で柔らかなテクスチャーで、料理になじみやすく、手軽に使えます。しかも「さかすけ」自体は塩分ゼロで、好みの味付けを邪魔せず、素材の旨みを引き出します。 そのままでも加熱しても美味しくいただけるので、いろんな料理に応用可能。 鶏の唐揚げや豚のしょうが焼きなら、下味の調味料に加えると、冷めても柔らかくジューシーに。 ブリの照り焼きなどの焼き魚の下味に加えると臭みが消え、焼き上がりもしっとり。 きゅうりの塩もみや寄せ鍋の仕上げに加えると、味に変化が生まれアクセントになります。 乳製品の代わりにラッシーやパンケーキに加えるほか、ヨーグルトと同じようにそのまま食べても美味しくてヘルシーです。 どんな料理も美味しくヘルシーに変身させる「さかすけ」を使ったレシピは、これからも続々ご紹介していきます。どうぞご期待ください。   『スーパー酒粕 さかすけ』商品情報 [caption width="804" align="alignleft"] スーパー酒粕 さかすけ[/caption]

2019年12月07日

今も昔も皆大好き健康食品 甘酒

甘酒、ブームですね。〈飲む点滴〉と形容されることも多く、スタイル良く美しいモデルさんの「甘酒大好き!」発言もあり、なんだか最近のおしゃれなドリンクサプリのように思われる方も多いようですが、実は長い歴史を持つ日本伝統の栄養飲料なんです。   古代に始まり室町時代に普及した甘酒 江戸時代中期の図説百科事典『和漢三才図会』には、『天子醴酒(あまざけ)を神祇(じんぎ)に献じ給ふ』という記載があり、古代日本においても天皇が司る神道祭祀において醴酒(甘酒)が神にお供えされていたことが読み取れます。   室町期には、甘酒の行商が出現するほどに庶民の間にも普及してきており、江戸後期の天保年間(1831年-1845年)になると、お祭りや縁日の時に神社仏閣の境内で『甘い、甘い、あまざけ~、あまざけ~』と掛け声をかけて甘酒を販売する露天商が急増したそうです。   同じ江戸の頃の生活様式を記した古文献「守貞漫稿」には「江戸京坂では夏になると街に甘酒売りが多く出てきて甘酒を売っている。一杯四文である」と記されています。江戸幕府は庶民の健康と栄養状態の改善のため、大きな負担なく甘酒を購入できるように、甘酒の価格を最高四文として規制していたそう。甘酒が夏の季語として詠まれるようになるのもこの頃です。   歴史を紐解けば、古代から近代まで甘酒が日本人の生活に欠かせないものであった事は明白。栄養分析など出来ない時代、官民問わず多くの人の実体験として甘酒が美味しいだけでなく、栄養たっぷりで健康に良いことを知っていたのですね。少々大げさに言うなら、歴史に裏打ちされた日本伝統の栄養食品甘酒!といったところでしょうか。   紅梅色の麹あま酒 古い文献によると、甘酒には一夜酒、醴、古酒、口酒、濃酒といった呼び方・書き方があったそうですが、このほかにも甘酒の白色を富士山麓の景色になぞらえ、詩情豊かに『三国一』『白雪』といった名前もあったのだとか。売り場に並んだ甘酒たちの白い姿を見れば、さもありなんといった感じです。   白い甘酒が並ぶ中にあって、菊水の「十六穀でつくった麹あま酒」は異彩を放つほんのり赤紫色。黒大豆や小豆、もち黒米に含まれるアントシアニン(植物性色素)による色合いです。日本の伝統色名で表すと「紅梅色」でしょうか。   日本人は古来より自然と寄り添う暮らしの中で、季節の移ろいに多彩で繊細な色を見出し、その豊かな情趣を愛で、風雅で美しい名をつけてきました。 前出の紅梅色とは、早春に咲く紅梅のやや紫みのある淡い紅色のこと。ほかにも萌黄色は、春先に萌え出る若葉色。東雲色とは、夜が明け始める頃の白み始める東の空の色のこと。このように日本の伝統色名には、草花、空、陽光などが刻々と移り変わる瞬間、つまり刹那を美しいとする日本人の美意識が表現されています。 比して西洋の伝統色名には、バーミリオン、エメラルド、ウルトラマリンなど鉱物の色名が多く見受けられ、不変、つまり永久に変わることのない美にこそ価値を見出しています。伝統色名は私たちに日本と西洋の美意識の違いを教えてくれますね。   古来より日本人が親しんできた甘酒を飲むときに、私たちのDNAに組み込まれているであろう日本人ならではの美意識に目を向けてみるのもまた、一興かもしれません。   『十六穀でつくった麹あま酒』商品情報 [caption width="803" align="alignleft"] 十六穀でつくった麹あま酒[/caption]   モノとコトの融合でお酒の新たな魅力を追求する『菊水通信』ブック版はこちら。